シンプルな部屋づくりを行うコツ

 

まずは、シンプルな部屋づくりをするための4つのコツを押さえておきましょう。

インテリアは白ベースがおすすめ

 

シンプルな部屋づくりでは、インテリアのベースとなる色を白系でまとめるのがコツです。

 

白×ベージュ、白×ブラウン、白×グレーというように、白とナチュラルカラーやモノトーンの2色程度に抑えると、清潔感があって洗練された雰囲気をつくることができます。

 

ただし、これだけでは寂しい印象を与えてしまう場合があるので、アクセントカラーを1色プラスすると、おしゃれであたたかみのある空間に仕上げることができます。

装飾が少ない家具を選ぶ

 

家具のデザインをシンプルにするだけで、部屋の印象は変わります。ソファや収納棚、テーブルなど部屋の中で目立つ家具はできるだけ装飾がなく、すっきりしたフォルムのものを選びましょう。

部屋のサイズに合う家具を選ぶ

 

家具を購入する際は、部屋の広さに対する家具のサイズや数のバランスが重要です。収納が足りないからとむやみに買い足すと、雑然とした部屋になってしまう可能性があります。

 

購入時には適切なサイズと数を見極め、できる限りコンパクトにまとめることを意識するといいでしょう。

不要なものは置かないのが基本

 

シンプルな部屋づくりでは、必要以上に家具を増やさず、不要なものをできるだけ排除して空間にゆとりを持たせることが大切です。

 

そのためには断捨離が必要なケースもあります。物自体を減らすとともに、長い間使用していない家具があれば、処分する選択も検討しましょう。

シンプルな部屋におすすめの収納

 

これまで紹介してきたように、シンプルな部屋づくりを目指すなら、荷物の量はできるだけ少なくするのがコツです。収納に収まるだけのアイテムを厳選することで、いつでもすっきり片づいた状態を保ちやすくなります。

 

ここでは、代表的な収納の種類を3つ紹介します。

オープンラック

 

オープンラックとは、扉がない収納棚のことです。置いたものを取り出しやすく、抜け感があるため、狭い部屋でもすっきりと見えるのが特徴です。

 

オープンラックはいわゆる「見せる収納」になるため、趣味のコレクションやおしゃれな雑貨を飾れば、自分らしい部屋づくりを楽しめます。また、ショップのようにおしゃれな印象を与えることもできます。

キャビネット

 

キャビネットとは扉が付いた収納のことです。中が見えないタイプを選べば、多少ものを多めに詰め込んでも、見た目はすっきり片づいて見えます。

 

ただし、あまり背の高いタイプを選ぶと、部屋の広さによっては圧迫感が出てしまう可能性があります。開放感を重視する際は背が低く、白やアイボリーなどの軽やかな色をセレクトするのがポイントです。

ハンガーラック

 

クローゼットがない部屋であれば、衣類や小物をかけられるハンガーラックもおすすめです。

 

木製やアイアン製を選ぶと、おしゃれな雰囲気を演出でき、見せる収納としても楽しめます。簡単に移動できるので、部屋に合わせてレイアウトしやすい点もメリットです。

 

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具体的なレイアウトのポイントを紹介

 

同じ間取りでも、家具をどのように配置するかによって部屋の印象は大きく変わります。ここでは、レイアウトの参考になるアイデアをいくつか見ていきましょう。

家具をL字に配置する

 

部屋をできるだけ広く使いたいという人は、家具を壁に沿って並べ、ベッドを部屋の奥にレイアウトするL字の配置がおすすめです。こうすることで、部屋の手前側にまとまった空間を取りやすくなります。

 

正方形の部屋であればコの字型に配置するのもいいでしょう。部屋の中央にくつろげるスペースを確保できます。

家具を両サイドに配置する

 

部屋の両サイドの壁に沿って家具を配置すると、真ん中にスペースができます。部屋の入り口から見たときに、部屋の奥に向かって視線が抜けるので、広く感じられるようになります。

大きな家具を部屋の中心に持ってくる

 

部屋が広めの場合は、収納を部屋の中心に持ってきて間仕切り代わりにするのもひとつのアイデアです。

 

空間を緩やかに仕切ることで「手前は食事やワークスペース」「奥は就寝スペース」にするなど、ワンルームの部屋でも手軽にゾーニングできます。

シンプルで生活しやすい物件の特徴

 

借りる物件の間取りや部屋の形によって、シンプルな部屋づくりがしやすいかどうかがある程度決まります。ここでは、シンプルな部屋を実現しやすい物件の特徴を確認しておきましょう。

スタンダードな形状の物件を選ぶ

 

一人暮らし向けの物件の中には、三角形や台形など特殊な形状の物件もあります。個性的でおしゃれな空間づくりができる一方、シンプルにまとめづらい側面があります。

 

シンプルな部屋づくりを目指すのであれば、部屋の形状も正方形や長方形といったスタンダードなタイプを選んだ方が好みの空間を実現しやすいでしょう。

収納スペースが多い物件を選ぶ

 

すっきりと片づいた部屋を目指すなら、備え付けの収納スペースが多い物件を選ぶのがポイントです。収納スペースが十分にあれば、収納家具を設置する必要がないため、広々と部屋を使えます。

 

一般的に、間取り図の居室面積には収納の面積は含まれていません。そのため、同じ畳数の部屋でも収納スペースがない場合は、収納家具を置く場所を確保する分、部屋が狭くなってしまいます。

 

部屋探しに慣れていない場合、間取り図を見たときに畳数や平米数にばかり意識が向いてしまいがちですが、収納スペースの有無や広さも忘れずにチェックしましょう。

 

また、間取り図では収納の大きさや扉の向きまでは正確に分からないため、内見時に細かな点を確認することも大切です。

家具・家電付きの物件を選ぶのもひとつの手

 

「できるだけ物を持ちたくない」という人は、家具・家電が備え付けられている物件を選ぶ方法もあります。

 

生活に必要な家具・家電がひと通りそろっていれば、用意する手間やコストを省け、引越しの際も身軽に移動できます。

 

ただし、メーカーやデザインなどは選べないため、自分好みのインテリアでまとめたい人には向いていません。

 

また、家具・家電付きの物件は、一般的な物件よりも家賃が高く設定される傾向にあります。長期間借りるのであれば、普通の物件を選んで自分で家具を買いそろえる方がコストを抑えられます。

 

それでも「急に引越しが決まった」「ルームシェアや同棲など、二人暮らしをお試し感覚で始めたい」という人には便利です。

 

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記事のおさらい

シンプルな部屋づくりのコツは？

 

できるだけ余計なものは置かず、ものを減らすのが基本となります。そのうえで、「インテリアや家具は白ベースでまとめる」「背の高い家具は置かない」といった点を意識してコーディネートするのがポイントです。

シンプルな家具レイアウトのポイントは？

 

「L字に配置する」「両サイドの壁に沿って配置する」といったレイアウトが基本です。部屋が広い場合はあえて中央に収納棚を置いて空間を仕切ると、食事と就寝スペースをしっかり分けられて、それぞれのスペースで過ごしやすくなります。

 

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