住宅ローンに申し込んだものの、審査に落ちてしまったという方も少なくないと思います。
落ちた原因を探してみても見当たらない…。そんなとき、「この先、どうしたら良いのか?」「再度申し込んでも同じ結果になるのではないか?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
審査で落ちた方は、落ちた原因に対して対策を行ってから再度申し込まないと、同じ結果になってしまいます。
今回は、住宅ローンの審査で注目したいポイント、落ちた時の対策法などを紹介します。
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住宅ローンの審査に落ちた理由は何?

住宅ローンの審査に落ちた場合、再度審査を申し込めるかは金融機関によって変わります。
可能ならすぐにでも再審査をしてもらいたいところですが、まずは1度落ち着いて、なぜ落ちたのかを考えましょう。
各金融機関に聞いても理由を教えてもらえないことが多いため、自分で考える必要があります。
審査で見られる項目の特徴や注意点
住宅ローンの審査で、9割以上の金融機関が審査しているのは次の項目です。
・完済時年齢
・健康状態
・借入時年齢
・担保評価
・年収
・連帯保証
・勤続年数
主に、継続してしっかり返済してもらえるかという点が重要です。そのため、年収が高い自営業よりも、年収が一定程度ある公務員や正社員のほうが審査に通りやすい傾向にあります。
多くの金融機関が担保評価を気にしている点にも注意しましょう。土地や建物の担保価値が低いと、それ以上のお金を借りられない場合があります。
また借地権付き物件だったり、土地に接する道路に問題があったりして審査に落ちる場合もあるようです。
ブラックリストに載っていないか確認を
上で紹介した項目とは別に、次の点に当てはまっていないか確認してください。
これらに当てはまると、事故情報の”異動“が登録され(いわゆる”ブラックリスト”入り)、ほぼ確実に審査に落ちてしまいます。
- 自己破産など金融事故を起こしたことがある
- すでに複数の借り入れがあり、負債を抱えている
- 借り入れの支払い遅延を起こしている
- 会社の経営状態が危ない
- 納税義務を怠っている
自分の事故情報を確かめるには、指定信用情報機関(CIC)から自分の信用情報を取り寄せます。返済状況に“異動”と書かれている場合は、どれだけ頑張っても審査には通りません。
信用情報の取り寄せはスマートフォンからでもできるため、1度確認しておくと良いでしょう。
住宅ローン審査に落ちた場合の対策法まとめ

住宅ローンを申し込む金融機関を変える
審査基準は金融機関によって違うため、借入先を変えるだけですんなり借りられることがあります。例えば、都市銀行は年収などの条件が厳しめに設定されている傾向にあります。
どうしても審査に通らない場合、融資額や金利などの条件が悪くなる可能性はありますが、地方銀行を検討する必要が出てくるでしょう。
また健康状態に不安があるなら、団体信用生命保険への加入が必要でない住宅ローンを選ぶという方法もあります。
団体信用生命保険とは、返済中に契約者が死亡・高度障害状態になった場合に、生命保険会社がローン返済を負担してくれるというものです。
既往歴や持病がある方など、健康状態によっては加入できないことがあり、その結果審査に落ちてしまうことがあります。その場合、団体信用生命保険に加入しなくてよいフラット35などに変えることを検討してもいいでしょう。
返済負担率を下げる
返済負担率とは、年収に対して住宅ローンの返済額が占める割合のことをいいます。
例えば、年収500万円で毎年の返済額が100万円なら、返済負担率は20%です。この割合があまりに高いと、金融機関は「本当に返済できるの?」という懸念から審査が厳しくなります。
一般的に、無理なく返済できるのは20%~25%までだと言われているため、申込額に対する自分の返済額が高過ぎないか計算してみましょう。
頭金を準備する
頭金とは、住宅ローンとは別に支払いに充てられる自己資金のことです。
マイホームを買う時にできるだけ自己資金で支払うことで、住宅ローンの借入額を減らすことができて、結果的に審査に通りやすくなります。
今後のローン返済や生活費なども考えて、無理のない程度に頭金を準備しましょう。
状況が良くなるまで待つ
どうしても審査に通らなくても、待つことで状況が改善されることがあります。例えば、勤続年数を1年から3年に増やすだけで、審査に通りやすくなります。
また、金融事故を起こしてブラックリストに載ってしまった場合は、事故情報が消えるまで5~7年ほど待つしかありません。
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注意!申し込みを連続で行うと審査落ちする可能性も

急ぐあまり、住宅ローンを立て続けに申し込まないよう気を付けましょう。住宅ローンの申し込み状況は個人信用情報に記録されており、各金融機関が参照します。
あまりに連続で申し込んでいると、「この人は他の金融機関で審査に落ちているな」と思われ、そのまま落とされてしまうことになります。このような状態がいわゆる”申し込みブラック”です。
住宅ローンの同時申し込みは多くても2社程度が適切です。それ以上申し込んでしまった場合、個人信用情報の記録がなくなるまでは6ヶ月待たなければなりません。
住宅ローンの再審査は、落ちた理由を考えて対策してから
ここまで、住宅ローンに落ちる理由と対策法をご紹介してきました。
審査に落ちることには、はっきりとした理由があります。原因を考えて対策をしっかり取ることで、審査に通る確率をぐっと上げることができるでしょう。
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更新日: / 公開日:2019.05.10










