一人暮らしでは、なるべく生活費を節約したいという方も多いと思います。生活費を見直す際は、食費だけでなく“お風呂”にかかる費用にも注目してみましょう。
お風呂に入る際の水やガスの使用方法、また掃除方法を見直すだけでも節約効果が得られることもあります。今回は一人暮らしのお風呂でできる節約術について紹介します。
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一人暮らしのお風呂でできる節約術

一人暮らしでお風呂を使用する際、どのようなポイントに注目すれば節約できるのでしょうか。簡単にできる節約術を紹介します。
シャワーを出しっぱなしにしない
髪の毛や体を洗っている際にシャワーを出しっぱなしにしていませんか? シャワーを出し続けていると、当然ながら水道代だけでなく水を温めるためのガス代もかかってしまいます。
資源エネルギー庁の発表するデータ(※1)によると、45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合、年間で水道代が約1,000円、ガス代が約2,190円節約できるといわれています。
一般的には40~43℃あたりのお湯を使用する方が多く、使用する季節や温度、シャワーの水量にもよるため、上記の金額はあくまで目安ですが、こまめな節水を毎日続けることで、使用する水道代とガス代を抑えることができます。
(※1)無理のない省エネ節約 風呂・トイレ/資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/bathtoilet/
浴槽にお湯をためたらすぐに入浴する
浴槽にふたをしていても、お湯の温度は下がりやすく、特に冬場はすぐにぬるくなってしまいます。
お湯をためてから入るまでに時間がたってしまうと、再びお湯を温めるために熱いお湯を足したり、追い焚きをしたりしなくてはならず、その分、余計な料金がかかってしまいます。
◇お湯を一部入れ替えた場合
水道代は地域により異なりますが、平均1Lあたり0.24円ほどです。浴槽にためるお湯を一般的な浴槽に必要な200Lとした場合、その5分の1を捨てて入れ替えるだけでも1日40L=9.6円、年間で3,504円かかります。
また、先ほどの資源エネルギー庁の発表内容を参考に単純計算すると、45℃のお湯を2分出した場合、ガス代は年間で4,380円かかることになり、水道代と合わせると7,884円程度が余計にかかることとなります。
◇追い焚きした場合
一方、中には追い焚き機能付きのお風呂もありますが、追い焚き機能を使用するためには、電気代とガス代の両方がかかります。
前出の発表によると、もし1日1回、2時間放置して4.5℃低下した200Lのお湯を追い焚きすると考えた場合、それをやめることにより、年間で約6,530円の節約になるともいわれています。
お湯の温度や地域の水道代などにより、差は出てくると思いますが、お湯の一部入れ替えと追い焚きを比較した場合は、追い焚きのほうがお得でしょう。
しかし、どちらにせよ“再びお湯を温める”という行動自体、本来不要である費用がかかってしまうので、浴槽にお湯をためたらすぐに入るようにしましょう。

少ない湯量の湯船にゆっくり浸かる
半身浴という入浴方法があるように、少ない湯量でも十分に体を温めることはできます。その際は浴槽半分程度のお湯の量でいいため、毎日浴槽いっぱいにお湯をためるよりも節約ができます。
半身浴でしっかり体を温めるためには、お湯の温度は38℃~40℃くらいの熱すぎないお湯に20~30分かけてゆっくり浸かることで、体が芯から温まるだけでなく、体への負担も少なくリラックス効果が得られるなど、節約以外のメリットもあります。
節水アイテムを使用する
お風呂に節水アイテムを取り付けることで、節約効果が得られます。
たとえば、付け替え可能な節水タイプのシャワーヘッドの場合、穴の位置や数を調整することで、少量のお湯でも問題なく使用できるように工夫がされています。
ほかにもワンタッチでシャワーを止水できる止水ボタン付きのものもあるなど、使い勝手もさまざまです。一人暮らしでシャワーをよく使うという方は節水アイテムを取り入れて、ガス代と水道代両方の節約を心がけてみましょう。
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一人暮らしにおいて、お風呂にかかる費用を節約しようと考える際は、お風呂の入り方だけなく、掃除の方法にも注目してみましょう。
お風呂掃除のコツを覚えておけば、掃除にかかる時間とお金の両方が節約できます。
掃除のタイミング
まずは掃除をするタイミングです。お風呂を使用した後にすぐ掃除をするのがおすすめです。浴槽が温かいうちは、洗剤を使わなくても汚れが落ちやすく、スポンジでこするだけでも掃除が完了します。
お風呂掃除はなるべく毎日することに越したことはありませんが、シャワーだけしか浴びない場合は週1回程度の掃除でも対応できます。
浴槽やふちだけでなく、洗面器やシャンプーなどのボトル裏のぬめりなど、細かなところまで定期的に掃除をするようにしましょう。
シャワーを浴びた後は浴室全体をお湯で流し、シャンプーやボディーソープなどのぬめりや皮脂などを洗い流し、最後に冷水を全体にかけると浴室の温度が下がり、カビの発生防止にも効果的となります。
また、排水口の汚れは、詰まりやにおいの原因ともなります。排水口は常に髪の毛を取り除き、汚れを見つけたらブラシタイプの掃除用具でこするなど、こまめに対策を取りましょう。定期的に排水口・排水管クリーナーを使用すると、より一層清潔に保てます。
余計な出費を抑えるべく、頑固な汚れやカビ対策も忘れずに
頑固な汚れやカビができると落とすために時間がかかり、シャワーやお湯も使い普段より水道代やガス代がかかります。さらには洗剤やスポンジも頑固な汚れ専用のものを買い足す必要が出てくるかもしれません。
一人暮らしの生活では、余計な出費を抑えるためにも、お風呂の入り方だけでなく掃除方法も見直し、少しでも節約できるように注意してみてはいかがでしょうか。
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