一人暮らしの場合、高い防犯意識を持つことが大切です。特に女性は男性よりも被害に遭いやすいため、住む場所にも気をつけなければなりません。今回は、一人暮らしの女性が意識したい防犯対策について、おすすめの防犯グッズや物件選びのポイントなどを紹介します。
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女性の一人暮らしに防犯対策が必要な理由

一人暮らしの女性が狙われる事件を、ニュースなどで耳にしたこともあるかと思います。警視庁が発表した2022年版の「東京の犯罪」によると、ひったくりの被害者の6割以上が女性で、強制わいせつなどの性犯罪の発生場所にはマンションなどの共用部分も含まれていました。
女性は男性よりも力が弱く、犯罪に遭う可能性も高いため、特に女性の一人暮らしの場合は高い防犯意識を持つことが重要です。
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一人暮らしの女性が知っておきたい侵入経路になりやすい場所

空き巣や夜間の就寝時を狙う侵入窃盗では、住居のどこから侵入されるのでしょうか。先ほど紹介した警視庁のデータでは、下記のような結果となっています。
1位 | 出入り口 | 57.1% |
|---|---|---|
2位 | 窓(居室) | 18.4% |
2位 | 窓(ベランダ・縁側) | 18.4% |
4位 | 窓(居室やベランダ以外の窓) | 5.6% |
もっとも多いのが出入り口で、無施錠や鍵のこじあけなどによって玄関から侵入されてしまいます。また、窓やベランダから侵入されるケースもあります。
物件選びの際には、住居の出入り口や窓の状態を確認するとともに、共用部分のセキュリティ状況がどうなっているのか、よく見極める必要があるといえるでしょう。
一人暮らしの女性におすすめの防犯グッズ

女性の一人暮らしでは、防犯グッズを取り入れることで、不安を軽減することができます。ここでは、一人暮らしの部屋に手軽に取り入れられる防犯グッズを紹介します。
補助鍵
補助鍵は侵入にかかる時間を稼ぐ効果が期待できるため、防犯対策におすすめです。玄関ドアはもちろん、窓に設置できる補助鍵もあります。
補助鍵には穴やキズをつけずに取り付けられるタイプもあるので、賃貸物件でも安心して使用できます。ただし、補助鍵を取り付ける前に、大家さんや管理会社には確認の連絡をするようにしましょう。
ドアスコープカバー
ドアスコープカバーは、取り付けることで覗き見防止になります。近年は盗撮などの被害も増えていますので、室内の様子を探られないように取り付けておくと安心です。数百円程度で購入できるものもあり、シールなどで貼るだけのタイプなら簡単に設置できます。
サムターンカバー
鍵を閉めていても、ドアの内側についた金具(サムターン)を、工具を使って回して侵入されるケースがあります。この手口を防ぐために効果的なのが、サムターンカバーです。
接着剤やビスで固定するものなど、種類もさまざまですが、賃貸物件の場合は両面テープで簡単に取り付けられるタイプを選ぶといいでしょう。
防犯ブザー
玄関のドアや窓など、侵入口にセンサータイプの防犯ブザーを取り付ければ、万が一侵入されたときも被害を最小に抑えることができます。また、持ち歩きできる防犯ブザーを持っていれば、犯罪に巻き込まれそうになったときに役立ちます。一人暮らしの女性は、ひとつでも持っていると安心です。
センサーライト
人の動きや熱に反応して点灯するセンサーライトは、玄関やベランダなど、侵入されやすい場所に取り付けることで、居住者が侵入の気配に気づくことができます。屋外に設置する場合は、大家さんや管理会社の許可が必要になります。
遮光カーテン、ミラーカーテン
遮光カーテンやミラーカーテンは、室内の様子が外に見えないようにする防犯効果があります。マンションやアパートで、「どの部屋に女性が一人で暮らしているか」という情報は、窓から得られるケースも少なくないといいます。中の様子が透けて見えてしまわないように、カーテン選びも意識してみましょう。
防犯カメラ
もともと防犯カメラが付いている物件であればセキュリティは高いと判断できますが、もし付いていない場合は、玄関や窓まわりなどにマグネットや磁石で設置できる防犯カメラの設置も検討してみましょう。
ただし、室外への防犯カメラの設置には大家さんや管理人さんの許可が必要です。個人情報などの理由で設置が許可されないケースも多いので、必ず確認を取るようにしましょう。
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一人暮らしの女性が取り入れたい防犯対策テクニック

