賃貸物件の情報には、一般的に間取りとともに専有面積が表示されており、数字から具体的な広さをイメージできるようになっています。

同じ間取りの部屋であっても広さはさまざまであり、専有面積にともなって家賃も変わるのが一般的です。

今回は、15平米の広さの具体的なイメージや、限られたスペースを効果的に使うコツを解説していきます。

15平米の部屋

 

15平米の具体的なイメージをつかむために、まずは国土交通省のデータを基にして、生活に必要な居住面積の目安を確認しましょう。そのうえで、15平米の部屋について詳しく説明していきます。

 

国土交通省の「住生活基本計画」では、生活に必要な居住面積が世帯人数ごとにまとめられています。それによると、単身者が基本的な生活を送るうえで必要な最低居住面積の水準は25平米とされています。

 

つまり、15平米は一人暮らしにおいても狭いスペースであるといえるため、快適な生活を送るためには何らかの工夫が必要となるでしょう。

 

物件の広さを表す専有面積には、居住スペースのほかにバスやトイレ、廊下などの部分も含まれています。

 

ワンルーム(1R)や1Kなど、部屋のつくりや間取りによっても異なるものの、15平米のうち、5~7平米ほどは水回りや廊下部分に該当すると考えておきましょう。そのため、残りの8~10平米が居室や収納のスペースに充てられます。

 

1畳は約1.62平米以上として計算されるため、8~10平米は大体5~6畳。つまり、15平米の物件は、水回りと廊下、5~6畳の居室で構成された部屋のイメージとなります。

 

ただ、ロフトやバルコニーは専有面積に含まれない点に注意が必要です。同じ15平米の物件同士を比べても、ロフトやバルコニーが付いている物件のほうが広く使えるため、物件探しの1つのポイントとなります。

15平米の部屋のメリット

 

住生活基本計画の目安と比べると15平米の部屋はやや狭いといえるものの、考え方によってはプラスに捉えることもできます。ここでは、スペースの限られた部屋のメリットを見ていきましょう。

 

一般的に立地や設備が同じ物件同士であれば、狭い部屋のほうが家賃も安くなります。そのため、家賃を基に計算される敷金や礼金などの初期費用も抑えることができるのです。

 

部屋の広さを抑えることで、より便利な立地や充実した設備の物件を選べるようになるため、お部屋探しの前に優先順位を決めておきましょう。また、広い部屋と比べて冷暖房の効率が良くなるため、光熱費が安くなる点も大きなメリットです。

 

狭い部屋のメリットとしては、掃除がしやすい点も挙げられます。掃除に時間を取られたくない人にとっては、管理が面倒な広い部屋よりも快適に過ごせる場合があるのです。

 

また、もともとあまり余分なスペースを確保できないため、不要なものを買わなくなるといったメリットもあります。

効率的な活用

 

限られた空間をうまく活用することができれば、15平米の部屋でも快適に過ごすことができます。ここでは、狭い部屋を上手に使うためのコツを紹介していきます。

 

15平米の部屋で最初に解消しておきたいデメリットは、収納に使えるスペースが少ない点です。床だけではなく、壁を上手に利用し、収納スペースを増やしてみましょう。

 

たとえば、突っ張り棒やワイヤーネットを使用して、軽いものを壁につるす方法がおすすめです。壁に穴を開けることなく利用できるため、賃貸物件でも利便性の高い手段です。

 

また、コートやジャケットを掛けるスペースがない場合には、壁際にハンガーラックを置き、1列にかけられるようにしておくときれいにまとまります。サイズを調整できるタイプのものであれば、必要に応じて広さを調節できるため便利です。

 

そのうえで、見た目が雑然としてしまわないように、カーテンをかけて目隠しできるものを選ぶのがポイント。衣類が散らからないように工夫するだけでも、すっきりとした部屋の雰囲気を保つことができます。

 

限られたスペースでは、家具選びが特に重要なポイントとなります。机は折り畳めるものを選び、使わないときには簡単に収納できるようにしましょう。

 

ベッドはスペースを圧迫しやすいため、敷布団と比較し、慎重に判断することが大切です。ベッドを置く場合も、収納スペース付きのものやソファと兼用できるものであれば、生活のシーンに合わせて柔軟な使い方ができます。

 

また、荷物が多い場合には、高さのあるロフトベッドを利用するのも1つの方法です。下のスペースを収納に使うことができるうえ、生活空間から就寝場所を切り離せる点もメリットだといえます。

 

・国土交通省のデータによれば単身者の最低居住面積は25平米であり、15平米の部屋は狭いといえる

・15平米は水回りと廊下を除くと、およそ5~6畳の生活スペースのイメージ

・狭い部屋のメリットは家賃や光熱費が抑えられる点と掃除のしやすさ

・15平米の部屋では突っ張り棒やハンガーラックなどで収納場所を確保することが大切

・折り畳み式や収納機能付きの家具を選ぶこともポイント

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