借金があっても住宅ローン審査に通る可能性はある
現在借金を抱えていても、住宅ローン審査に通る可能性はあります。ただし、「ブラックリスト」に載っている場合は基本的に審査に通りません。借金の有無だけでなく、その内容が重要視されます。
詳しくは、「借金ありでも住宅ローン審査には通る?」をご覧ください。
住宅ローン審査で重視される2つのポイント
審査では、借金の「毎月の返済額」と「借金の種類」が特に重要です。毎月の返済額は、年収に対するローンの返済割合である「返済負担率」に影響します。また、使途不明のキャッシングや消費者金融からの多額の借り入れは審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
詳しくは、「借金について審査で見られるポイントは2つ」をご覧ください。
審査落ちの要因と対策
税金の滞納や返済負担率が基準を超えること、個人信用情報に「異動」の記載があることなどが審査落ちの主な要因です。対策としては、借金の完済、自己資金を増やすこと、返済期間を長く取ることなどが挙げられます。
詳しくは、「住宅ローン審査に落ちてしまう要因」をご覧ください。

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住宅ローンの審査では、申請者の返済能力や信用情報についてチェックが行われます。現在借金を抱えている場合、住宅ローン審査に通るのか不安に感じる人もいるでしょう。

 

この記事では、借金がある状態で住宅ローン審査を受けるケースを想定して、審査で見られるポイントや落ちてしまう原因、必要な対策について解説します。

借金ありでも住宅ローン審査には通る?

 

結論からいうと、借金があっても住宅ローン審査に通過することは可能です。

 

自動車ローンや教育ローンなど、その他のローンがある状態で審査に通るケースもあるため、借金があるからといって、必ずしも住宅ローンを利用できないというわけではありません。

 

ただし、後ほど詳しく解説しますが、個人信用情報に事故情報が掲載されている場合、いわゆる「ブラックリスト」に載っている場合は、基本的に審査に通る可能性はありません

 

また、たとえきちんと返済をしていても、借金が少なからず審査に影響を与えるのは確かです。

 

ここからは、「ブラックリストには載っていないけれど、借金はある」というケースにおいて、住宅ローン審査を受けるときの注意点を見ていきましょう。

 

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借金について審査で見られるポイントは2つ

 

ここでは、住宅ローン審査において借金が具体的にどのような影響を与えるのかを、さまざまな角度から解説します。

 

住宅ローン審査では、借金の有無そのものよりも、具体的な状況が重要視される傾向にあります。

 

現在借金はいくら残っているのか、どこからどのような用途で借金をしたのかなど、金額や内容をチェックされたうえで、融資をしてもよいかが判断されるのです。

 

借金の額をもう少し具体的な言葉に言い換えるのであれば、「毎月の返済額」となります。住宅ローン審査においては、「返済負担率」と呼ばれる「年収に対するローンの返済割合」が重要視されます。

 

たとえば、年収500万円の世帯で、住宅ローンを毎月10万円ずつ返済していくのであれば、返済負担率は24%となります。

 

一般的に、無理のない返済負担率は25%以内とされているので、このケースでは安全に返済できる可能性が高いと判断されます。

 

しかし、仮に住宅ローンに加えて毎月5万円の借金返済をしなければならないケースを想定すると、毎月返済額は合計15万円となり、返済負担率は36%と大幅に高くなってしまいます。

 

つまり、住宅ローンの毎月返済額と、すでに借りている借金の毎月返済額の合計、そして年収とのバランスが重要になるということです。

 

住宅ローンの審査では、借金の残高とともに借入先や用途なども細かく伝える必要があります。

 

つまり、「いくら借りているか」だけでなく、「何のためにどこから借りているのか」もチェックされる可能性が高いということです。

 

たとえば、自動車ローンや教育ローンといった一般的なローンであれば、借金の種類が問題になるケースはほとんどありません。

 