それでは次に、一人暮らしの女性の帰宅時や、住んでいる部屋で日常的にできる防犯対策について紹介します。
アパートやマンションに到着したとき
外出先から自宅に帰ってきたときは、ついつい気が緩んでしまうかもしれません。しかし、帰宅時を狙って犯罪が起こるケースもあります。そこで、下記の点を意識してみましょう。
- 帰宅時は背後に人影がないか確認してから鍵を出す
- オートロックは後ろを確認してから入る
- エレベーターには一人で乗る
まず、アパートやマンションに着いたら、背後に人影がないか確認しましょう。特に鍵を取り出すときやオートロックを解除しているときは、注意が必要です。万が一後ろに不審者がいた場合は、一緒に建物内に入られてしまいます。
また、マンションのエレベーター内は密室になるため、不審者に狙われやすいです。エレベーターにはなるべく一人で乗るようにし、部屋に入るときも再度周囲を確認しましょう。
玄関まわりや郵便ポストにも注意が必要
新聞に郵便物がたまっていると留守であることが分かり、侵入者に狙われてしまいます。また、表札や郵便ポストに名前を出してしまうと、個人情報の流失につながります。
女性が一人で暮らしていることが外部に漏れないようにするためにも、ポストには「新聞・セールスお断り」などの注意書きをするとともに郵便物がたまらないようにし、名前も外には出さないようにしましょう。
室内の情報を外に漏らさないようにする
女性が一人で暮らしているということが一目で分かってしまうのが、洗濯物やカーテンの色です。特に、ピンク色や花柄など、女性が好むようなものであれば、外から見るだけで「女性が暮らしている」と推測できてしまいます。
また、洗濯物を外に干すと女性物の服が目につき、侵入者に狙われやすくなります。防犯の面でいえば、カーテンはモノトーンなどを選び、洗濯物は室内で干すようにすると安全でしょう。
短時間の外出でも必ず戸締まりをする
自宅から数分の距離のコンビニなど、短時間の外出でも戸締まりは必要です。侵入者はどこから見ているか分かりません。自宅を留守にするときはたとえ外出時間が短くても、すべての窓・出口の鍵を閉めて出かけるようにしましょう。
宅配便を受け取る際も玄関はすぐに開けない
インターホンが鳴ったときに、すぐにドアを開けてしまうのは、防犯上あまりよくありません。押し込み強盗や性犯罪のリスクなどがありますので、ドアを開ける前に相手が誰なのか見極めることが重要です。
モニター付きインターホンがある場合は訪問者の顔・目的を確認し、身に覚えのない郵便物や営業などの場合は、ドアを開けずに断りましょう。宅配便の受け取りの際は、ドアチェーンをかけたまま対応し、荷物はドア付近に置いてもらうようにするのもいいでしょう。
一人暮らしの女性が選びたい物件の特徴

それでは最後に、一人暮らしの女性が選びたい物件の特徴について、設備と建物の2つの面から見ていきます。物件選びの参考にしてみてください。
設備のポイント
アパートやマンションの防犯設備に注目して物件選びをするのがおすすめです。「オートロック」や「モニター付きインターホン」「セキュリティカメラ」や「宅配ボックス」があると、女性の一人暮らしでも安心です。
また、室内に「浴室乾燥機」や「室内用物干し」などがあれば、洗濯物を外に干す必要がないので、より安心といえます。
建物のポイント
室内の様子が外から見えにくく、玄関やベランダに侵入者が隠れそうな死角がない方が、防犯性は高いといえます。また、女性の一人暮らしの場合は、できれば2階以上の部屋を選ぶのがおすすめです。
大家さんが隣の建物や同じマンションに住んでいたり、管理人が常駐していたりと、管理体制がしっかりしている方が防犯効果は高いといえます。また、建物があるエリアの治安については、事前に調べておきましょう。
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記事のおさらい
一人暮らしの女性は防犯対策をした方がいい?
一人暮らしの女性は犯罪に巻き込まれるケースが多いため、防犯対策は必須といえます。詳しくは、「女性の一人暮らしに防犯対策が必要な理由」をご覧ください。
一人暮らしの女性の部屋で侵入経路になりやすい場所はどこ?
玄関・窓・ベランダは侵入経路になりやすいです。詳しくは、「
一人暮らしの女性が知っておきたい侵入経路になりやすい場所」をご覧ください。
手軽に設置できる一人暮らしの女性におすすめの防犯グッズは?
セキュリティ面に不安のある方は、手軽に設置できる防犯グッズがおすすめです。詳しくは、「一人暮らしの女性におすすめの防犯グッズ」をご覧ください。
日常生活で取り入れたい一人暮らしの女性ができる防犯対策とは?
帰宅時や室内にいるときは、防犯意識を持つことが大切です。詳しくは、「一人暮らしの女性が取り入れたい防犯対策テクニック」をご覧ください。
一人暮らしの女性でも安心して住める物件の特徴とは?
物件選びの際は、防犯設備や防犯性の高い物件の特徴についてあらかじめ知っておくと安心です。詳しくは、「一人暮らしの女性が選びたい物件の特徴」をご覧ください。
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