2024年4月、私は夫の転勤に伴い、家族や愛猫と共に埼玉県から福岡県へと移住。ペット可マンションに引越し、新生活をスタートさせました。以前暮らしていた一戸建てと現在のマンションでは、階段の有無や広さなどをはじめとして、さまざまな違いがあります。猫がくつろげそうな場所にカゴや空き箱を置き、ケージやトイレ、爪研ぎを置く場所などは慎重に検討しました。
この記事では、マンション暮らしに適した猫の種類から、飼い主と猫が快適に暮らすためのポイント、さらには物件選びのコツまで、実体験にもとづいた情報を紹介します。猫と共に暮らせるマンションを見つけ、幸せな生活を実現するための具体的なアドバイスをお届けします。ぜひ、参考にしてください。
猫と暮らす物件を探す猫の多頭飼いができる物件を探す無料で住まいの窓口に相談する
マンションで猫を飼う魅力

猫と一緒のマンション暮らしには、多くの魅力があります。特に子育て世帯にとって、猫との暮らしは、子どもたちに生き物との関わり方や優しい心を学ぶ格好のチャンス。
また、個性にもよりますが、猫は犬と比べて鳴き声や足音が静かです。マンションでは上下左右の部屋同士が隣接しているため、音や振動にはお互いに気をつけたいものですよね。静かな暮らしを好む猫は、マンションに適した生き物といえるでしょう。
猫と暮らす物件を探す 猫の多頭飼いができる物件を探す 無料で住まいの窓口に相談する
マンションで猫を飼う注意点

マンションのケージ内に設置された猫のトイレ
マンションで猫を飼う注意点を解説します。猫と飼い主にとって快適な環境を整えましょう。
運動とストレス解消に向けた環境を作る
ワンフロアのマンションでは、猫が運動不足になりがちです。コンパクトで高さのあるキャットタワーを設置したり、一緒に遊んだりして運動させましょう。また、各部屋のドアを開けておき、家中を猫が動けるようにすると、自然に運動量を増やせます。
室内飼育を徹底する
マンションでは近隣住民との距離の近さを理由に、トラブルが起きがちです。ペット可のマンションでも、猫に対する思いはそれぞれです。迷惑をかけないように、室内飼育を徹底しましょう。
落下防止・脱走防止対策をする
猫の安全のため、落下防止・脱走防止対策を行いましょう。高層マンションでは特に危険です。マンションではDIYが難しい場合もありますが、できる範囲で対策を講じてください。
多頭飼いは避ける
ペット可のマンションでも、多頭飼いは認められていない場合があります。また、他の猫と仲良くすることを好まない猫もいます。ペットショップのスタッフなどに多頭飼いをおすすめされても、慎重に検討しましょう。
大規模修繕が予定されているマンションは避ける
騒音や振動は猫にとってストレスになり、体調不良を引き起こす可能性があります。大規模修繕が予定されているマンションでの飼育は避けた方が賢明です。
猫とのマンション暮らしについては、以下の記事も参考にしてください。

