住宅ローンは、借入額が高額になり、返済も長期にわたるのが大きな特徴です。それだけに完済するためには、さまざまなリスクにも目を向けながら借入時にしっかりと返済計画を立てる必要があります。

今回は住宅ローンを利用する際に意識すべきリスクや、失敗しない返済計画を立てるコツについて見ていきましょう。
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持ち家

 

住宅ローンを組むかどうかを考える際には、家を持つメリットをしっかりと把握しておくことが大切です。ここでは、住宅を購入するメリットについて見ていきましょう。

 

主なメリットとしては、以下の4つのポイントが挙げられます。

メリット

  • 資産を残せる
  • 住宅ローン完済後は経済的な負担が小さくなる
  • 広さや間取りなどの選択肢が豊富にある
  • リフォームを自由に行える

賃貸から持ち家に切り替えるもっとも大きなメリットは、購入した住宅が資産になる点だといえます。特に収入が落ち込んでしまう定年後を考えると、家賃を払い続ける賃貸では不安が大きいと考えられることが多いのです。

 

注文住宅の場合は、広さや間取り、設備などを自由に選ぶことができます。建て売りであってもリフォームなどをすることで自分好みにしていくことが可能で、老後のバリアフリー対策などをしやすい点も大きなメリットとなります。

住宅ローンを組む上でのリスク

 

住宅ローンを組む際には、返済の途中でさまざまなトラブルに見舞われてしまう可能性にも目を向けておく必要があります。

 

ここでは、どのようなリスクが存在しているのかについて、詳しく見ていきましょう。

 

住宅ローンの借入額や返済計画は、申請時の収入をもとに決めるのが一般的です。しかし、返済期間中には、転職や失業、病気、ケガといった問題により、収入が減少してしまうケースも少なくありません。

 

そのため、ゆとりのない返済計画を立てていると、途中で返済が苦しくなってしまうこともあるのです。

 

持ち家を保有するときには、賃貸とは異なり、固定資産税や都市計画税などの税金がかかります。また、住宅を維持していくためのメンテナンスコストもこまめに積み立てておかなければなりません。

 

住宅ローンを組むうえでは、災害リスクにも目を向けておく必要があります。河川の氾濫や地震などの災害によって自宅が損傷してしまったときにも、基本的にはローン返済が免除されることはありません。

 

そのため、ハザードマップなどで災害リスクについてきちんと調べておくとともに、万が一に備えて保険の仕組みなどもチェックすることが大切です。

 

住宅ローンは借入金であるため、返済の際には金利手数料を負担することとなります。一般的なローンと比べて金利は低く設定されているものの、借入額自体が大きいため、負担額も相対的に大きくなるのです。

 

特に途中で金利が変動する「変動金利」を選択した場合には、金利上昇の可能性にも目を向けておく必要があります。そのため、金利の仕組みについてもきちんと理解しておくことが重要です。

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住宅ローンを計算する

 

住宅ローンを完済できるかどうかは、借入時の返済計画の正確性にかかっているといっても過言ではありません。ここでは、返済計画を立てる際に意識すべき3つのポイントについて解説します。

 

住宅の購入金額については、すべてを住宅ローンでまかなうこと(フルローン)も可能です。しかし、フルローンの場合は借入額が増えてしまうため、審査が厳しくなったり、金利が高くなったりする面もあります。

 

また、頭金を入れれば、その分には利息がかからないので、自己資金率が高いほど総支払額も減少します。そのため、無理のない返済計画を立てる際には、一定割合の自己資金を用意しておけると安心です。

 

住宅ローンは返済が20年、30年と長期にわたるのが一般的であるため、その間に起こる自身や家族の変化についても目を向けておく必要があります。

 

家族構成の変化や子育てに必要な教育費などを意識しながら、毎月の返済額をどのくらいに設定すべきか判断しましょう。

 

毎月の返済額を決めるうえでは、現在の家賃がひとつの目安になります。ただ、メンテナンスコストや税金といった費用支払いを想定すると、安易に返済額を家賃と同額に設定するのはリスクが高いといえるでしょう。

 

万が一の事態に備えて、貯蓄をしながら返済を続けられるような計画を立てることが大切です。

住宅ローンの借入額

 

住宅ローンの借入額を決める要素としては、「返済負担率」と「返済期間」の2つが挙げられます。ここでは、どのように借入額を決めていくべきかについて見ていきましょう。

 

返済負担率とは、年収に対する年間返済額の割合のことです。返済計画の安定性を確かめるうえでとても大切な指標であり、住宅ローン審査においても重要視される項目のひとつです。

 

一般的に、安定して返済を続けられる返済負担率は20~25%以内とされています。たとえば、年収500万円の人の場合は、月々の返済額を10万4,000円以下に抑えると返済負担率が25%以内に収まります。

 

まずは年間の返済額がどれくらいになるのかを把握したうえで、無理のない借入額を設定しましょう。

 

同じ毎月の返済額を負担するのであれば、返済期間を長くとるほうが借入額を増やすことできます。一方で、返済期間が短ければ、その分だけ利息の負担割合が少なくなるため、総支払額を減らすことが可能です。

 

また、返済期間が長ければ長いほど、より細かくライフスタイルの変化を想定しておく必要があります。返済期間の長短によって、完済までの計画には大きな違いが生まれるため、実情に合わせた設定をすることが大切です。

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住宅ローンをシミュレーションする

 

さまざまなリスクに対応できる返済計画を立てるためには、事前に具体的なシミュレーションを行っておくことが大切です。インターネット上でも手軽にシミュレーションを行えるので事前に活用してみましょう。

 

ここでは、LIFULL HOME’Sの「おうち予算シミュレーション」の使い方を紹介します。

おうち予算シミュレーション

 

「おうち予算シミュレーション」では、年齢や年収といった項目を入力するだけで、無理なく購入できる家の予算や、月々の収支のバランスを試算することができます。

 

今回は以下のモデルケースを基にして、実際にシミュレーションをしてみましょう。

  • 年齢35歳
  • 家族構成は夫婦と子ども1人
  • 世帯年収は500万円
  • ボーナス払いはなし
  • 住宅ローン以外のローン利用はなし
  • 頭金は300万円
  • 返済負担率25%

以上の項目を入力した結果、次の表のようになりました。

 

住宅購入の目安予算

2,700~3,300万円

住宅ローン返済期間

35年

月々の収支

住宅ローン返済

8万円

住宅関連費

5万円

生活費

17万円

貯蓄

2万円

 

「おうち予算シミュレーション」では、結果の数値を自由に調整しながら、より実情に合わせた数値へと変更することができます。

 

たとえば、月々の生活費をもう少し抑えられると感じた場合には、その分の費用をローン返済や貯蓄に充てて計算し直すことも可能なのです。

 

そのため、まずは現在の家計状況をしっかりと把握して、より現実的なシミュレーションを行える準備をしましょう。

住宅ローンを検討する

 

  • 持ち家にはさまざまなメリットがあるものの、リスクにも目を向ける必要がある
  • ライフスタイルの変化や収入状況の変化、ランニングコストを意識しておく
  • 無理のない計画を立てるうえでは、自己資金率を上げることが重要
  • 借入額は返済負担率と返済期間から考えることが大切
  • 住宅ローンの返済と生活費バランスのシミュレーションには「おうち予算シミュレーション」が便利
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更新日: / 公開日:2021.06.10