フローリングは長持ちしやすい素材ではあるものの、日当たりや湿度の影響を受けることにより、自然と劣化してしまうものでもあります。また、日常生活においても、ものを落としたり引きずったりして、キズや汚れが発生してしまうケースは少なくありません。今回はフローリングの補修に必要な費用と、自分で補修をするときに押さえておきたいポイントについて解説していきます。
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フローリングの修理代
キズや汚れがひどいときや、大がかりな張り替えが必要になったときには、フローリングの補修を専門の会社へ依頼するのが無難です。ここでは、フローリングの補修にどのくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
作業内容や範囲によって異なる
フローリングの補修にかかる費用は、キズの程度や補修が必要な範囲によって異なります。専門会社に依頼するときには、キズの種類よりも作業時間によって決められることが多いのです。
一般的な基本料金は1日あたり3万~5万円程度であり、軽度なものであれば1万5,000円程度で行ってくれることもあります。補修する箇所や材質によっても値段が変動するため、まずは依頼したい内容やフローリングの状態を正確に伝えられるようにしておくことが大切です。
また、フローリングの張り替えについては、広さや工法によって相場が変わります。部分的な修繕に比べて、費用や工事に必要な期間が増えるため高額になりやすく、より慎重な検討が必要だといえます。
専門会社にフローリングの補修を依頼するときのポイント
専門の会社へ補修を依頼するときには、事前に考えておくといいポイントがいくつかあります。ここでは、依頼までに検討しておくべきポイントを紹介します。
複数の会社に見積もりを依頼する
補修を依頼する会社によって、価格やサービス内容には大きな違いが生まれます。そのため、複数の会社に見積もりを依頼したうえで依頼先を探すことが大切です。
良い施工会社を見つけるポイントとしては、大きく分けて価格と信頼性の2つが挙げられます。価格については、単に安さに目を向けるだけではなく、複数の会社を通じて適正な相場をつかんでおくことが重要です。
また、信頼性を見極めるため、依頼先をいくつか絞ることができたらホームページなどで施工事例や実績を調べてみましょう。
ほかの作業箇所にも目を向けておく
フローリング以外にも修繕する箇所があるときには、まとめて補修を行ってもらうほうが割安で済む場合もあります。補修してもらいたい場所があれば、床以外の箇所も併せて相談を持ちかけてみましょう。
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フローリングのキズやへこみが軽度のものであれば、自分で補修を行うのも1つの方法です。ここでは、自分で補修を行ううえで押さえておきたい注意点を解説していきます。
補修の範囲や必要な材料を確かめる
自分で修理を行ううえでは、事前に損傷の程度や補修の範囲を把握することが大切となります。広範囲であったり、修繕が難しいと感じられたりする場合には、無理をせずに専門の会社へ相談しましょう。
また、床の状況によっては補修に必要な材料だけでなく、特別な工具をそろえなければならないこともあります。そのため、時間的・金銭的な面を考慮して判断することが重要です。
賃貸物件の場合
賃貸物件の場合は、無断で補修を行うと思いがけないトラブルにつながってしまう可能性があります。賃貸物件においては、通常の使用範囲を超える損傷においては、借主が原状回復のための費用を負担しなければならない場合もあるのです。
そのため、補修を行う前にはきちんと管理会社や大家さんに許可を取っておきましょう。また、通常の生活によって生まれたキズやへこみなどは、そのままにしておいても問題はないため、無理に手を加えないほうがよいケースもあります。
正しい手順を押さえておこう! 補修に必要なものや具体的な作業の流れ

自分でフローリングの補修を行うのであれば、事前に正しい手順を理解したうえで、必要な費用を把握しておくことが大切です。ここでは、さまざまなキズの具体例をもとに、手順や必要なものを解説していきます。
薄い擦りキズやひっかきキズ
小さなキズであれば、ホームセンターなどで販売されているDIY用の工具で直すことができます。もっとも手軽なのは、キズ隠し用のテープや補修用クレヨンで上からキズを覆ってしまう方法です。
使用されているフローリングの色合いと同じものを選び、キズの部分の汚れやゴミを取り除き、上からテープやクレヨンで補修するだけで簡単にキズが目立たなくなります。費用は選ぶ材料によっても異なるものの、数百円から数千円程度で必要なものをそろえることができます。
小さな表面剝がれの補修
表面の剝がれは、小さな範囲であれば、擦りキズなどと同様にキズ隠し用のテープで対応することが可能です。基本的な手順も擦りキズと同様で、補修部分についた汚れを丁寧に取り除いたうえで、剝がれた箇所の大きさに合わせてテープをカットして貼り付ければ、簡単に補修を行うことができます。ただ、擦りキズと比べれば大きな範囲になるため、テープの色合いをより慎重に選ぶことが重要です。
大きな表面剝がれの補修
広範囲にわたって床面が剝がれてしまっている場合には、補修テープだけでは粗が目立ってしまうこともあります。そのため、小さな範囲の場合と比べてさまざまな工具をそろえる必要があります。主な材料は瞬間接着剤、穴埋め用パテ、ヘラ、サンドペーパー、フローリングと同じ色の塗料などです。
まず、床面が剝がれている箇所に接着剤を塗り、十分に乾いてからパテで隙間を埋めます。パテが乾いたら、サンドペーパーを使って表面を平らにしていきます。このときには、目の粗さが異なるタイプを2種類用意し、より粗いほうでやすりをかけてからきめ細かなもので仕上げるのがポイントです。
周囲との凹凸が目立たなくなったことを確認してから、塗料をフローリングの色に合わせて塗布し、表面にニスをかけたら補修は完了となります。
フローリングのある物件 中古マンションを探す 中古一戸建てを探す大がかりなフローリングの補修は専門会社に頼もう
フローリングの補修は、部分的なものであれば自分で行うことも可能です。しかし、広範囲にできてしまったキズやシミなどを自分で補修すると、かえって目立ってしまうこともあります。
ここでは、専門の会社への依頼を検討すべきポイントについて、具体的に見ていきましょう。
専門家に補修を任せたほうがよいケース
作業範囲が広い場合には、自分で補修をしようとすると手間がかかり、直した箇所が目立ってしまうこともあります。そのため、補修箇所の広さはとても重要な判断基準です。
表面劣化やアイロンの焦げ跡などの修繕は、専門会社でなければ補修が難しいものです。フローリングの素材そのものが傷んでしまっているため、できるだけ早い段階で補修を依頼したほうが無難です。
また、床がギシギシしているときにも、無理に自分で補修しようとすべきではありません。フローリングとともに下の木材自体が傷んでいる可能性もあるため、専門の会社に補修を任せたほうがよいでしょう。
作業の手間と範囲を考えて、自分で補修をすべきか専門家に依頼すべきか判断することが大切です。
軽度なキズであれば自分でフローリングを補修することも可能
- 専門家に補修を依頼したときの費用は軽度なものであれば1万5,000円~3万円程度が相場
- 作業範囲や内容によって費用が大きく異なるため、事前に細かな相談をしておくことが重要
- 賃貸物件の場合は、無断で補修を行うと思いがけないトラブルにつながってしまう可能性があるため、事前に大家さんや管理会社に確認
- 小さなキズや汚れであれば、自分で補修することも可能
- 小さなキズは補修用クレヨンや補修用テープで、表面剝がれはパテや塗料、ニスなどで補修する
- 補修箇所が広範囲であったり、素材自体が劣化していたりする場合には専門家に依頼するほうが無難
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