同棲を始めるにあたって、2LDKの物件を探しているカップルは多いのではないでしょうか。2LDKは、2人で住むのであれば部屋数に困ることが少なく、同棲するカップルに人気があります。
しかし、1LDKの物件に比べて家賃が高いといったデメリットも存在します。入居後に後悔しないためにも、2LDKの物件のメリットやデメリットについて理解を深めておくことが大切です。
そこでこの記事では、同棲するための物件を探しているカップルに向けて、2LDKの間取りのメリットやデメリットについて詳しく解説します。
2LDKの物件新婚・同棲にぴったりな物件
同棲で2LDKの物件を選ぶ5つのメリット

2LDKの間取りは、2人暮らしに適した部屋数のため、多くのカップルに人気です。ここでは、同棲で2LDKの物件を選ぶメリットを5つ解説します。
1. 1人の時間を確保できる
2LDKの物件で同棲すれば、1人の時間を確保できます。これは、リビングとは別に「2部屋」あることで、それぞれプライバシーを確保できるためです。
たとえば、常に一緒の空間にいれば、ストレスを感じることもあるでしょう。そのような場合に、1人の時間を確保できる部屋があれば、気持ちの面で余裕が生まれます。
同棲生活を長く円満に続けるには、パートナーと適度な距離感を保つことが大切です。
2. お互いに迷惑をかけずに済む
部屋が2つあることで、夜勤やシフト勤務など、生活リズムのズレから生まれるストレスを抑えられるでしょう。
たとえば、次のような使い方が可能です。
パターン | 部屋A | 部屋B |
|---|---|---|
普段の使い方 | 2人の主寝室 | 収納部屋 |
寝る(起きる)時間が異なるときの使い方 | 1人の寝室 | 1人の寝室 |
普段は一緒の部屋を主寝室として使い、寝る時間や起きる時間が異なったときは、上表のように別々の部屋を寝室にすれば、お互いに気を使わなくてすみます。
自分専用の部屋があれば、たとえ生活リズムが異なっても自分のペースを保てます。お互いに干渉して意見がぶつかることが少なくなるため、良好な関係が続きやすいといえるでしょう。
3. 結婚後もしばらく住み続けられる
2LDKの物件であれば、将来子どもが生まれたとしても、子ども部屋を確保できます。そのため、結婚して子どもが生まれた後も住み続けられるのが魅力といえるでしょう。
たとえば、子どもが生まれたら1部屋に子ども用品を置いて、もう1つの部屋を家族の寝室として使用できます。
1LDKの場合だと、子どもが生まれると手狭に感じたり部屋数が足りないと感じたりすることもあるでしょう。引越しが必要となれば、その分費用や手間がかかります。
結婚後も住み続けたいという場合は、初めから2LDKの物件を検討するのもひとつの方法です。
4. 収納スペースに困らない
2LDKの間取りは、収納スペースにも困りにくいでしょう。これは、余った部屋を収納スペースとして利用できるためです。
1LDKの物件で同棲する場合、リビングと1つの部屋しかないため、物が多い人は置き場所に困るケースが発生するかもしれません。
収納棚を設置したり、レンタル倉庫を借りたりする選択肢もありますが、スペースや費用、利便性の部分で負担に感じることもあるでしょう。
しかし、2LDKであれば、1つの部屋を「収納部屋」として利用できます。そのため、荷物が多い場合は2LDKの物件の方が暮らしやすいといえるでしょう。
5. 快適にリモートワークができる
2LDKは1人1部屋を確保できるため、それぞれがリモートワークをできる環境を構築できます。2人とも在宅勤務の日があったとしても、快適に仕事ができるでしょう。
たとえば、1つの部屋を「リモートワーク用」と決めておけば、オンライン会議中に会話を聞かれることがなく、プライバシーを確保できます。
なお、お互いの部屋が離れている間取りの物件であれば、よりリモートワークに適した環境をつくることが可能です。
2LDKの物件 新婚・同棲にぴったりな物件
同棲で2LDKの物件を選ぶ3つのデメリット

2LDKの間取りには、同棲生活を快適に送りやすいメリットがある一方で、金銭面や物件数の面でデメリットも存在します。間取りを決める際はメリットだけでなく、デメリットも考慮したうえで検討しましょう。
1. 1LDKや2DKと比べると家賃が高い
2LDKの物件は、1LDKの物件よりも家賃が高い傾向にあります。これは、単純に面積が広くなることに加え、同棲など「二人以上」で住む人の需要が高いことが理由に挙げられます。
また、似たような間取りである2DKと比べても、家賃は高めに設定されています。2DKと2LDKの違いは「キッチンがある部屋の広さ」の違いです。
首都圏不動産公正取引協議会(※)によると、居室(寝室)が2部屋以上の場合、キッチンがある部屋の広さが6畳以上10畳未満の場合が「DK」、10畳以上が「LDK」に該当すると記載されています。
2LDKの物件を検討する際は、収入と家賃のバランスを考えることが大事です。
※ 首都圏不動産公正取引協議会「特定用語の使用基準」

