趣味や仕事で電子ドラムを使う場合、引越し先のマンションで気兼ねなく演奏できるかどうかは重要なポイントです。また、どんな物件を選べばいいのか正しく認知しておかなければなりません。
この記事では電子ドラム演奏時の騒音対策についても解説し、周囲に迷惑をかけずに演奏するための方法を紹介します。
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電子ドラムを演奏するなら「楽器演奏可」マンションを選ぶ

マンションで電子ドラムの演奏を希望する場合には、まず楽器演奏可の物件を選び、なおかつ大家さんの許可を得る必要があります。
もしも楽器演奏不可の物件を選んでしまうと、ヘッドホンを使って音を出さなくしたとしても、原則として演奏は禁止されています。
今回取り上げる電子ドラムと同様に、電子ピアノやエレキギターを演奏する場合も楽器演奏可の物件を選び、大家さんの許可を得てから使用しましょう。
「楽器演奏可」マンションでも騒音対策が必要

電子ドラムには音だけでなく振動が発生するという特徴もあるため、騒音対策をしなければ近所に迷惑をかけることがあります。まずは具体的な対処法を4つ覚えておきましょう。
メッシュパッドの電子ドラムを選ぶ
電子ドラムには大きく分けてゴムパッドとメッシュパッドの2種類があり、後者のほうが小さい音で済むため迷惑がかかりにくくなります。
これから電子ドラムを購入するのであれば、騒音対策の面ではメッシュパッドを選ぶといいでしょう。
電子ドラムの脚に防音対策アイテムを付ける
電子ドラムの脚に防音対策アイテムを取り付ければ、それだけでも音の響きを抑制できます。簡単にできる対策なので、対応しているアイテムを購入して騒音を抑制しておきましょう。
この対策をしておくだけで、演奏中にドラムがずれてしまった場合にも引きずる音が出なくなるので、騒音を気にせず好きなように演奏しやすくなります。
電子ドラムの下に防音マットを敷く
市販されている防音マットの上に電子ドラムを設置すると、ドラムの振動が床に伝わりにくくなり、騒音を軽減させられます。
特に、マンションですぐ下の階に住人が住んでいるという場合には必須のアイテムともいえます。これを設置するだけでも一定の効果が期待できますが、先に紹介した脚の対策と並行することによって、より防音性を高めることが可能です。
防音・防振システムをつくる
少々手間はかかりますが、防音・防振システムを自作することもおすすめです。
たとえば、床にジョイントマットを敷き、その上にバランスディスクを置いて、さらに防振マットを使ってサンドイッチにし、フカフカの床をつくった上に電子ドラムを設置するという方法を用いれば、あまりお金をかけなくても立派な防音設備を生み出せます。
楽器可(相談)物件 賃貸一戸建てを探す「楽器演奏可」マンションを選ぶ際のチェックポイント

楽器演奏を認めているマンションを選ぶにあたってチェックすべきポイントを紹介します。
防音性能は物件の設備次第で大きく異なるので、自分が求めるレベルに達している物件なのかどうかを3つのチェックポイントで判断してください。
音の反響
まずは物件を見学した際に部屋の中心に立ち、手をたたいて音の反響をチェックしてみてください。
この際に手をたたいた音が反響して返ってくれば、外部に漏れ出している音が少なく防音性が高いと判断できるのですが、音が響かなかった場合、音が壁をすり抜けてしまっている可能性が高くなります。
交通量が少ない夜間に物件に足を運ぶことができれば、より正確に音の反響や周囲から漏れ出る音の大きさを確認することが可能です。
壁の防音性
壁に使われている素材次第で防音性が変化するので、隣の部屋に面している壁や外に面している壁をコツコツとたたき、どんな音がするかをチェックしましょう。
壁をたたいたときに重く鈍い音がする場合は、高密度で丈夫な壁が使われており、音漏れがしにくい物件。反対に壁が軽く、高い音がする場合は防音性に乏しい素材が使われている可能性があり、音漏れを防げない物件かもしれません。
窓の防音性
窓の気密性が低い場合、壁がしっかりした防音性能を誇っていたとしても、ガラスから音がすり抜けていってしまいます。この問題を一人で見抜くことは難しいので、内見の際には不動産会社の担当者や家族、友人などに協力してもらうといいでしょう。
誰か一人が部屋の中から音を出し、もう一人が音が漏れているかどうかを外からチェックすれば、部屋の防音性を認識できるようになります。
まとめ
電子ドラムを演奏したい場合、楽器演奏可の物件を選ぶことが絶対条件で、さらに大家さんからの許可を取ったうえで演奏を始める必要があります。
音に加えて振動も騒音の原因になる電子ドラムにおいては、さらに対策を強化し、近隣に迷惑をかけないように注意しましょう。
物件選びをする際には必ず現地に足を運び、音の反響や壁、窓の防音性を確認したうえで、問題がないかどうかを判断してください。
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