同棲生活をしている二人にとって、お金の話は避けて通れないもの。トラブルにならないために管理していくことは大切です。その管理方法の一つとして、共通の家計簿をつけることが挙げられます。お金の動きを見えるようにすることで、暮らし方の改善やお互いの価値観を話し合うきっかけに繋がるでしょう。
ただ、一人暮らしであっても家計簿を続けることは難しいと感じている人が多いものです。ましてや、同棲生活で家計簿を利用してお金を管理するなら、通常の家計簿のつけ方とは違ったコツが必要です。
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同棲の際、家計簿をつけることのメリットは?

同棲の際、家計簿をつけることのメリットは?
一般的な家計簿のメリットである”収支が管理できること”等に加えて、同棲という間柄だからこそのメリットがあります。それは”お互いのお金の感覚や価値観を知る”きっかけになることです。
お金の感覚は両親をはじめとする家庭環境によるところが大きいです。どこに重きを置いてお金を使うのかなどの価値観や家庭ごとの違いは、他人と一緒に暮らすと驚くことが少なくありません。この感覚があまりにずれていると、結婚後の生活で日々ストレスを感じることになる可能性があります。もし違っていても、相手の感覚の方がよりいいなと感じられる部分があれば、お互いに受け入れることで将来の家計の基盤となっていくでしょう。結婚後は夫婦で生涯お金と向き合っていくことになります。同棲生活の中でこの準備をするチャンスがあるなら積極的に取り組みたいものです。
そうは言ってもお互いのお金の疑問に踏み込めないことや、お金にルーズな面に盲目的になっているという可能性もあります。そんな中、家計簿をつけるという事務的な作業をきっかけにすれば、感情と切り離してお金のことを話すことができるでしょう。
同棲時の家計簿の考え方の基本
結婚を前提の同棲とはいっても、残念ながら結婚に至らない可能性もあるため、どこまでの情報を共有するのかが難しいところです。同棲を始める段階での信頼の度合いにもよりますが、次の6項目についてまずは共有家計簿をつけてみてはいかがでしょうか?
①家賃、管理費
毎月定額で住まいに関わる費用です。
②光熱費
水道、電気、ガスにかかる費用です。
③食費
自宅で作る食事の材料費、二人でする外食などの費用です。
④一緒に過ごす時のレジャー費
通常の家計簿なら、娯楽費や交通費などと分けますが、同棲中ならひとくくりで考えると楽になります。
⑤共用のものにかかる費用
トイレットペーパー、洗剤、インテリア、家電などにかかる費用です。
⑥通信費(インターネット)
主にインターネットの接続に関わる費用になります。自宅でパソコンをインターネットに接続したり、携帯やスマホをWifi接続して使用したりと、二人で共通に使う分です。固定電話はお互いの携帯電話があれば、新たに設置する必要は無いと思われます。もし既にあるならば、必要かどうか見直してもいいでしょう。
同棲中の間柄なら、共有家計簿に付けるのをやめたほうがいいものもあります。
・資産づくりもし結婚費用を貯めようということなら、それぞれの名義の口座に同額ずつ積み立てていけばいいことです。同棲中に共通の口座に一緒に積み立てていこうとするのは、結婚しない場合に揉めるもとなのでやめましょう。また、お金を貯めるためには”先どり”の癖をつけるとよいでしょう。残ったら貯蓄にするというのではなく、先に貯蓄分を取ってから、残りで生活するという順序で考えるようにしてください。
共有しなくても、それぞれが管理する意識があればいいと考えられるものもあります。
・趣味や衣服など、必需品でないものの支出、友人との交際費などそれそれのこだわりが色濃くでる趣味や衣服、人付き合いにかかる費用、習い事などは、お互いに口を出さずに理解しあうスタンスでいることが、ストレスなく円満な関係を保つコツです。生活費に支障がない範囲でやりくりができているなら、人生を豊かにしてくれるための費用は共有しなくてもいいでしょう。
・それぞれが個別に持つ携帯電話やスマホの料金同棲の2人による家族割は基本的には使えませんので、離れて暮らす親との家族割を利用するなど、それぞれでお得な料金にしておきましょう。
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家計簿をつける方法は?

家計簿をつける方法は?
家計簿は、収入と支出を把握し、収支が黒字になるように改善する手掛かりとするためにつけるものです
ただ、同棲期間は前述のようにお互いを知るためのツールとしての役目がありますし、管理する項目も限られます。
そういった観点から正確な数字を追う事よりも、二人で家計管理をする時間を一緒に楽しみつつ、手間がかからない方法を選びましょう。ここでは3種類を紹介し、それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめました。
①袋で管理する
管理したい項目の数ぶん、仕分けできる袋を用意します。月初めや給料日などに各項目の1ヶ月の予算を、お互いに決めた負担割合で出し合って袋に入れておきます。その中から支払ったら、おつりとレシート(無い場合は支払いメモ)を袋に戻すようにします。
メリット:袋の中の残りが目に見えるので使いすぎが起きづらい。
デメリット:現金をおろしてきて入れておく作業が必要。現金払いなのでポイントが付かない。
②スマホの家計簿アプリで管理する
家計簿アプリの中から、二人で同じアカウントを利用できるものを選んで、共有したい項目についてだけ利用する方法です。
メリット:レシートの読み取り機能などがあり、簡単につけられる。
デメリット:初期設定が面倒だったり、限られた項目だけの利用がしにくい場合がある。
③PCの家計簿ソフトで管理する
表計算ソフトを利用した家計簿に入力していく。
メリット:データの加工自由度が高いので、分析に利用しやすい。
デメリット:PCのハードディスク上にデータを保存している場合、自宅に帰ってPCを開いて入力する作業が面倒に感じて滞りがちになる。
3種類の方法を紹介しましたが、いずれの方法もつけただけでは意味がありません。残高不足や使いすぎが起きるようなら、レシートの明細を2人で見直すことで改善していきます。何が無駄だったか、どの支出が2人の時間を実りあるものにしてくれているか、他人同士がお金の価値観を共有化していくこの作業を、ぜひ2人で楽しみながら続けてみてください。
他に、車を持っている場合にかかる費用や医療費など、金額が大きくなる場合もある支出項目について、貯蓄から切り崩して支払うような場合は、協力しあう状況になるかもしれません。
家計簿につけることとはちょっと離れますが、もしお金の貸し借りが起きる場合には、後々のトラブルに繋がらないように、簡単なものでも構いませんので、書面で残すようにしておくといいでしょう。お互いのことを思うからこそ、水くさいなどとうやむやにすることがないようにしたいものです。その対応次第では一生のパートナーとしてふさわしいかどうかを見抜くことにも繋がるかもしれません。
同棲中のお金のやりくりが楽しくなる
同棲中の2人が家計簿を付けることで、お互いのお金に対する感覚や価値観を理解が深まれば、家計のやりくりもきっと楽しくなってきます。その結果将来への貯蓄が増やすことにも繋がるでしょう。日々の暮らしも家計簿付けも、楽しみながら2人に合う方法で続けていきましょう。
・同棲中の2人が家計簿をつけることは、収支の把握だけでなく、お金について話すきっかけになる。
・全ての収支について把握しようとせず、共有すべき項目を絞る。
・家計簿をつける方法には袋管理やアプリ、表計算ソフトを使う方法がある。
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更新日: / 公開日:2018.12.28