しかし、使途不明のキャッシングが多い場合や、消費者金融から多額の借入がある場合には、審査に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

 

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住宅ローン審査に落ちてしまう要因

 

ここまで解説したように、借金の有無そのものが審査に大きな影響を与えることはありません。しかし、借金にまつわる問題が原因で審査に落ちてしまうケースが多いのも事実です。

 

ここでは、住宅ローン審査に落ちてしまう主な原因について解説します。

 

税金はさまざまな支払いのなかでも、特に優先度の高い項目とされています。税金を滞納している場合、何よりもその返済が優先されるため、住宅ローン審査では著しく不利になってしまいます。

 

所得税や固定資産税の未納付分がある場合は、必ず審査を受ける前に解消しておきましょう。

 

前述のように、住宅ローン審査では、住宅ローン以外の借金を含めた返済負担率がチェックされます。返済負担率の基準は金融機関によっても異なるものの、おおむね30~35%の範囲で設定されています。

 

無理なく返済できるとされる基準は25%以内とさらに低いので、借金の返済が多い人は、場合によって住宅ローンの毎月返済額を下げることも考えなければなりません。

 

住宅ローン審査では、申請者本人の個人信用情報が確認されます。このとき、個人信用情報に「異動」の表記があると、住宅ローン審査にはまず通りません。

 

異動とは、債務整理や3ヶ月以上の支払い遅延、繰り返しの滞納など、返済の過程に大きな問題があったことを意味する言葉です。

 

一般に「ブラックリストに載った」というのは、「異動」の表記がついてしまったことを指す場合が多く、この状態では基本的にローンを利用することができません。

 

当然ながら、住宅ローンは通常のローン以上に借入額が高額であり、返済も長期にわたるので、「異動」の表示があればその時点で利用が厳しいと判断されます。

 

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借金がある場合の住宅ローン審査対策

 

借金がある場合には、とにかく税金などの緊急度が高いものを支払ったうえで、返済負担率を抑えることが重要です。ここでは、具体的な審査対策として、3つのポイントを確認しておきましょう。

 

もっともシンプルかつ確実性が高いのは、借金を完済してから住宅ローン計画を立てる方法です。

 

今すぐにマイホームを取得することにこだわらないのであれば、先に借金を完済して足元を固めてから、改めて審査を受ける方がスムーズに手続きを進められます。

 

なお、「審査に通るか分からないけれど、とりあえず受けてみる」という考え方は、ややリスクが高いスタンスといえます。なぜなら、住宅ローン審査に一度落ちてしまうと、その情報が信用情報機関に登録されるためです。

 

そのため、連続で審査を受けようとすると、通常よりもチェックが厳しくなるリスクがあるのです。

 

住宅ローン審査に関する情報は、6ヶ月経過するまで登録されたままなので、次回の審査を半年先送りにしなければならないという可能性も十分にあり得ます。

 

トータルで考えると不安があるなら、リスクを負ってすぐに審査を受けるより、きちんと借金を返済してから審査を受けた方がいいでしょう。

 

住宅ローン審査で有利になるためには、自己資金(頭金)を増やして、住宅ローン借入額を抑えるのが基本です。

 

特に、フラット35などの特定の住宅ローン商品では、頭金を一定割合以上用意することで金利が優遇されます。

 

同じ借入額であれば、返済期間を長くとる方が毎月返済額を抑えることができます。したがって、返済負担率も低く抑えることが可能です。

 

ただし、返済期間を長くとれば、その分だけ利息の負担が大きくなり、最終的な総支払額が膨らんでしまう点には注意が必要です。

 

また、住宅ローン審査では「完済時年齢」も重視されるので、現在の年齢が高い場合はあまり長く返済期間を確保できないケースもあります。

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住宅ローン審査についてよくある質問

 

最後に、借金がある場合の住宅ローン審査について、よくある質問に回答します。

 

自己申告をしなければ隠し通せるということは基本的にありません。

 

