住宅の購入は、人生で一番大きな買い物と呼ばれるくらい、何千万円という大金が必要となります。マンガの新刊を買うように、気軽にポンっと現金で買うわけにはいきません。

そこで、多くの方が利用するのが住宅ローンです。住宅ローンには大きく分けて3つの種類があり、どれを選ぶのかによって、将来のリスクや総支払額が変わってきます。

ただ、自分にはどのタイプの住宅ローンが合っているのかわからないという方のために「LIFULL HOME'S 住まいの窓口」専属アドバイザーである私、落合優美がわかりやすく、それぞれの特徴からメリットとデメリットまでご紹介します。
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今回お話を聞いた人

落合優美(おちあい ゆみ)

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職業:住まいの窓口専属アドバイザー
得意分野:何から相談していいか分からないという方、何でも聞いていただきたいです!
ひとこと:もともと予備校で進路相談に乗るなどしていたため、人の悩みの相談に乗るのが好きです。こんなこと相談していいのかな、という方でもぜひ何でも聞いてください。
趣味:ジャンプ系のマンガ、ヒップホップ系の音楽が好きです。


住宅ローンのタイプは、大きく分けて3つあります。
1. 全期間固定金利型
2. 変動金利型
3. 固定金利選択型
金利とは、改めて説明すると、借りたお金に対して支払う利息(貸借料)の割合のこと。

 

住宅ローンにおいては「金利が高い=利息を多く支払う=総支払額も増える」となるので、少しでも金利を低く抑えたいと思っている方が多いと思います。

 

ここからは詳しく、それぞれのメリットやデメリットなどの特徴を見ていきましょう。


住宅ローンを借りている間、金利は最後までずっと一律で固定されています。そのため、月々の返済額も常に一定で変わることはありません。

 

金利の固定期間については、契約内容によって様々ですが、代表的な固定ローン「フラット35」だと、15年から最長35年の中から選べます。固定期間が長ければ長いほど、金利は割高になります。

 

金利上昇によるリスクを心配しなくていいため、ライフプランが安定し、将来設計がしやすいのが特徴です。

 

反対に、固定金利は変動金利よりも高い水準であることが多いので、金利が思ったほど上昇しなかった場合、結果的に高い金利を払い続けることになります。

 

【メリット】
・支払額が一定なので無理なく返せる
・返済計画が立てやすい
・将来設計がしやすい
・金利の上昇を気にしなくていい安心感

【デメリット】
・金利が高い
・借りられる住宅ローンの金額が変動金利型より少なくなる

【向いている方】
・金利の変動を気にしたくない方
・返済期間が長い方
・総支払額が高くなっても安定した生活を送りたい方
・リスクを避けたい方


変動金利型は、その名の通り金利が変動する住宅ローン。金利が変動するたびに、利息の負担や返済額は変わりますが、固定金利と比べて金利が低く設定されるケースが多いのが特徴です。

 

変動するといっても、株価のように毎日金利がコロコロ変わるわけではなく、一般的に金利の見直しは半年に一度です。そして、その金利の動向に応じて、5年ごとに返済額が見直されます。

 

ただし、返済額が一気に上がると家計への影響も大きくなるため、金利がどんなに上昇しても、変更後の返済額は、これまでの返済額の1.25倍までと上限が定められています。

 

ここで注意してほしいのが、金利が急上昇したときに起こりえる「未払い元金」の発生です。

 

途中で金利が急上昇しても、返済額の見直しは5年ごとなので、5年間は同じ返済額のままです。しかし返済額は変わりませんが、利息の負担額は、変更後の金利がすぐに適用されます。

 

そのため、金利が大幅に上昇すると、元金ではなく利息から優先して返済されるので、利息ばかりを支払う状態が続き、一向に元金は減らなくなってしまいます。

 

それどころか毎月支払うべき利息の金額が、返済額よりも多くなってしまい、未払い利息も貯まってしまうリスクがあることも覚えておきましょう。

 

【メリット】
・金利が低い
・借りられる住宅ローンの金額が固定金利型より高くなる

【デメリット】
・将来金利が上がるリスクがある
・生活設計を立てづらい
・未払い元金・利息が発生する可能性がある

【向いている方】
・金利上昇リスクを理解している方
・借入金額が少ない方
・返済期間が短い方
・今後上昇しても借入時の金利を低くしたい方
・金利上昇に対応できる資金面に余裕のある方


全期間固定金利型と変動金利の中間のようなイメージの固定期間選択型。3年、5年、10年というように一定期間金利が固定され、一般的には固定期間が長くなるほど、金利は高くなります。

 

期間終了後は契約したローンの条件次第ですが、その時点の金利で再び固定期間を設定するのか、変動金利型に変えるのかを選択します。

 

一般的に、全期間固定金利型に比べてスタート時の金利は低めになっています。そのため、最初の数年間は支払いが安くなるというメリットがあります。

 

注意点として、変動金利型のように、金利上昇に対する返済額の上限ルールが設けられていません。

 

金利が上がった分だけ返済額も増えるので、金利が上昇しても返済可能なのか、十分に考えておく必要があります。

 

【メリット】
・状況に合わせて自由に固定期間を調整できる
・全期間固定するより低い金利で返済期間を固定可能

【デメリット】
・固定期間終了後に金利が上がっている可能性がある
・生活設計を長期的に立てづらい
・返済額に上限がない

【向いている方】
・返済期間が短い方
・固定期間が終了するまでに収入の増加が見込める方


「固定金利と変動金利、どっちがいいですか?」とよく相談に来られた方に聞かれますが、こっちがいいと明確に答えるのはなかなか難しいです。

 

将来、金利上昇にも対応可能で、リスクを知ったうえでもできるだけ低い金利タイプを選びたいと考えるなら「変動金利型」。

 

最終的に総支払額が高くなっても、毎月の返済額が同じのほうが安心して暮らせると考えるなら「固定金利型」というように、借入当初の返済額に注目するだけではなく、将来にわたっての返済プランを立てておくことが重要です。

 

「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」では、中立な立場での相談に加え、住宅ローンのシュミレーションもすべて無料で利用できます。

 

お金のプロであるファイナンシャルプランナーのご紹介もできるので、困ったことがあればいつでもご活用ください。

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更新日: / 公開日:2018.09.27