公共施設が集中する駅周辺。街路樹が多く、道幅もゆったり
取材日はお天気のいい新緑の季節。街路樹の緑もとっても鮮やかで、歩道もゆったり広いから歩いていて快適。川崎駅前一帯は電線類が地中化され、街の景観はとてもきれい。訪れる前までに抱いていた川崎のイメージを、いい意味で拭い去ってくれる。
川崎駅前は道の両側や中央分離帯にも、街路樹が育っているため緑の多いとてもきれいな街並み。
市役所の本庁舎や税務署、郵便局などは、ほぼ川崎駅周辺に揃っているし、駅隣接のタワーには図書館もあって、仕事や学校帰りに本を借りたり返却ができる。住まいと働く場をつなぐ動線の範囲内に公共施設があるのは、暮らしていく上で重要なこと。きっと引越し直後から「便利!」って思えるはず。

緑の多い街並み
駅周辺の商業施設は地下で繋がっていて便利
JR川崎駅東口を出ると目の前には、地下街「アゼリア」に続く階段。京急川崎駅や周辺の主な商業施設は地下街でつながっているので、雨の多い時季や夏の日差しを避けたいときには地下街を利用する人が多いみたい。また、「銀柳街」という商店街はアーケードになっているので、これからの梅雨の季節には活躍しそう。

ガラスを多用した透明感のあるきれいな川崎駅東口。道路にある表示。環境に配慮したさまざまな工夫がなされている。
川崎駅の物件を探す 街の情報を見るお祭りでにぎわう有名なお寺周辺も普段は静かな住宅地
京急大師線周辺は、一軒家が建ち並ぶ住宅地。全国的にも名の知れた川崎大師は、京急川崎駅から大師線で3駅5分の「川崎大師駅」にある。
厄除祈願が有名だけれど、定期的に開催される写経会や、7月の風鈴市など、行事もいろいろ。参道にはだるまが並ぶおみやげもの屋さんや、「いらっしゃ~い!」という呼び声がにぎやかな飴屋さんが並び、観光客らしき人やご近所のお年寄りがのんびり店の前を通り過ぎる。
川崎大師の仲見世には、有名なせき止めの飴屋さんがたくさん!
「なぜ飴が有名なの?」不思議に思ってお店のおばさまに聞いてみると「昔は工場が多かったでしょ?空気が悪かったから喉にいいものをってことで飴を売り始めたのよ」とのこと。飴と工場がつながっていたなんて、ちょっと驚き。試食の飴をいただきながら、川崎が歩んできた歴史に思いを巡らしてみる。

川崎大師

川崎大師の仲見世の様子。 撮影日、観光客のほかご近所に住む子ども連れのお母さんの姿が見られました。

こちらも有名!飴を切る人形。じいっと見入っちゃいます!
川崎大師の南にある大師公園
取材当日、幼稚園の遠足の日だったらしく、川崎大師の南にある大師公園は子どものにぎやかな声であふれていた。自転車で通りすぎる人も多くて、ここが近隣住民の通り道として使われている様子もうかがえる。
大師駅近くの金山神社では奇祭として知られる「かなまら祭」を開催。普段は静かな街だけれど、神社仏閣のお祭り時には底知れぬパワーを発揮しそうで、そのギャップがおもしろい。

川崎大師の南にある大師公園。広々と緑が多くて気持ち良い!
川崎駅の物件を探す 街の情報を見るリアルキ史上、人の多さNO.1!JR川崎駅の通勤風景。
朝のJR川崎駅。まるでヌーの大群のように大勢の人が改札から吐き出され、同時に改札内に吸い込まれていく。圧倒されそうな人の多さだけれど、駅構内は天井も高く空間が広いから、ギュウギュウとした感じはしない。新幹線の駅っぽいというとイメージしやすいかも。

リアルキ史上、最強の人の多さ!撮影するために立ち止まることが憚れるほどの人人人!

西口は駅直結の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」があるほう。
将来の混雑緩和に期待
品川や横浜へ電車で10分圏内。川崎市は政令指定都市全国人口密度ランキングで、大阪市に次ぐ第2位。川崎に住んで都内に通う人が多いことから、彼らは「川崎都民」と呼ばれたりするそう。生活時間の半分は東京、半分は川崎にいる川崎住民をうまく表したことばだと思う。
今は改札が1つしかないから混雑しているけれど、2013年から北口自由通路(仮称)工事(2017年完成予定)が決定しているとか。「数年経てば混雑緩和かなぁ」なんて、ラッシュを見ながら少し期待してみる。
JR川崎駅を通るのは東海道線、京浜東北線、南武線の3路線。東海道線なら品川駅や横浜駅までなんと1駅!京急川崎駅は、京急本線と大師線の2路線があって、羽田空港までも乗り換えなしで行ける。空港にも新幹線にも近いって、暮らしはじめてから実感できる大きなプラスポイントだと思う。

京急川崎駅の様子。こちらも人がたくさん!

川崎駅周辺でよく見かけるのが「飛行機のマーク」。羽田空港まで乗り換えなしで行けるのは便利!
川崎駅の物件を探す 街の情報を見る他の交通機関はどんな感じ? 川崎の通勤バス、マイカー、自転車事情。
JR川崎駅は東口/西口どちらにもバスターミナルが整備されている。西口からは小杉方面へ、東口からは主に沿岸部の工場地帯へのバスが運行。歩くとちょっと遠いという理由で、家から川崎駅までバスを使う人も多いそう。大人200円の一律料金だから、お釣りを気にせず気軽に使えるところがいい。
バスターミナルは屋根があるのに光や緑を感じる。なぜかと思って上を見上げると、屋根が丸く抜かれ、地面に植えられた木が穴から空へニョッキリと顔を出している。行き先案内、バスを待つための整列ライン表示などもわかりやすく、機能的な上に緑化など環境のことも考えて、しっかり整備されている印象。

緑が多くて明るい雰囲気のバスターミナルには、こんな工夫がなされていました。
川崎は街なかに駐車場が多く、都内に比べると月極料金は安め。そのため駐車場付き物件も多く人気もある。大師JCTが近いので高速にもすぐ乗れるし、車を持っているメリットはかなり多そう。都心部で車を持つのはコストがかかるけれど、川崎なら・・と引越し後の生活に夢がふくらむ。
便利尽くしの川崎だけど、苦労しそうなのが自転車の駐輪場。駅前はいたるところに駐輪禁止の貼り紙があって、放置自転車撤廃に街を上げて取り組んでいる様子がひしひしと伝わってくる。駐輪代金は、2012年4月に駅近・屋根付は料金が高く、駅から遠く屋根なしは安いという新料金制度に改定されたばかり。料金が倍以上違う場合もあるので、予算と立地の両方から自分の生活スタイルに合ったものを探したい。
※2012年05月28日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。
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朝の通勤時間を過ぎると、駐輪場に「満車」表示が多くなる。
川崎駅の物件を探す 街の情報を見る更新日: / 公開日:2012.05.28










