一人暮らしで洗濯物を干すとき、急な天候の変化に備えて部屋干しをする人も多いかと思います。しかし、帰宅したときに洗濯物から漂う生乾きの臭いが気になったことはないでしょうか。今回は、一人暮らしで部屋干しをするメリット・デメリットや臭いの原因、対策法についてご紹介します。
一人暮らしにぴったりな物件南向きの物件浴室乾燥機・浴室暖房機付き物件

一人暮らしの場合、突然の雨に対応できるよう部屋干しをする人もいます。一人暮らしで部屋干しをするメリット・デメリットをまとめました。

天候に左右されない

部屋干しの一番のメリットは、天候に左右されないことです。ゲリラ豪雨や雷雨からも洗濯物を守ることができます。

花粉などの有害物質が衣類に付着しない

洗濯物を外に干すと、花粉や黄砂などの有害物質が衣類に付着してしまいます。そのため、特にアレルギー体質の方には室内干しの方がおすすめです。

防犯対策になる

実は、洗濯物は情報の宝庫です。「どんな性別の人が何人で暮らしているのか」はもちろん、取り込む時間によって「家主は何時に帰ってくるのか」といった情報まで知られてしまうことも。部屋干しにすれば、このような情報を漏らさずに済みます。

洗濯物が臭くなりやすい

部屋干しをすると、閉め切った室内に洗濯物を干すことになるため、生乾きのような嫌な臭いがつきやすくなります。

居住スペースを圧迫される

一人暮らしの部屋はコンパクトな広さであることが多いため、洗濯物を干す余裕がないこともあります。干せたとしても、洗濯物に居住スペースを占拠されてしまうような状態ではゆったりくつろげません。

 

また、一人暮らし向けの物件ではベランダがない場合も多々あります。また、隣家との間隔が狭い、1階かつベランダ側の人通りが多くて干しづらいなど、条件がそろわずに洗濯物が外に干せないケースもあります。

 

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部屋干しした衣類から漂う独特の臭いは、なぜ発生するのでしょうか。主な原因を3つ紹介します。

部屋干しの洗濯物の臭いの元は、モラクセラ菌が出す排泄物です。モラクセラ菌は、温度20〜40℃、湿度60%以上の環境を好み、水分や皮脂を栄養にして増殖します。つまり、汚れが残っている濡れた洗濯物は、モラクセラ菌にとって絶好の条件が整っていることになります。

洗濯槽の裏は湿気が多く、知らず知らずのうちにカビの温床に。洗濯槽のお手入れを怠っていると、そのカビが洗濯物に移って臭いの原因になってしまいます。

部屋干しの場合、乾燥までに時間がかかります。洗濯物に水分が残ったままの状態が長く続くと、雑菌が発生・増殖し、外干しと比べて臭いが気になる傾向にあるのです。

部屋干しの臭いを防ぐために、まずは洗濯をする際に気を付けたいことをご紹介します。

一人暮らしだと洗濯物の量が少ないため、「今度でいいか」となって溜めてしまいがちです。しかし、洗濯物には人の皮脂や汚れが付いています。それらが長期間残り続けると、がんこな汚れになってしまうことも。汚れはすぐに洗ったほうが落ちやすいので、こまめに洗濯するようにしましょう。

お風呂の残り湯を使って洗濯するのは、節約術として有名な方法です。特に一人暮らしだと、「自分しか入っていないのにお湯を捨てるのはもったいない」と思う人もいるでしょう。しかし、お風呂の残り湯には雑菌が増殖しています。洗濯槽のカビの原因にもなるので、どうしても使いたい場合には入浴後すぐに使うことをおすすめします。

洗濯用洗剤のなかには、部屋干し専用のタイプもあります。雑菌の増殖を防ぎ、臭いがなるべく出ないように工夫されているので、部屋干し特有の臭いを抑えられます。

キレイに見える洗濯槽も、実はカビだらけということも珍しくありません。定期的に洗濯槽用の洗剤を使って、洗濯槽自体のお手入れをしておきましょう。最近では、洗濯をしながら洗濯槽の除菌までできる洗濯洗剤もあるので、お手入れが苦手な方は導入を検討してみてもよいでしょう。

 

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部屋干しの臭いを防ぐために、洗濯物を干す際に気を付けることをご紹介します。

洗濯が終わった衣類をそのまま放置しておくと、臭いの原因である雑菌が増殖しやすくなります。洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。

干すときには、湿気が少なく風通しのいい場所に干しましょう。窓を閉めたままのカーテンレールや壁際に干すのは、湿気がこもりやすいのでおすすめしません。また、ドライ機能のないお風呂場も同様です。

洗濯物を干すときは、洗濯物同士の間隔を空けるのが鉄則です。適度に間隔が空いた部屋干し専用のラックがあるので、それを活用するのがおすすめです。また、丈の長いものを外側、丈の短いものを内側にしてアーチ形になるように干すと乾きが早くなります。ラックは使わないときには畳めるものも多く、外出する際に干すようにすれば圧迫感もありません。

風通しがあまりよくないお部屋の場合、エアコンの除湿機能やサーキュレーターを活用して空気を循環させましょう。また、温風で衣類を乾かす衣類乾燥機を使うことも効果的です。

一人暮らしでよく部屋干しをする人は、どのような条件の物件を選べばいいのでしょうか。チェックしておきたい条件をまとめました。

部屋干しをしやすい物件の条件

  • 南向きで日当たりがいい
  • 窓の多い角部屋で風通しがいい
  • 浴室乾燥機が付いている
  • エアコン下や窓際に物干し竿が付いている

日当たりと風通しのよさといった立地による要素が大きいものの、最近では部屋干しの需要に応えて浴室乾燥機が付いていたり、室内に物干し竿が備え付けられていたりする物件もあります。物件探しや内見の際にぜひチェックしてみてください。

 

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一人暮らしで洗濯物を室内干しするメリット・デメリットは?

一人暮らしで洗濯物を室内に干すメリットは、天候に左右されない、花粉などの有害物質が付かない、洗濯物から住人の様子を詮索されないなどが挙げられます。一方デメリットは、洗濯物が臭くなること、居住スペースが圧迫されることなどです。詳しくは「一人暮らしで部屋干しをするメリット・デメリット」をご覧ください。

室内干しすると気になる生乾き臭の原因とは?

洗濯物に残留した汚れや洗濯槽のカビによって、雑菌が増殖してしまうことが主な原因です。詳しくは「部屋干しの臭いの原因とは?」をご覧ください。

室内干しの嫌な臭いを防ぐ洗濯のコツは?

こまめに洗濯をすること、室内干し専用の洗濯洗剤を使うことなどで対策できます。詳しくは「一人暮らしで部屋干しの臭いを防ぐコツ〜洗濯編〜」をご覧ください。

室内干しの嫌な臭いを防ぐ干し方のコツは?

洗濯が終わったらすぐに干し、室内干し専用のラックなどを使いましょう。エアコンやサーキュレーター、衣類乾燥機を併用するとより効果的です。詳しくは「一人暮らしで部屋干しの臭いを防ぐコツ〜干し方編〜」をご覧ください。

部屋干しに向いている物件の条件は?

通気性が良く、日当たりの良い物件が向いています。浴室乾燥機や室内用の物干しがついている物件もよいでしょう。詳しくは「部屋干しをしやすい物件の条件は?」をご覧ください。

 

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