湿気が高く、蒸し暑い日本の夏。エアコンをつけて暑さをしのぐこともできますが、外気との温度差による身体への影響や電気代も気になるところですよね。

そこで、今回は「エアコンが苦手」「夏の電気代を抑えたい」という方向けに、エアコンがなくても快適に過ごせる方法を紹介します。

暑さを軽減するポイントとしては、大きく以下のようなことが挙げられます。

1. 風や空気の流れを起こし、暑い空気を滞留させない
2. 陰をつくる
3. 気化熱を利用する
4. 冷感素材などで身体を冷やす


それぞれどんな対策があるのか、ここから詳しく見ていきましょう。

※夏場、無理にエアコンの使用を我慢すると、熱中症などの症状を引き起こしてしまう可能性があります。あくまでも、暑さを緩和する対策としてご参照ください。
物件を探すエアコン付き物件

風を利用して涼しい空気を取り入れる

風を利用して涼しい空気を取り入れる

夏場、エアコンと同じくらい活用することの多い扇風機。電気代は、エアコンよりもグッと安いので、時間を気にすることなく利用できますよね。そのまま使っても涼しいけれど、ちょっとした工夫でさらに快適に過ごすことができます。

 

扇風機を使用する際のポイントは「置き場所」。部屋全体の空気の循環を良くし、涼しい空気を取り込める場所に設置することをオススメします。

 

例えば、朝や夜など、外の温度が室内より低ければ、その空気を室内に送り込むことで部屋の温度を下げることができます。凍らせたペットボトルなどを扇風機の前に置いても涼しい風が来るのでオススメです。

 

注意点として、就寝時に扇風機を使う際は、直接身体に風を当て続けると体温が必要以上に下がってしまい、体調不良につながることがあります。間接的に風が当たるように角度を工夫したり、タイマーや首振り機能を使ったりするなど気をつけてください。

快眠の心強い味方…冷感アイテムを取り入れる

快眠の心強い味方…冷感アイテムを取り入れる

暑くて、寝苦しい夏の夜。ついついエアコンをつけっぱなしにして寝てしまい、朝起きたらだるさを感じたり、喉がヒリヒリしたりする…なんてこともありますよね。そんなことにならないように就寝時にオススメなのが、冷感アイテムです。

 

触るとひんやりと感じる冷感素材でできたシーツやタオルケット、冷却ジェル枕などを取り入れることで、エアコンをつけっぱなしにしなくても快適に過ごすことができます。ぜひ、インターネットやホームセンターなどでチェックしてみてください。

物件を探す エアコン付き物件
直射日光を遮断して陰をつくる

直射日光を遮断して陰をつくる

室温が高くなってしまう原因に、部屋に差し込む日光があげられます。昼間に部屋のカーテンを開けっ放しで出かけ、戻ったときに部屋の暑さに閉口するといった経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

手軽にできる対策としては、カーテンを閉めて直射日光が差し込むのを遮断すること。遮光カーテンでなくても、昼間の外出中にカーテンを閉めておくのと、そうでないのでは大きな違いがあります。

 

また、カーテンと併せてベランダに、すだれやグリーンカーテンなどを設置して陰をつくりだすのもオススメです。カーテンだけだと、窓とカーテンの間の空気が暖かくなり部屋の温度に影響を与えますが、部屋の中に差し込む日差し自体を抑えられれば、部屋の温度をより快適に保つことができます。

 

「グリーンカーテンのために、わざわざ植物を育てるのも…」といった方には、フェイクのグリーンカーテンもあるのでチェックしてみてください。

ベランダに打ち水をして気化熱を利用

 ベランダに打ち水をして気化熱を利用

汗をかいてそのままにしておいたときや、お風呂上がりの濡れたままの状態でいると、寒く感じることがありますよね。この現象には気化熱が関係しています。気化熱は、水が蒸発する際に、周りの熱を奪うこと。伝統的な打ち水は、この気化熱の原理を利用したものなのです。

 

これは賃貸住宅等でも応用可能。ベランダに水をまくことで、周りの空気を下げることができます。また、地面に水をまくことで、地表と空気中の温度の違いで風が生まれやすいのだとか。

 

ただし、日中の暑いタイミングや、かなり熱されたアスファルトに打ち水をすると湿度が上がり、むしろ体感温度が高く感じることがあるので注意が必要。打ち水をするタイミングは、気温が上がりきっていない朝方や、ピークから気温が下がり始める夕方頃などがオススメです。

 

蒸し暑い日本の夏。無理をしない程度に今回ご紹介したアイデアを取り入れてみてください。

物件を探す エアコン付き物件

更新日: / 公開日:2019.07.19