一人暮らしにあたり、家で過ごす時間を充実させたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、11畳ワンルームを例に、快適な一人暮らしのために適した広さについて解説していきます。後半では、11畳ワンルームのおすすめレイアウト方法やベッドのサイズ別レイアウト方法を紹介します。

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一人暮らしの代表的な間取りに、ワンルーム(1R)と1Kがあります。

 

ワンルームは、キッチンと部屋の間にドアや仕切りがなく、玄関から部屋の奥までがワンスペースになっています。ワンルームの特徴は、仕切りがないため部屋全体に目が行き届きやすく、開放感を得られることです。

 

一方、1Kは「1部屋+キッチン」の間取りを指し、目安としてキッチンの広さが4.5畳未満を1K、4.5畳以上ある場合は1DKや1LDKと表記します。

 

物件や住むエリアによって多少異なりますが、一人暮らしの平均的な間取りは6~7畳とされています。これを踏まえて、11畳ワンルームの特徴やメリットを見ていきましょう。

 

部屋の広さは基本的に「1畳=1.62平米」で計算されるため、6畳は「約10平米」、11畳は「約18平米」になります。

 

これを見ると、一般的な一人暮らしの部屋と比べて、11畳は余裕のある広さといえるでしょう。ただし、間取りによっては「どこからどこまでを11畳としているか」が異なるため注意が必要です。

 

また、レイアウトの方法や設置する家具の数・サイズによって狭く感じてしまうこともあります。そのため、間取りを確認するときは、生活スペースがどのくらいあるのかをしっかりと確認することが大切です。

 

11畳のワンルームはゆとりのある広さのため、レイアウトを工夫すれば、生活スペースを分けることができます。

 

たとえば、食事スペース、作業スペース、就寝スペースなどをつくることが可能です。

 

空間を分けることで生活にメリハリが生まれ、部屋で過ごす時間が長い人も快適に過ごせるでしょう。就寝スペースの仕切りにパーテーションやカーテンを用いれば、来客時にプライバシーも守れます。

 

また、11畳のワンルームであれば、2~3人掛けのソファやダブルベッド、テレビ台などを設置することもできます。

 

なお、大型家具は圧迫感が出るため、ゆとりのある部屋づくりをしたい場合は、できるだけ高さのないロータイプの家具を選ぶのがおすすめです。家具の色合いを統一することで、よりおしゃれな雰囲気が高まり、部屋に統一感が生まれます。

 

ワンルームの魅力として、1つの空間で生活のすべてが行える手軽さが挙げられます。たとえば、料理をしながらほかの作業を同時に行うなどといった場合でも動線を確保しやすいため、時間の有効活用にもつながります。

 

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ワンルームの部屋のつくりは、主に横長タイプと縦長タイプの2つがあります。

 

横長タイプは、左右で生活スペースを分けやすく、縦長タイプは玄関から窓まで奥行きがあるため部屋が広く見えるのが特徴です。

 

また、両タイプとも11畳あれば大きめの家具もレイアウトしやすくなります。ここからは、11畳ワンルームのおすすめレイアウトについて紹介します。

 

縦長タイプの部屋は、生活動線を意識したレイアウトにすることで、メリハリのある空間をつくることができます。

 

たとえば奥に窓がある部屋の場合、窓の手前にベッド、キッチン側にダイニングテーブルをレイアウトすることで、生活スペースと寝室スペースを分けることが可能です。

 

さらに、「ベッドルームは見られたくない」という人は、パーテーションやカーテンを用いることで、よりしっかりと空間を分けることができます。玄関からベッドへの視線を遮ることができるため、セキュリティ対策としてもおすすめです。


部屋の中央部にテレビとソファを設置することで、部屋全体をくつろぎスペースとして使うことができます。このレイアウトではあえてベッドは置かず、適宜出し入れできる布団やソファベッドを利用するのもいいでしょう。

 

また、壁側に沿って収納棚やワークスペースをレイアウトすれば、より開放的な印象に仕上がります。荷物の少ない人や部屋を広く見せたい人に、おすすめのレイアウトです。

 

ここからは、ベッドサイズ別のレイアウトについて紹介します。11畳はゆとりのある広さのため、大きめなベッドを配置しても、収納スペースや作業スペースをつくることができます。

 

シングルベッドの一般的なサイズは、幅約97cm×長さ約195cmです。シングルベッドなら空間にかなり余裕が生まれます。

 

2~3人掛けソファやテレビ台を置いてリビングをつくり、さらにダイニングテーブルを置いてダイニング風にレイアウトすることも可能です。くつろぎスペース、食事スペース、就寝スペースと分けることで多彩な空間に仕上がります。

 

また、ペットのゲージを置いたり、ペットコーナーをつくったりするスペースも確保できます。ペットと暮らす人は、ペットのゲージサイズをあらかじめ決めておくとレイアウトがスムーズに行えます。

 

セミダブルベッドの一般的なサイズは、幅約122cm×長さ約195cmです。シングルベッドより幅が25cm程度大きいセミダブルベッドは、一人暮らしで睡眠にこだわりたい人におすすめです。

 

セミダブルベッドを部屋の真ん中に置き、ベッドの奥にくつろぎスペースを設ければ、寝るまでの時間も有意義に過ごせるでしょう。

 

たとえば、窓側に観葉植物を置いたり、本棚や一人掛けのソファを設置したりすると、より豊かな空間を演出できます。

 

ダブルベッドの一般的なサイズは、幅約140cm×長さ約195cmです。

 

11畳あればダブルベッドを配置しても、ソファやテーブルを置くことが十分に可能です。生活スペースとリラックススペースをシェルフなどで区切れば、収納スペースを確保しながら快適な空間づくりが行えます。

 

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11畳のワンルームのレイアウトに迷ったときは、部屋でどのように過ごしたいかを考え、自身のライフスタイルに合わせて決めていくといいでしょう。

 

たとえば、「休日はゆっくりしたい」という人は、部屋の真ん中にベッドを置くことで、生活感を抑えたホテルのような空間に仕上げることができます。

 

また、窓側からベッドを離すことで、窓からの冷気を感じにくくなり、寒い季節もベッドでゆっくりと過ごすことができます。

 

「部屋を広く活用したい」という人は、あえてベッドは置かずに布団やソファベッドを採用し、余ったスペースを趣味の空間として使用するのもいいでしょう。

 

ワンルームであっても11畳の広さがあれば、こだわりのインテリアを取り入れながら理想のレイアウトを実現することができるでしょう。

 

また、過ごし方に合わせたレイアウトにすることで、暮らしの快適性が向上します。部屋での生活をより豊かな時間にするために、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

 

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