住宅ローンの審査機関(金融機関など)は、指定信用情報機関という組織に加盟しており、個人の借入情報や返済履歴などを照会することができます。

 

また、税金の滞納についても、審査時に必ず提出する納税証明書で判明してしまいます。

 

審査では、単に融資を受けられるかどうかが判定されるだけなので、審査によって借金が周りに知られてしまうといったことは考えにくいです。

 

住宅ローン審査に仮に落ちてしまったとしても、その原因について書面等で通知されることはありません。

 

ただし、ペアローンを組む場合など、家族と一緒に申し込みを行うケースでは、書類の準備を行う際に借金が発覚してしまう可能性はあります。

 

個人信用情報は、信用情報機関に郵送やインターネット手続きで開示請求をすれば、手数料1,000円程度でチェックすることができます。

 

信用情報機関には、「株式会社日本信用情報機構(JICC)「株式会社シーアイシー(CIC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSCまたはJBA)」の3つがあり、金融機関は少なくともいずれかひとつに加盟することが義務付けられています。

 

おおまかに分けると、クレジットカードや消費者金融からの借入はJICCやCICに、銀行からの借入はKSCに開示請求をすることとなります。

 

ただ、自分が利用している金融機関がどこに加盟しているか分からない場合は、3つの機関すべてに開示請求を行いましょう。

 

信用情報に「異動」の記載があった場合は、残念ながら住宅ローン審査には通過できません。また、異動の情報は少なくとも5年間、自己破産などの債務整理では10年間にわたり保存されてしまいます。

 

そのため、保存期間が過ぎるまでは自己資金を貯蓄することに専念しましょう。

 

自己資金を貯蓄できれば、その分だけ住宅ローン借入額を少なくできるので、「審査に通りやすくなる」「総支払額が少なくなる」「返済期間を短くできる」などのさまざまなメリットが生まれます。

住宅ローン

 

  • 借金があっても住宅ローン審査には通る(ただしブラックリストに載っている場合はNG)
  • 審査では借金の有無よりも、金額(返済負担率)や種類、内容が重視される
  • 税金の滞納がある場合は優先的に納付しておく
  • 状況によっては購入を先送りにして、自己資金の貯蓄に専念するのもひとつの方法
  • 個人信用情報を自分で調べることもできるため、過去の返済履歴に不安がある場合は確認してみよう

 

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Q1:借金があっても住宅ローン審査に通ることはできますか?

A1: はい、借金があっても住宅ローン審査に通ることは可能です。自動車ローンや教育ローンがある状態でも審査に通るケースがあります。ただし、信用情報機関に事故情報が登録されている場合は、基本的に審査に通る可能性はありません。

Q2:住宅ローンの審査で借金はどのように影響しますか?

A2: 住宅ローンの審査では、借金の有無そのものよりも、毎月の返済額と借金の種類が重要視されます。特に、年収に対するローンの返済割合である「返済負担率」が重視され、無理のない返済負担率は25%以内とされています。また、使途不明のキャッシングや消費者金融からの多額の借り入れは審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

Q3:住宅ローン審査に落ちてしまう主な原因は何ですか?

A3: 住宅ローン審査に落ちてしまう主な原因としては、税金の滞納・延滞があること、住宅ローン以外の借金を含めた返済負担率が金融機関の基準(おおむね30~35%)を超えてしまうこと、そして個人信用情報に「異動」(債務整理や3ヶ月以上の支払い遅延など)の記録があることが挙げられます。

Q4:借金がある場合、住宅ローン審査に通るための対策はありますか?

A4: 借金がある場合の対策としては、まず税金など緊急度の高い支払いを済ませることです。そのうえで、住宅購入を延期して借金を完済する、自己資金(頭金)を増やして借入額を抑える、返済期間をできるだけ長くして毎月の返済額を抑える、といった方法が有効です。

更新日: / 公開日:2016.09.12