首都圏は東京以外下落傾向に
東京カンテイが6月23日に発表した情報によると、2014年5月の首都圏中古マンション価格は東京では前月比+0.6%で3805万円と引き続き上昇。特に23区では2013年以来の上昇基調を維持した結果になった。一方で、周辺の埼玉、千葉、神奈川ではマイナスに。とはいえ、前年同月比から比べると首都圏全体は約2%以上の上昇となっている。
近畿圏では全体的にマイナスで2月のピークから価格水準は低下する方向で推移しているという。前年同月比からもマイナスだ。中部圏は-1.8%で1470万円と3カ月連続で下落をしている。名古屋では前年同月比や価格動向から下落基調で推移し始めているとのことだ。
【データについて】
・東京カンテイのデータベースに登録された中古マンションの“売り希望価格”を行政区単位に集計・算出し、70 m2に換算して表記したもの
・ファミリータイプのみ集計対象としている(専有面積30m2未満の住戸、事務所・店舗用は除外している)
・首都圏は東京、神奈川、千葉、埼玉を指す。近畿圏は大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山を指す。中部圏は愛知、岐阜、三重、静岡を指す
【ポイント】
・首都圏、近畿圏、中部圏のファミリータイプの中古マンションの価格動向を知ることができる。
・詳しくはリンク先の資料を参照。2008年からのマンション価格の動向を知ることができる。首都圏は2009年7月前後が平均2680万円とここ6年の中では一番下がり、近畿圏も同じ時期に平均1784万円。中部圏は2013年7月の1474万円が一番下がっている。首都圏と近畿圏では最近の平均相場は概ね約1.5倍違うことも確認できる。
※上記はデータを元にしたHOME’S PRESS編集部による見解です
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