2. エリアによっては物件が見つかりにくい
2LDKは、新婚夫婦や同棲カップルなど「2人暮らし用」で探している人が好む間取りです。一度入居すると、結婚して子育てが落ち着くまで退去しない人もいるため、空きが発生しにくいという特徴があります。
そのため、都心部など人口が多く立地のよいエリアでは、2LDKの物件をなかなか見つけられないといったケースは少なくありません。
そのような場合には、都心部から少し離れたエリアで探したり、築年数や設備の条件を緩めたりして探すことをおすすめします。
なお、LIFULL HOME’Sでは2LDKの物件を数多く取り扱っています。気になる人は下のリンクよりチェックしてみてください。
2LDKの物件
3. 光熱費が高くなりやすい
2LDKの物件は、1LDKなどの単身用物件よりも部屋が多い分、光熱費が高くなりやすい傾向にあります。
また、生活リズムがパートナーと違う場合は、電気や水道を使用するタイミングも異なります。そうなれば、自動的に使用時間が増えるので、光熱費が高くなってしまうでしょう。
同棲で2LDKの物件を選ぶ際のポイント

同棲するための部屋探しでは、希望条件についてパートナーとの話し合いが欠かせません。パートナーと話し合う際は、以下のポイントを押さえて行いましょう。
希望するエリア・間取りをあらかじめ話し合っておく
同棲する物件を選ぶ際には、お互いが希望するエリア・間取りの組み合わせについて話し合っておきましょう。特にエリアに関しては、お互いの勤務地へのアクセスがよい物件を選ぶことをおすすめします。

LIFULL HOME’S「通勤・通学時間から探す」機能
たとえば、LIFULL HOME’Sでは「通勤・通学時間から探す」という機能を使って、複数の目的地までの所要時間を設定したうえで適したエリアを絞り込むことができます。
なお、2LDKの物件で家賃の負担が大きいと感じるのであれば、1LDKや2DKの物件に目を向けることも大切です。
バス・トイレが一緒の物件はなるべく避ける
同棲の場合、トイレとお風呂が一緒の空間にある物件は避けた方が無難です。
たとえば、どちらか一方が入浴している間、もう一人はトイレに行けなくなってしまいます。この生活が続けば「トイレとお風呂が別々の物件にすればよかった」と後悔することになってしまうでしょう。
一緒に暮らすとはいえ、トイレやお風呂はプライベートな空間です。お互いが気を使わず、快適に過ごせる環境を整えることが重要です。
バス・トイレ別の物件
2つの部屋の使い道を相談する
2LDKは、リビングのほかに2つの部屋で構成された間取りです。そのため、部屋の使い道や活用方法を事前に相談しておかないと、部屋を活用できず持て余してしまうことがあります。
たとえば、使い道には次のようなパターンがあります。
| 部屋A | 部屋B |
|---|---|---|
パターン1 | 2人の寝室 | 収納部屋 |
パターン2 | 2人の寝室 | 仕事・趣味の部屋 |
パターン3 | 1人の部屋 | 1人の部屋 |
話し合った結果、部屋が1つあれば十分というケースもあるでしょう。部屋の使い道をあらかじめ2人で共有しておくと、入居後に後悔することが少ないです。
2LDKの物件 新婚・同棲にぴったりな物件
同棲における2LDKのおすすめレイアウト

一口に2LDKといっても、部屋の配置は物件ごとに異なります。ここでは、同棲を目的としたおすすめの間取りタイプをいくつか紹介します。
【ハーフリビング型】

こちらは、一般的な2LDKの間取りです。リビングの隣にある洋室は、リビングの延長のようにして使うこともできるため、開放的な空間を得られます。
一方、玄関側にある洋室はプライベートスペースにぴったりです。リモートワークの部屋としても活用しやすいでしょう。
【フルリビング型】

こちらは、ベランダ側のスペースがすべてリビング(LDK)にあてられた間取りタイプです。ベランダが南側にある場合、LDK全体が明るくなります。
また、リビングが広めに確保されているため、パートナーと一緒にいる時間を大切にしたい人に向いているといえるでしょう。
【寝室重視型】

こちらは、ベランダ側に洋室がある間取りです。洋室の日当たりや風通しに優れるため、寝室にこだわりたい人向けといえるでしょう。
また、洋室に行くにはリビングを通る必要があるため、パートナーとコミュニケーションをとりやすいのも魅力です。
【メゾネット型】

こちらの間取りは、下階と上階に部屋があるタイプです。上下階に隣接する部屋がない物件も多いため、生活音を気にせず過ごせます。
さらに、リビングと洋室が別の階に分かれているため、パブリックスペースとプライベートスペースをきっちり分けたい人におすすめの間取りです。
まとめ

2LDKの物件はプライベートな空間を確保しやすく、収納スペースに困らないなどのメリットがあります。そのため、同棲カップルに人気の高い間取りのひとつです。
しかし、1LDKや2DKなどの物件に比べると家賃が高く、物件数が少ない傾向にあるため、新築や人気エリアの物件はすぐに埋まってしまうという面もあります。
物件選びをスムーズに行うためには、希望するエリアや間取りタイプなどを事前に話し合っておくことが大切です。
LIFULL HOME’Sでは2LDKの物件を数多く取り扱っています。これから同棲を始めようと検討している人は、下のリンクより物件を探してみてください。
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