水生生物が一人暮らしにおすすめな理由

 

一人暮らしの賃貸物件で生き物を飼おうとすると、スペースが限られているので悩んでしまう場合もあるでしょう。

 

観賞魚などの水生生物であれば、水槽を置くスペースが確保できれば飼育できるので、選択肢のひとつとして考えられます。ここでは、水生生物が一人暮らしに向いている理由を紹介します。

他の入居者の迷惑になりづらい

 

水槽で水生生物を飼うメリットは、他の入居者にほとんど迷惑をかけないという点が挙げられます。犬や猫などは鳴き声の心配がありますが、水中にすむ水生生物はそういった心配がいりません。

 

こまめに水替えを行えば、ニオイの発生も抑えられるので、賃貸物件でアクアリウムを楽しむことは十分可能です。どの程度の大きさの水槽であれば管理がきちんと行えるのかを考えて設置しましょう。

インテリアとして楽しめる

 

観賞魚と水草などで構成されるアクアリウムは、インテリアとして楽しむことができます。部屋の雰囲気を涼しく感じさせてくれるので、夏場でも清涼感を与えてくれます。

 

同じ植物であっても、水草の場合は観葉植物と違って害虫に悩まされることがありません。水質や温度管理には気を配る必要がありますが、しっかりと手をかけた分だけ長く楽しめるでしょう。

ペット可（相談）物件

賃貸物件に水槽を置くときの5つの注意点

 

賃貸物件で水槽を置く場合は、いくつか注意すべき点があります。どのようなポイントに気をつけるべきかを見ていきましょう。

1.賃貸借契約書の内容をチェックする

 

水槽を置いて水生生物を飼う場合には、賃貸借契約書や管理規約の内容をチェックすることが大切です。ペットの飼育が認められていない物件の場合、熱帯魚などの水生生物であっても、NGとなってしまうケースがあります。

 

水槽の重量や水漏れなどの心配から禁止としている物件もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。契約書の内容を確認しても判断がつかないときは、管理会社や大家さんに確認をすることが大事です。

2.ベランダやバルコニーに水槽を置かない

 

水槽などをベランダやバルコニーに置かないようにしましょう。避難の妨げになったり、ニオイなどが原因で他の入居者とトラブルになったりする場合もあるので、必ず室内に設置することが大切です。

 

たとえ管理規約などで禁止されていなかったとしても、外気にさらされる場所で水生生物を飼おうとしても、温度管理などが適切に行えません。室内で飼育する環境をしっかり整えてから、飼育を始めるようにしましょう。

3.水槽のサイズと重さに注意する

 

水槽は、水などを入れると、小さなものであったとしても、それなりの重量があります。たとえば、60cm（横幅）×45cm（奥行き）×45cm（高さ）の水槽をいっぱいにすると120kgを超える重量となります。

 

サイズを考慮したうえで、水槽の下にコンクリートパネルを敷くなどして、重みが一ヶ所に集まらないようにする工夫も必要です。

4.水漏れや漏電対策

 

水槽にヒビが入ったり、配管のつなぎ目から水が漏れたりしてしまうと床を傷めるだけでなく、漏電にもつながる恐れがあるので危険です。

 

普段は問題がなかったとしても、地震など突発的な出来事で、水槽がダメージを受ける場合があります。

 

必要な対策としては、水を水槽の上部まで張り過ぎないようにして、センサーで水位を確認しておくといいでしょう。また、電源を水槽よりも高い位置に設置したり、水槽を壁から離した場所に設置したりするのも有効です。

5.エアーポンプの音にも気を配ろう

 

エアーポンプは水槽には欠かせないアイテムですが、1日中つけていると音が気になる場合があります。隣室にまで音が響くとトラブルの原因になるので、音の静かなポンプを使うようにしましょう。

 

また、ポンプの下に緩衝材を敷いたり、ポンプをつるして振動が直接伝わらないように工夫をしたりすることも大切です。

アクアリウムに適した部屋探しのポイント

 

部屋探しを行うときは、水槽を設置するのに適した環境を整えられるかをチェックする必要があります。部屋探しを行うときの主なポイントについて解説します。

設置場所に問題がないかを確認しよう

 

水槽を置く場所は直射日光を避け、日が当たらない場所に置くのが基本です。日当たりが良すぎてしまうと、温度管理を適切に行えなかったり、コケが生えたりして掃除が大変になったりします。

 

また、水槽より高い位置に電源が設置できるかコンセントの位置を確かめたり、水替えのために水道との距離がそれほど離れていないかをチェックしたりしましょう。

契約条件をチェックしておこう

 

ペットというと犬や猫などをイメージしがちですが、物件によっては熱帯魚などの飼育もNGとしているところがあるので注意が必要です。

 

生き物の飼育が禁止されている物件で水生生物を飼い始めてしまうと、後から思いがけないトラブルにつながることもあります。

 

水生生物の飼育が禁止される理由としては、湿気によって部屋が傷んでしまうことや水槽の重みで床が傷つくことなどが挙げられます。

 

そのため、部屋を探す段階から水生生物の飼育が可能な物件であるかを必ず確認しておきましょう。

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自分なりの楽しみ方を見つけよう！

 

アクアリウムは工夫次第でさまざまな楽しみ方ができます。水生生物の特性をよく理解したうえで、自分なりの楽しみ方を見つけていくことが、長く飼育を続けていくためのポイントとなるでしょう。

 

小さなサイズの水槽は一見して管理がラクなように思えますが、水質や水温の変化が大きいのでかえって飼育の難易度は高くなります。

 

逆に大きな水槽は飼育の面では管理がラクになりますが、設置スペースを確保するのが難しいなどの問題があります。

 

きちんと世話ができる環境を整えれば、長く楽しむことができるので、生活に潤いを感じられるでしょう。無理のないペースで飼い続けるためには、事前の準備がとても大事です。

 

飼育に適した物件を選んだうえで、近くに飼育についての相談ができる専門店などがあるとより安心できます。

 

特に初めてアクアリウムを始めるときは、何かと分からないことも多いので、気軽に尋ねられる場所があるといいでしょう。

 

自分のライフスタイルと照らし合わせて、どのようなアクアリウムにするかをじっくり考えてみてください。

まとめ

• 部屋に水槽を置くことで、清涼感を得られたりインテリアとして楽しめたりする
• 水槽を設置する際は、水漏れや漏電対策、騒音対策などに気をつける
• 水生生物の飼育が可能かどうか、賃貸借契約書や管理規約の内容をしっかりとチェック
• 内見時には水槽の設置場所や水道との距離などを確認
• 生き物を飼い始めるときは、きちんと世話をし続けられる環境を整える

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