この記事を読んでいる方は、ガレージハウスに憧れを持っている人、ガレージハウスを建てようか悩まれている人が多いのではないでしょうか。

私自身、2016年にハウスメーカーでガレージハウスを建てた一人です。家を建てたときは夫婦二人でしたが、今は二人の子どもが加わり、にぎやかに生活しています。

実際にガレージハウスに住んでみて感じたことは、車やバイクの収納だけではない魅力がたくさんあるということです。

この記事では、わが家がガレージハウスを建てるときにこだわったこと、実際に住んでみての魅力や注意点などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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ガレージハウスイメージ

ガレージハウス イメージ

ガレージハウスの「ガレージ」とは、車庫・駐車場のことで、ガレージと家が一体化した建物を「ガレージハウス」と呼びます。ほかにも、インナーガレージやビルトインガレージと呼ばれることもあります。

ガレージハウス=車やバイク好きな人というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。大切な車やバイクを守れることがガレージハウスの最大の魅力ですが、それだけではありません。

 

ガレージは、車やバイクを守るだけでなく、趣味を楽しんだり、アウトドア用品を保管したりと、さまざまな用途で使用できます。

 

雨の日でもストレスなく車に乗り込めるため、小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。実際にガレージハウスに住むと、家族みんなが魅力を感じることでしょう。

ガレージハウスのメリットには、主に以下の5つがあります。

メリット

  • 大切な車やバイクを雨風から守れる
  • 防犯性が高い
  • 雨の日にぬれずに室内に入れる
  • 物置としても活用できる
  • プライベートスペースとしても活用できる

大切な車やバイクを雨風から守れるのはもちろんですが、ガレージという閉鎖された空間に保管できるため、盗難の心配もなくなります。物置としての活用もできるため、室内に保管しきれないものを置くことも可能です。

 

ガレージのシャッターを閉めると、プライベート空間として作業したり、家族で過ごしたりできるスペースとしても活用できるのもメリットのひとつです。

ガレージハウスの主なデメリットは以下の3つです。

デメリット

  • 施工費用が高くなる傾向にある
  • 居住スペースのための間取りが狭くなる
  • 排ガスや騒音の問題が生じる可能性がある

ガレージと家が一体化されているガレージハウスは、耐震性や耐久性をより慎重に考えて設計・建築しなければなりません。そのため、施工費用が通常の住宅に比べて高くなる傾向にあります。

 

また、限られた土地内で、ガレージと居住スペースの間取りを考えなければならないため、間取りに制限がでやすくなるのも特徴です。

 

排ガスや騒音の問題が生じてしまう可能性があることも、デメリットのひとつとして挙げられるでしょう。

わが家がガレージハウスを建てようと思ったきっかけのひとつが、夫の趣味であるバイクを収納するスペースが欲しかったからです。

 

大切なバイクを雨や風にさらしたまま長時間放置してしまうと、サビが発生し、劣化や故障の原因になってしまいます。大切にしてきたバイクが故障してしまうことは避けたかったため、ガレージをつくることになりました。

ガレージ内の作業台

ガレージ内の作業台

ガレージハウスを建てようと思ったもうひとつの理由が、DIYなどをする作業スペースが欲しかったためです。

 

夫にはバイクをいじったり、DIYをしたりといった趣味があります。家を建てたらその趣味を存分に楽しめるように、ガレージハウスにしようとなりました。

 

家とは別にガレージを設置するという案もあったのですが、家族を近くに感じながら生活をしたいとの思いから、結果的にガレージハウスになりました。

 

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ガレージ内に設置した出入り口

ガレージ内に設置した出入り口

家の中とガレージが孤立しないように、シャッターとは別に、ガレージ内から室内に入るための出入り口を設置しました。

 

「誰かがガレージにいても家族を近くに感じられるように」「ガレージから家への出入りが楽になるように」といった思いを込めて設けました。

換気扇

換気扇

ガレージ内は車やバイクの排ガスで空気が汚染されてしまいます。ガレージには窓がないことも多いため、シャッターを閉めた状態になると換気がうまくできません。

 

そのため、わが家のガレージには換気扇を設置し、換気がスムーズにおこなえるように工夫しました。

コンセント

コンセント

ガレージは車やバイクを停めるだけでなく、作業スペースとしても使用することを考えていたので、ガレージ内にコンセントを設置し、ガレージ内での作業効率が上がるようにしました。

 

これが大正解で、ガレージ内のコンセントは今も大活躍してくれています。

ガレージハウスに憧れを抱いている人は多いかもしれません。ガレージハウスに住むことは、憧れを実際に体感できるのも大きな魅力です。

 

家にいながらでも、大好きな車やバイクを身近に感じられる、いつでも車やバイクをいじれるなど、自分たちで最高の空間をつくり出すことができます。

ガレージに収納できるのは車やバイクだけではありません。アウトドアグッズ、作業道具、子どもの自転車、家の中には収納したくないものなど、ガレージはさまざまなものを置ける空間にもなっています。

 

家を建てた後に、外用の収納を設置する人をよく見かけますが、ガレージハウスであれば、ガレージ内を収納スペースとしても利用できるのも魅力のひとつです。

ガレージ内は、雨風にさらされることがないため、天気に関係なく作業ができます。

 

シャッターを閉めれば、大人の秘密基地のようなプライベート空間に大変身。思う存分、車やバイクをいじり、DIYなどの作業もスムーズに行えます。

子育て中であれば、真夏の暑い日や雨の日には何をしようかと悩まれる人も多いはずです。

 

ガレージハウスであれば、シャッターを開けてBBQやプールを楽しむのもよし、シャッターを閉めてプライベート空間として楽しむのもよいでしょう。

 

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ガレージハウスのガレージは、家の一部であっても外の空間となります。そのため、虫が出ることは珍しくありません。

 

いつの間にかクモの巣が張っていたり、虫の死骸が転がっていたりなんてことも。そのため、虫が苦手な人は虫対策が必要になります。

ガレージの出入り口をリビングや寝室の近くにしてしまうと、エンジンの音や振動などが家の中に響きやすいといったデメリットが生じてしまいます。

 

特に、早朝や深夜に車を移動させることが多い場合には、家族の睡眠に影響を及ぼしてしまうかもしれません。

 

生活の動線を考えてガレージの出入り口を設置すると、利便性が高まります。

 

たとえば、パントリーの近くにガレージの出入り口を設置すると、買い物したものをそのまま運ぶことができるようになり、荷物の積み下ろしが圧倒的に楽になるでしょう。

これから何十年も住むことになるガレージハウス。その間に車を買い替えることもあるかもしれません。

 

家を建てるときに乗っていた車では問題なく駐車できたけど、新しく買い替えた車は大きくてガレージに入らないといった事態にならないように注意しましょう。

 

そのためには、将来を見据えてガレージの大きさを設計することが大切です。

ガレージの両脇には壁ができるため、ガレージの大きさによっては車庫入れが難しくなる場合があります。普段から車庫入れが苦手と感じている人は、ガレージの幅を少し広めに取るなど検討が必要かもしれません。

ガレージハウスには車やバイクを保管するだけではない魅力がたくさんあります。

 

ガレージハウスは居住空間とガレージが一体となっているため、利便性が高いです。ガレージハウスは、車やバイクが好きな人だけではなく、DIYが好きな人、アウトドア派の人、子育て世代にもおすすめしたい家となっています。

 

皆さんもぜひ、「憧れ」が詰まったガレージハウスを建てて、快適な日常生活を送ってみませんか。

 

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更新日: / 公開日:2022.08.05