マンションで猫と暮らす幸せな日常

マンションのソファでくつろぐ猫
私はライターの仕事をしており、ほぼ毎日猫と共にマンションで暮らしています。猫とのマンション暮らしは、幸せがたくさん。日常の様子を紹介するので、暮らしぶりをイメージしてみてください。
猫に起こされて始まる朝
目覚まし時計がいらないほど、猫の腹時計は正確です。早くごはんをもらおうと、ニャーニャー鳴いたり、ときには足などを甘噛みしたりして起こしてくれます。ご飯をあげ、トイレの掃除と水の補充をすれば、朝のお世話は終了です。
猫に見守られながら執筆する昼
日中、猫はその日の気分で好きな場所で丸くなっています。リビングのソファで丸くなって執筆する私を見ていたり、子ども部屋の窓辺でひなたぼっこしていたり。
お互いのために、入ってほしくない場所には鍵をかけておきましょう。わが家ではクローゼットを閉めて、服や小物に猫の毛や鼻水などが付かないようにしています。
猫の食事を用意する夕方
16時頃からお腹がすいたと猫が騒ぎ出しますが、なるべく16時半に合わせてごはんをあげるように調整しています。太りやすいため、おやつはほぼあげません。夕ごはん後の猫は、転がってなでてと催促してきたり、私や子どもたちとおもちゃで遊んだりして過ごします。運動不足解消のため、ジャンプさせる遊びを意識的に取り入れています。
猫と一緒に眠る夜
たいていの場合、猫は誰かの布団の上で眠ります。体の上に乗って来られるとやはり重みを感じますが、ほっとする気持ちもありますね。わが家には背の高い3段になったケージもありますが、ほとんどケージの中では眠りません。
猫と暮らす物件を探す 猫の多頭飼いができる物件を探す 無料で住まいの窓口に相談する
マンションで猫と暮らすために気をつけていること
爪研ぎしないための工夫、トイレの置き場所、運動不足解消などについて、わが家で実践していることを紹介します。
爪とぎアイテムをたくさん設置する

キャットタワーで爪とぎする猫
賃貸マンションでは、猫の爪とぎで壁を傷つけないように注意が必要です。爪とぎをしそうな場所に爪とぎアイテムを設置し、こまめに爪切り(わが家では1ヶ月に1回)をしましょう。
トイレはケージ内に設置する
わが家は、大人の寝室に大きなケージを用意し、その中にトイレを設置しています。ケージ内にトイレを置くと、部屋に猫砂が飛び散りません。和室やクローゼットにトイレを設置したいという人もいるかもしれませんが、掃除が大変になると考えられます。
遊びを通じて運動させる
運動不足解消のため、積極的に猫と遊びましょう。ただし、小さな子どもが猫と遊ぶ際はケガのリスクがあるため、大人の目がある方が安心です。わが家の場合、ボールを転がして追いかけさせたり、羽根のついた紐のおもちゃを使いダイナミックにジャンプさせたりして遊んでいます。
食事はダイエットフードを取り入れる
マンション暮らしでは猫が運動不足になりがちなため、太り過ぎ防止のためにダイエット用フードを検討するとよいでしょう。特に、去勢・避妊後の猫は太りやすい傾向があります。わが家では、ドライフードとウェットフードを組み合わせ、1日あたりの摂取カロリーを200kcal程度に調整しています。
マンション暮らしにおすすめの猫の品種と特徴
マンション暮らしに適した猫の品種とその特徴を紹介します。体格、性格、運動量、鳴き声の大きさなどを比較しながら、これから一緒に暮らす猫を探してみましょう。「体格が立派でも、大人しい性格を考慮するとマンションに向いているのでは?」など、複数の観点からの検討をおすすめします。
ちなみに、私の暮らしているマンションでは、猫の体格に関する制限があります。トラブルを避けるために、マンションの規約も必ず確認しておいてください。
シンガプーラ

シンガプーラは、小柄で愛らしい外見と甘えん坊な性格の猫。マンション暮らしにおすすめの理由は、体が小さいためワンフロアのみでも十分運動できることと、比較的小さな鳴き声です。
甘えん坊なシンガプーラには、寂しがりやの一面もあります。長時間の留守番はなるべく避けた方がよいでしょう。また、希少種のため入手が難しく、ペットショップでもなかなか巡り会えない可能性があります。
ラグドール

ラグドールは、美しい毛並みをした大型の猫です。やや大型ですが運動量が少なめなため、マンション暮らしに適しています。穏やかな性格をしているため、小さな子どもや赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。
ラグドールは長毛種なので、定期的なブラッシングが欠かせません。ブラッシングはスキンシップにもなるため、愛猫との絆を深められます。
アメリカンショートヘア

