人気上昇駅ランキングについて
LIFULL HOME'Sに掲載された物件データのうち、繁忙期である2025年1月~3月の賃貸物件の問い合わせ件数を、前年同期(2024年1月~3月)と比較し、その増加率をランキング形式でまとめた。
ランキング結果について、LIFULL HOME'S総研による考察を記載している。住まい探しや、不動産市場の分析に活用いただければ幸いである。
※記事中のデータ等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、本記事へのリンクを設定いただければ、ご自由にご使用いただけます。
首都圏<シングル向き物件>人気上昇駅ランキングTOP10
LIFULL HOME'S総研 渋谷雄大の分析
都心家賃の高騰で広がる「ずらし駅」志向
首都圏のシングル向き賃貸物件の平均掲載賃料は、2025年3月には8万2,189円で前年同月から6.0%アップ。なかでも東京23区は11万6,557円で同15.1%アップと、家賃相場は都心ほど大きく上昇した。しかし、ユーザーのニーズを表す平均反響賃料は東京23区で同5.1%アップと、供給賃料の伸びに需要賃料は追いついていない。こうしたなか、ランキングには生活圏や都心アクセスの利便性を確保しつつ、主要駅から一駅ずらすことで賃料が抑えられる“ずらし駅”が多く名を連ねた。千葉の隣の「東千葉」、上野と日暮里という2つのターミナル駅の間にある「鶯谷」、乗換駅である吉祥寺と荻窪の間にある「西荻窪」、横浜や品川といった巨大ターミナル駅の隣の「東神奈川」「西大井」といった駅である。LIFULL HOME'Sでは2025年初頭に前年の傾向を受けたトレンドワード“ずらし駅”を発表したが、2025年に入ってからも同様のトレンドが継続していたといえる。
なお、2024年1~3月には、東京23区では新築物件が賃料上昇を牽引していた(新築が前年同期比+15.1%、築1~10年が同+9.6%、築11年以上が同+4.8%※)。しかし2025年1~3月には既築物件でも賃料上昇が顕著になり(新築が同+9.8%、築1~10年が同+13.8%、築11年以上が同+12.2% ※)、築年数に関わらず賃料改定が進んでいることから、築年数を古くするなど以上に、駅をずらすことが最も効果的に住居費を抑える手段となっていたものと思われる。なお、この傾向は現在も継続していることから、まもなく来る次の引越しシーズンでも“ずらし駅”ニーズの拡大傾向は継続するものと考えられる。
※シングル・ファミリー含む全間取り
ランキングTOP10の駅周辺の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
首都圏<シングル向き物件>人気上昇駅ランキングTOP10に入った駅の不動産情報は、それぞれ以下のテキストリンクから探すことができる。
【1位】御茶ノ水駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【2位】東千葉駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【3位】鶯谷駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【4位】西荻窪駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【5位】与野本町駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【6位】古淵駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【7位】東神奈川駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【8位】西大井駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【9位】西浦和駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【10位】羽沢横浜国大駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
首都圏<ファミリー向き物件>人気上昇駅ランキングTOP10
LIFULL HOME'S総研 渋谷雄大の分析
ファミリー層では、「郊外化」×「ずらし駅」の合わせ技も
2024年3月時点で、東京23区のファミリー向き賃貸物件の平均賃料は21万1,618円だった。それが2025年3月には23万510円と、1年で実に2万円近くも上昇した。ランキングではシングル同様に“ずらし駅”といえる「西荻窪」や「船橋法典」のほか、「茅ケ崎」「立川」といった郊外の駅名が挙がる。「南柏」や「相模原」は東京外縁を囲う国道16号に近い郊外でありながら、さらに柏や橋本といった拠点駅から一駅ずらした駅でもある。家賃相場の上昇と比べて賃金の上昇は限定的であり、さらに物価高を受けた厳しい家計状況を背景に、ファミリー世帯の住まい選びでは、郊外化とずらし駅の合わせ技といった対応を余儀なくされている様子が見て取れる。
なお、2025年1~3月の東京都のファミリー向き賃貸物件への問合せ数は2024年1~3月と比べて微減している一方で、売買物件への問合せ数は増加している。昨今の賃料上昇率はかつてない水準であり、これまで賃貸派だった人でも「フローからストックへ」と方針を変えうるインパクトがあるものだ。今後も賃料上昇が続けば、郊外とずらし駅でのニーズの活性化に加え、購入への需要シフトが進む可能性もある。
ランキングTOP10の駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
首都圏<ファミリー向き物件>人気上昇駅ランキングTOP10に入った駅の不動産情報は、それぞれ以下のテキストリンクから探すことができる。
【1位】茅ヶ崎駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【2位】 南柏駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【3位】 立川駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【4位】 武蔵小金井駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【5位】 相模原駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【6位】 武蔵浦和駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【7位】 西荻窪駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【8位】 国分寺駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【9位】 船橋法典駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
【10位】 武蔵境駅の不動産・住宅をLIFULL HOME'Sで探す
調査概要
対象エリア
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
対象駅
2025年1月~3月のLIFULL HOME'Sでの問い合わせ件数が一定数以上の駅
名称の定義
シングル向き:ワンルーム、1K、1DK、1LDK、2K、ファミリー向き:2DK、2LDK、3DK、3LDK、4DK、4LDK~
調査内容
LIFULL HOME'Sに2024年1月~3月と、2025年1~3月に掲載された賃貸物件のうち、実際の問合せ数を算出し増加率を算出しました。
※記事中のデータ等は「LIFULL HOME'S PRESS調べ」のクレジットを明記の上、本記事へのリンクを設定いただければ、ご自由にご使用いただけます。





