注文住宅 虎ノ巻(失敗を防ぐ秘伝トリビア付き)お金攻略術⑤⑥
お金のプラン、土地の選び方、工法の専門知識…家を建てるにはまずは知識を持っておくことが不可欠です。
奥深い注文住宅の世界に必要な知識を、完全網羅した虎ノ巻! 基本を知り、失敗と後悔のない理想の住まいを手に入れましょう。

武蔵野不動産相談室株式会社 代表取締役。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士などの資格も持つ。「2時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ」、「家を売る人・買う人の手続きがわかる本」(共にかんき出版)など著書多数。
お金攻略術⑤これぞわが城!
注文住宅のメリット

一生住む家は、納得のいく家を建てたいもの。自由度の高い注文住宅の一番のメリットは、設備や間取りを好きに選べることです。
こだわりたい部分とそうでない部分の予算の調整がしやすく、それぞれの理想とするライフスタイルに合わせてアレンジができます。また、建築現場をチェックできるので、工事の手抜き防止になるのも注文住宅ならでは。
その半面、要望が多すぎて予算オーバー…など自由度に比例して自己責任も大きくなるので、しっかり取り組む覚悟が必要です。とはいえ、完成すれば喜びと愛着もひとしお。注文住宅で、世界に一つだけの理想の家を手に入れましょう。
家族の希望を整理
家は家族全員のもの! 夫だけ、妻だけが使いやすい、過ごしやすい環境にしても意味がありません。
その家で過ごす全員が快適に過ごせるように、まずは家族みんなでそれぞれの希望を整理してみましょう。「広いキッチンがほしい」「庭でバーベキューがしたい」「書斎がほしい」など一つ一つ書き出していき、優先順位を付けていくことが大切です。予算が許す範囲で、みんなが納得のいく満足度の高い設計プランを決めていきましょう。
注文住宅のメリット&デメリット
- 家づくりの自由度が高く、世界に一つだけの家をつくることができる
- 間取りや設備など家族全員の希望に沿った家づくりがしやすい
- こだわりたい部分とそうでない部分の予算調整がしやすい
- 建築会社を選べるので理想的なパートナーとつくれる
- 建築現場をチェックできるので工事の手抜き防止にもなる
- 知識を勉強したりなど手順が多いので住み始めるまでに時間がかかる
- 希望が多すぎて予算オーバーになることもあるので妥協が必要
- 地盤改良など予想外の出費も起こり得るので資金に余裕が必要
- 使い勝手や日当たり、風通し、気密性など完成するまで不透明
- デザインなどのオリジナリティが強すぎると売却しにくい
※メリット・デメリットは一般的な事例であり、当てはまらない場合もあります。

家の買い時は『今でしょ!』

現在の金利は、史上最低ラインを推移しており、利息の負担という観点から見て今が買い時だと言えます。
家を建てるきっかけは、収入アップ、社宅からの転居などさまざまですが、その中でも特に大きな動機の一つといえるのが、家族構成の変化。
結婚、出産といった家族が増える節目に住空間を考え、より快適に住める家を求める人が多くなっています。家を購入した年齢を見てみると全体のほぼ半数が30代となっていて、若いうちに決断する人も!
※2019年4月18日時点の情報です。
お金攻略術⑥歩いてみるべし!
土地の探し方

注文住宅の場合、「家をどこに建てるのか」も重要なポイント。利便性、その街の雰囲気など確かめるべきことはたくさんありますが、良い土地ほど人気もあり高いので、総予算とのバランスも考えましょう。気になる土地は、ぜひ自分の目で見ておきたいところです。
建築を依頼する建築会社を通じて土地を探すと建て主の目線で土地を吟味し、総予算も考慮してくれます。対応していない会社の場合は、経験豊富な不動産会社を選びましょう。無料相談窓口を活用するのもありです!

建て主から、建築会社や工務店へ要望提出、それを受けて物件収集や調査などが行われます。紹介された物件を建て主が現地確認をし、気に入った物件は近隣や土地の履歴、役所・法律関係の調査を行い、地盤補強などの必要付帯工事の見積もりと共に詳細が提出されます。
納得できたら購入申し込みし、契約・購入となり、所有権が建て主へ移行します。
用途地域とは?
家が建てられるのは、都市計画法で定められた市街化区域などです。どの土地も「用途地域」が指定されていて、それぞれ敷地面積に対する建築面積の割合を示す「建ぺい率」や、延べ床面積の割合を示す「容積率」などが定められています。自分の建てたい家のスタイルに合う地域かどうか調べておきましょう。

建築条件付き土地とは?
「建築条件付き土地」とは、建築会社が指定されている条件付きの土地を購入し、家を建てるということです。
具体的な条件は、「指定の建築会社であること」「一定の期間内に建築請負契約を成立すること」「住宅を建築すること」などがあります。ただ、指定されている建築会社によって設計・施工されるため、特殊な要望などの注文が難しい場合もあります。
道路斜線制限について
前面道路や周辺の建物の日照、採光、通風を確保するために建物の高さが制限されています。建物を建てる際は、前面道路から反対側の境界線を起点として一定の斜線の勾配内(1.25など)に建物を収めなければなりません。

道路幅員制限について
敷地が幅員4m以上の道路に最低限2m以上接しているのが条件です。幅員が4m未満の場合、その道路の中心線より2m後退したところを道路と敷地の境界線とします。後退している2mは敷地面積には算出されません。


ハザードマップで将来の災害を知っておく
土地を探す際、同時に調べておきたいのがその地域の自然災害情報です。ハザードマップといわれる、自然災害の危険な場所や地域を地図上で確認することができるサイトがあり、各自治体のHPなどで、周辺の地形や災害リスク、避難場所などを見ることができます。
地震大国である日本だからこそ、安全を意識して土地探しをしましょう。
- 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
- 監修 = 不動産コンサルタント 畑中 学
- イラスト = 加納徳博
- 編集 = LIFULL HOME'S 編集部
更新日: / 公開日:2019.10.25