アメリカンショートヘアは、丸顔で幾分筋肉質な短毛の猫です。比較的頭がよくしつけをしやすい点から、マンション暮らしにおすすめ。活発な性格で独立心が強いため、留守にしがちな家庭でも、ストレスをそれほど感じさせずに過ごせるでしょう。
好奇心旺盛なため、入ってほしくない部屋や場所には鍵をかけておくことをおすすめします。また、食欲旺盛な傾向が見られるため、肥満にならないよう食事にも配慮しましょう。
ブリティッシュショートヘア

丸顔でずんぐりした体型が愛らしい、ブリティッシュショートヘア。穏やかで落ち着いた性格からマンション暮らしに適しています。
短毛種ですが、毛量が多いため定期的にブラッシングしましょう。運動不足になりがちなので、肥満を防ぐためにも、遊びを兼ねた運動や、食事への配慮は欠かせません。キャットタワーやキャットウォークなどがあると、自然に運動量を増やせます。
ペルシャ

ペルシャは、長くゴージャスな毛並みと、平べったい顔が特徴です。おっとりとした性格で運動量が少なく、鳴き声が比較的静かです。
長毛のペルシャは、毎日のブラッシングが欠かせません。毛玉を飲み込んでしまうと吐きやすくなるため、こまめにブラッシングしていたわりましょう。また、きれいな毛並みを保つには、定期的なトリミングやシャンプーもポイントです。
アメリカンカール

特徴的な巻き耳を持つアメリカンカールは、穏やかながらも好奇心旺盛な性格です。高い所が好きなので、しっかりしたキャットタワーなどを用意して、安心して遊べる場所を用意しましょう。
アメリカンカールの反り返った耳は、他の猫と比べると汚れやすい傾向が見られます。週に1回程度のペースで、優しく耳掃除をしましょう。ただし、嫌がる場合は無理に耳掃除をせず、獣医師に任せることをおすすめします。
マンチカン

短い足が特徴的なマンチカンは、小ぶりな体格からマンション暮らしにおすすめです。マンチカンは太りやすい傾向が見られるため、室内をのびのび動き回れるようにレイアウトを工夫するとよいでしょう。
なお、マンチカンは活発に動くタイプの猫ですが、足の短さを理由にキャットタワーや家具などから落下するリスクがあります。落下の衝撃が和らぐように、気になる場所にはクッションやラグなどを敷いておくと安心です。
ロシアンブルー

エレガントな外見のロシアンブルーは、鳴き声が静かなうえに、短毛で抜け毛が少なく手入れも簡単。怖がりの一面もあるため、遊び盛りの子どもがいる家庭や、来客が多い家庭は、室内に複数の隠れ場所を用意しておくとよいでしょう。
大人しそうに見えるかもしれませんが、ロシアンブルーは運動を好む猫です。肥満を防ぐためにも、ジャンプさせたり走り回らせたりして、体全体を使う遊びに誘いましょう。
エキゾチックショートヘア

ぺちゃんとした鼻が特徴のエキゾチックショートヘア。ペルシャ猫の短毛版とも呼ばれるエキゾチックショートヘアは、マンション暮らしに適した温和な性格です。運動量が少ないため、コンパクトなマンションでも、優雅にくつろいでくれるでしょう。
エキゾチックショートヘアは短毛ながらも毛量が多いため、定期的なブラッシングが必要です。ぺちゃんとした鼻や目の周りなど、顔周りのケアにも気を配りましょう。
ラガマフィン

ラグドールに、ペルシャやメインクーンなどを交配させて生まれたラガマフィン。ラガマフィンは、ラグドールと同じく大型で、ふわふわした毛並みを持っています。性格面は、ラガマフィンの方が幾分、人懐っこいかもしれません。
少しばかりいたずら好きな部分があるので、触ってほしくないものがあれば隠しておきましょう。また、長毛種のため、定期的にブラッシングして毛玉の飲み込みを防いでください。
ミヌエット

