ヒートアイランド現象や温暖化の影響で、厳しい暑さが続く夏。そんな中、日よけとして人気を集めているのが、植物を窓の外側で育て、室内に入る日差しを遮る「グリーンカーテン」です。

おしゃれでエコなイメージがあるグリーンカーテンですが、ほかにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか? 今回は、そんなグリーンカーテンについて詳しく紹介していきます。

グリーンカーテン、または「緑のカーテン」とは、その名の通り、植物を窓の外側で育て、日差しを防ぐ方法です。

 

よく育てられるのは、つる性植物であるゴーヤーやヘチマ、アサガオなど。これらの植物が生い茂り、カーテンのように日差しを遮るのでこのような名前がつけられました。

グリーンカーテンのメリットは?

グリーンカーテンのメリットは?

では、まずはグリーンカーテンのメリットからチェックしていきましょう。主なメリットは以下のとおりです。

 

<グリーンカーテンのメリット>

  1. 日陰を作ってくれる
  2. 気化熱の効果で、温度を下げてくれる
  3. 見た目も涼やかで、精神的なリラックス効果がある
  4. お財布に優しく、エコである
  5. 場所が狭くても家庭菜園できる

 

グリーンカーテンの一番のメリットといえるのは、日陰を窓の外側で作ってくれるところです。これには大きなメリットがあり、部屋に差し込む日光を遮ってくれることで、部屋の温度が上がりにくくなります。

 

カーテンを閉めておくなどの方法と同じようにも思えますが、それではカーテンと窓の間に熱が溜まってしまうのです。窓の「外側」で日差しを防いでくれるカーテンがあるというのは、大きなメリットといえます。

 

また、ヘチマやゴーヤーといった植物が水分を葉から蒸発させる際に、周囲の熱を吸収する気化熱というはたらきもあります。これによって部屋の温度を下げることができるのです。

グリーンカーテンのデメリットは?

グリーンカーテンのデメリットは?

では、ここからはデメリットについてもチェックしていきましょう。グリーンカーテンの主なデメリットは以下の5点です。

 

  1. 外の様子が見えにくい
  2. 虫が集まりやすい
  3. 水やりや、肥料やりが大変
  4. 育つまでに時間がかかる
  5. 枯れたあとの始末や掃除が大変

 

「育つまでに時間がかかる」というのは、ヘチマだと4~5月に植えないと夏までに大きく育ちません。アサガオやゴーヤーなど、他の植物でも同じことがいえます。また、水やりはもちろん、十分な肥料を与えないと思うようにつるを伸ばしてくれないことも。

 

自然のものなので花が咲けば虫が集まり、葉や花が枯れたらベランダを掃除しなくてはなりません。このように、植物を育てる以上、ある程度の時間や手間がかかるのを当然と思えるかどうかで、デメリットのとらえ方も変わってきます。

庭やプランターが置けるスペースがあれば、どこでも設置できるグリーンカーテンですが、マンションやアパートに設置する際には気をつけなくてはいけない点もあります。

 

まずは、避難経路をふさがないようにすること。ベランダに取り付けられた避難ハッチなどにスムーズにアクセスできるよう、邪魔にならないように気をつけましょう。

 

また、落ち葉や土が排水口を塞がないように常に掃除することも大切。さらに、お住まいが高層階の場合は、風でカーテンやプランターが飛ばされないよう、しっかりと固定するようにしましょう。

まずはフェイクのグリーンカーテンで試してみるのも

まずはフェイクのグリーンカーテンで試してみるのも

一から育てるのは大変という方には、育てる手間がいらないフェイクのグリーンカーテンも発売されています。時間がない人やうまく育てられるか不安な方は、まずはフェイクのもので試してみるのもいいかもしれません。

 

窓の外に揺れる緑の葉は、快適な日陰と一緒にリラックス効果ももたらしてくれることでしょう。

 

夏を彩る爽やかなグリーンカーテン。場所を取らずに家庭菜園ができるのもポイントといえます。夏休みに子どもが書く日記のテーマにもなり、ヘチマやゴーヤーなどをみんなで収穫することで家族の結束もより一段と強まりそうです。

 

メリットとデメリットをよく考え、自身の生活スタイルを把握したうえで育てるようにしましょう。

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