ルームシェアとは、友達や仲間など2人以上で家賃を出し合って共同生活すること。ルームシェアをテーマにしたテレビドラマや映画も多く作成されています。
おしゃれで楽しいイメージを持つ人も多いかもしれませんが、1人暮らしや家族との生活とは違った注意点があることも知っておきましょう。
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ルームシェアのメリット

メリットやデメリットそれぞれを理解し、適した暮らし方を選びましょう
ルームシェアのメリットとしてまず挙げられるのが、経済的な負担を軽減できることです。家賃や光熱費を折半するため割安になったり、1人暮らしでは家賃が高く借りるのが難しい立地に住めたりします。
また、1人暮らしに寂しさや不安を感じる人は、友達が家にいるということで安心感を得られ、防犯面でも心強いです。
ルームシェアにおすすめの間取り
ルームシェアに適しているのは、キッチンや浴室などの水回りを共有スペースとして、プライベートを確保できる個室がある間取りです。そのため、2DKあるいは2LDK以上の物件が適しているでしょう。
また、ルームシェアには“振り分け”の間取りがおすすめです。
振り分けとは、個室に出入りする際にもう1つの部屋を経由しない動線が確保できる間取りのこと。振り分けではない間取りだと、お互いに気が休まりません。
週末には一緒に食事を楽しみたいなど、友達同士で過ごす時間を重視したい場合は、ダイニングやリビングが広めの間取りが良いでしょう。
お互いのプライバシーを重視したい場合は、中心にキッチンがあるなど、個室が隣り合わせになっていない物件がおすすめです。
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ルームシェアを嫌う大家さんもいる
ルームシェアは1人暮らしや家族で住む場合に比べて入居審査が厳しい傾向があり、大家さんによってはルームシェア自体を禁止している場合もあります。物件を貸す側にとっては、ルームシェアはリスクが高い契約なのです。
ルームシェアのメリットの1つが“家賃負担を減らせる”ことですが、裏を返せば“1人では支払うことができない金額”ということでもあります。そのため、もしも入居者の1人が退去した場合、残った人だけでは家賃を捻出できず、滞納するケースがあるのです。
一般的な賃貸契約では、1人暮らしの場合は暮らす本人、家族で住む場合は代表として1名が契約者になります。また、契約者が家賃を支払えなくなった場合に備えて、親や親族を連帯保証人に立てるか保証会社の利用が求められます。
賃貸物件をルームシェアとして借りる場合は、入居者全員を契約者とする“連名契約”が原則です。また、契約者それぞれに連帯保証人が必要になります。
快適なルームシェア生活を送るためのポイント

共用スペースはみんなが気持ちよく使えるよう考えましょう
ルームシェアで快適に暮らすために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
費用負担の取り決めはきちんと
ルームシェアを始める前に、家賃や光熱費を負担する割合についてきちんと決めておきましょう。
入居者の人数で等分するのが一般的ですが、個室の広さが違う場合は、専有面積に応じて変えるケースが多いようです。
また、在宅で仕事をしている人や、早朝から深夜まで仕事で外に出ている人など、入居者によって在宅時間が大きく異なる場合は、光熱費を等分すると不公平かもしれません。
共用スペースの整理整頓は基本
日々気持ちよく共同生活を送るためには、共有スペースの片付けや整理が大切です。掃除やゴミ出しなどは当番制にして、いつも同じ人が負担を強いられることがないようにしましょう。
食べ物の恨みは怖い
昔から、“食べ物の恨みは怖い”と言われます。食べようと思っていた食品がなくなっていると、ストレスが溜まるものです。
調味料などは共有しても良いですが、“ほかの人が購入した食材を勝手に食べない“というルールを定めるのがおすすめ。入居者ごとに専用の冷蔵庫を置くのも良いでしょう。
ファミリー向け物件の注意点
3LDK以上の間取りになると、ファミリー向け物件が多くなります。小さな子どもがいる世帯では、夜は早めに就寝する人も多いため、友人などを呼んで深夜まで騒ぐと近所迷惑になります。
逆に、子どもの泣き声などが聞こえてくる可能性があることも理解しておいた方が良いでしょう。
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退去時のことも決めておく
日々の暮らしに関する決め事のほかに、退去時のことも考えておきたいもの。転勤や結婚などで急に転居が決まるケースや、友達同士喧嘩別れする可能性もなくはありません。
誰かが出ていく場合、ルームシェアを解消して全員で退去するのか、残りの人で住み続けるのかを決めることになります。その物件に住み続けるのであれば、退去する人の分、家賃の負担が大きくなることを想定しておきましょう。
共同生活ならではのメリットとデメリットがあるルームシェア。“親しき仲にも礼儀あり”の精神でルールを守り、楽しいルームシェア生活を送りましょう。
・友達同士でルームシェアすれば、家賃や光熱費が割安になる
・ルームシェアするなら個室が振り分けの間取りがおすすめ
・大家さんによってはルームシェアを禁じているケースもある
・ルームシェアでは入居者全員が契約者となる連名契約が原則
・費用負担の割合や共有スペースの当番などを決めておき、ルールを守る
・入居者の一部が退去する可能性があることも考えておく
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更新日: / 公開日:2017.12.15