マンチカンとペルシャを交配させて生まれたミヌエットには、見た目と性格に、それぞれの猫の特徴を色濃く受け継いでいます。短い足と、マンション暮らしに適した小ぶりな体格はマンチカン由来です。また、ふわふわした毛並みはペルシャ猫から受け継いだもの。
ミヌエットは毛が抜けやすいため、定期的なブラッシングが必要です。また、遊びを通じて適度に運動させ、肥満予防にも気をつけましょう。
シャルトリュー

しばしばロシアンブルーと間違われがちなシャルトリュー。いずれも青みがかったグレーの毛並みが特徴的ですが、シャルトリューは体つきががっしりしています。目の色は、ロシアンブルーがエメラルドグリーンであるのに対し、シャルトリューは黄色または金色がかった橙色です。
シャルトリューは、静かで穏やかな性格からマンション暮らしに適しています。肥満になりやすいため、適切な食事管理と適度な運動を心がけましょう。
セルカークレックス

セルカークレックスは、巻き毛のような独特の毛並みが特徴の猫。短毛・中毛・長毛と毛の長さはさまざまで、色もバラエティ豊かです。温和で人懐っこい性格と適度な運動量のセルカークレックスは、マンション暮らしにおすすめの猫といえるでしょう。
美しい巻き毛を維持するためには、定期的なブラッシングが必要です。また、希少な品種のため、シンガプーラと同じく入手が難しい場合があります。
バーミーズ

バーミーズには、アメリカン・バーミーズとヨーロピアン・バーミーズという2種類の品種があります。いずれもすらりとしていますが、アメリカン・バーミーズの方がやや丸みを帯びた体つきです。
バーミーズは穏やかながらも適度な活発さを持ち合わせています。また、鳴き声が控えめなところも、マンション暮らしにおすすめ。独立心が高い傾向があるので、留守にしがちな家庭でも比較的飼いやすいでしょう。
猫と暮らす物件を探す 猫の多頭飼いができる物件を探す 無料で住まいの窓口に相談する
猫と一緒に暮らせるマンションの特徴

猫と暮らすなら、ペット相談可の物件を選ぶことが大前提です。契約内容を詳細に確認し、飼育可能な動物の種類や数、特別な条件などを把握しましょう。
ペット相談可の物件
ペット不可の物件で猫を飼うことは明らかな規約違反です。近隣トラブルの原因になるだけでなく、退去を求められる可能性もあります。ペット可の物件に絞ると選択肢が減りますが、猫と安心して暮らすためには避けられません。適切な物件を見つけるまで粘り強く探しましょう。
猫相談可の物件
ペット相談可の物件であっても、必ずしも猫の飼育が認められているとは限りません。例えば、小型犬のみOKで猫はNGといったケースもあります。また、猫の飼育が許可されている場合でも、マンションごとに細かな規約が設けられていることがほとんどです。規約の例として、以下のようなものがあります。
- 多頭飼いの禁止
- 大型猫の飼育禁止(体長や体重制限が設けられている)
- 特定の猫種のみ許可
- ワクチン接種や去勢・避妊手術の義務付け
自身が住む予定のマンションのル規約を、丁寧に確認しましょう。
マンションで猫と幸せに暮らそう
体格が小ぶりな猫や、鳴き声が静かで穏やかな性格の猫は、マンション暮らしに向いています。この記事を手がかりに、ライフスタイルに合う猫を探してみましょう。
マンションで猫と幸せに暮らすには、条件に合う物件探しと日々の配慮が大切です。猫の健康と安全を第一に考え、運動不足や肥満対策、ストレス解消にも気を配りましょう。マンション暮らしならではの制約もありますが、工夫や配慮しだいで猫と充実した日々を過ごせますよ。
猫と暮らす物件を探す 猫の多頭飼いができる物件を探す 無料で住まいの窓口に相談する
公開日:










