カーテンを新調する目的は、人それぞれです。新しい住宅に引越しをする際に、心機一転でカーテンを替えたり、模様替えついでにとさまざまな目的があると思います。

カーテンは、さまざまな種類のものが販売されており、カーテンひとつで部屋の雰囲気が変わるだけでなく、生活のしやすさにも影響します。

今回は、マンションに住む方に向けて、カーテンの選び方や購入する際の注意点について紹介します。
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まずは、マンションや自身に合ったカーテンを見つけるために、カーテンの選び方について見ていきましょう。

カーテンは、さまざまな機能を持ち合わせた種類が販売されています。例えば、遮光カーテンや遮熱カーテン、遮音カーテンなどです。それぞれのカーテンがどのような機能を持ち、どのような部屋に向いているのかについて簡単に紹介します。

【遮光カーテン】

遮光カーテンは、光を遮る機能を持つカーテンで、主に室内を暗くする目的で使用します。仕事で夜勤が多い人などは“昼間に窓から入る光がまぶしくて寝られない”といった経験もあるのではないでしょうか。

 

遮光カーテンであれば外からの光を遮ってくれるため、寝室に取りつけると、そうした問題が解消できます。

 

また、昼間に部屋で映画を観ようと思ったときに、“逆光で画面が見にくい”といった経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

 

映画が趣味という方は、映画を観賞する部屋に遮光カーテンを取りつけることで、明るさが気にならず、趣味の時間を快適に過ごせます。

【遮熱カーテン】

遮熱カーテンは、外からの熱や光を遮断し、夏は熱気、冬は冷気を抑えてくれます。そのため、節電効果が期待でき、エアコンが苦手な方や節電に対する意識が高い方におすすめです。

【防音カーテン】

防音カーテンは、音を遮る効果があり、家の中から外に出る音と外から入ってくる音を緩和してくれるカーテンです。

 

一般的なカーテンと比べて、生地が厚めで吸音効果があり、さらにアルミや酸化チタンコーティングなどで遮音効果を持つものもあります。

 

音が漏れないように窓の全面を覆うことで、特に女性の声やピアノの音などの高音に効果的とされています。

【消臭カーテン】

消臭カーテンは、消臭の性質を持つ繊維でできているカーテンであり、ペットを飼っている方やタバコを吸う方におすすめです。

 

このほかにも紫外線カットや保冷、マジックミラーなど、たくさんの機能を持ったカーテンがあります。カーテンを選ぶ際には、このようなさまざまな機能も検討材料のひとつとしましょう。

自分がどのような部屋にしたいのかをイメージして、カーテンの色やデザインを選んでみるのもいいでしょう。部屋の壁紙とカーテンの質感やデザインを合わせれば、部屋に一体感が生まれます。

 

また、明るい色のカーテンを取りつければ、室内が明るい雰囲気になり、モノトーンカラーにすれば、落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。

生地で選ぶ

カーテンの生地も、厚手のものと薄手のもの、レースなどのようにさまざまです。さらに、ポリエステルや綿、麻など生地の素材によっても特徴やつけたときの印象が異なるので、自分の生活環境や目的に合ったものを選ぶといいでしょう。

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新たに取りつけるカーテンを購入する際に、注意すべきポイントについて紹介します。

新居の窓が、これまでに住んでいた家の窓とは大きさが異なる可能性は大いに考えられます。“カーテンの丈が足りなかった”などといったことがないように、カーテンを購入する前には必ず寸法を測っておきましょう。

 

また、カーテンの種類によっては、数cm単位ごとに売られている場合があります。数cm単位であれば、間違えてもいいやと思われるかもしれませんが、カーテンの機能性が損なわれる可能性があります。

 

例えば、窓の縦の長さを測る際は、窓の種類によってもポイントが異なります。

 

腰高窓なら、レールの端っこにある固定ランナーの金具の下から窓枠の下までを測り、光り漏れや隙間がでないように15~20cmプラスしたサイズがおすすめです。

 

掃き出し窓なら、固定ランナーの金具の下から床までの高さを測り、カーテンのスソが汚れるのを防ぎ、掃除がしやすいようにマイナス1~2cm程度のサイズがいいとされています。

特に、女性の一人暮らしは、カーテンの柄や色に注意しなければいけません。外から見て、明らかに女性が好みそうな柄や色が使われていれば、犯罪に巻き込まれる可能性があります。

 

また、光が漏れるカーテンも避けたほうがいいでしょう。外から見て、帰宅したかどうかがわかるためです。自分の身を守るためにも、カーテンの色や柄には気をつけましょう。

消防法の規定により、高層マンション(31mを超えるマンション=およそ11階建て)では、“防炎カーテン”の使用が義務付けられています。

 

カーテンのように垂れ下がっているものは、いったん炎が燃え移ると天井などの周辺に燃え広がるスピードが速いため、他の部屋への延焼を少しでも遅らせることを目的に、1階だろうと20階だろうと階数に関係なく、高層マンションに住む方はこのルールを守らなければなりません。

 

ただ、防炎カーテンと聞くと、選べるカーテンの種類が限定されてしまうのではないかと思われそうですが、そんなことはありません。実際には通常のカーテンと同様、機能性やデザイン性に優れたものも数多く販売されています。

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まずは、お住まいのマンションに防炎カーテンをつける必要があるのかどうかを確認することが大切です。

 

そのうえで、自分の生活環境にはどのような機能のカーテンが合っているのか、またどういったデザインのものがいいのかなどを念頭に置いて選ぶことで、快適かつ安全、安心な生活につながります。

 

なお、カーテンの寸法間違いは意外と多いため、もし不安な場合は、カーテンを販売するインテリアショップや家具屋などに聞いてみてもいいでしょう。今回紹介したカーテンの選び方や注意点を参考にしつつ、お気に入りのカーテンを選んでみてください。

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更新日: / 公開日:2019.10.04