50平米は一人暮らしとしては、かなり広い面積といえます。趣味を存分に楽しんだり、来客をたくさん呼んだりしても困らない部屋を探しているという人は、50平米の物件を中心に検索してみるといいでしょう。

今回は50平米の広さについて「何畳分にあたるのか」「どんな間取りタイプが多いのか」といったポイントから具体的な特徴を解説します。

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50平米ってどのくらいの広さ?

 

ここではまず、50平米がどのくらいの広さにあたるのか、具体的なイメージを確認していきましょう。

 

不動産公正取引協議会連合会の「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」によると、1畳の広さの目安は「約1.62平米」とされています。そのため、50平米は「約30畳」と計算することができます。

 

なお、物件情報で専有面積50平米と表示されるときには、玄関や廊下、水回りなどのスペースも含まれています。それらのスペースを除くと、実際の居住スペースは23畳程度と考えることができるでしょう。

 

国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」では、世帯人数ごとに広さの基準が示されています。

 

必要な面積(平米)

1

2

3

4

最低居住面積水準

25

30

40(35)

50(45)

誘導居住面積水準(都市型)

40

55

75(65)

95(85)

誘導居住面積水準(一般型)

55

75

100(87.5)

125(112.5)

※( )は3~5歳児が1名いる場合

 

「最低居住面積水準」とは、健康で文化的な生活を送るために必要な面積のことであり、「誘導居住面積水準」は多様なライフスタイルに合わせてゆったりと生活できる広さを示しています。

 

なお、都市型は都市部でのマンションやアパートでの生活を想定した基準、一般型は郊外での一戸建て生活を想定した基準です。

 

上記の基準によると、50平米の広さは以下のような特徴を持っているといえます。

50平米の広さの特徴

  • カップルや夫婦などの2人暮らしでもゆったり過ごせる広さ
  • 4人家族でも生活できる広さ

このように、50平米は夫婦や家族でも過ごせる広さであり、一人暮らしの最低居住面積水準から考えれば倍の広さです。そのため、一人暮らしの人にとっては、特に広いスペースを必要としている場合に適した面積と判断できます。

50平米に多い間取り

 

LIFULL HOME’Sで東京23区の物件検索を行ったところ、2022年7月時点、専有面積50平米の物件のうち、半数近くが2LDKの間取りタイプでした。

 

たとえば、10畳のLDKに、6畳の洋室が2部屋という間取りなど、2人以上で生活しても申し分ないでしょう。

 

一人暮らし用の間取りに多い1Kや1DKはほとんどなくなり、なかには3DKや3LDKといったより多くの部屋数を持つ物件も見つかります。

 

一人暮らしで2LDKの部屋に住む場合、LDKは食事やメインの生活スペースに使うとして、2つの居室の使い方が重要になります。

 

基本的には居室の1部屋は寝室、もう1部屋は収納部屋や趣味用の部屋、仕事部屋などといった幅広い用途で活用できます。

 

また、来客が多い人は客用のベッドルームとして、ファッションにこだわりのある人はウォークインクローゼットにするなど、ライフスタイルに合わせた使い方も可能です。

 

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2LDKの物件

一人暮らしで50平米に住むメリット・デメリット

 

続いて、一人暮らしで50平米の物件に住むメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

 

主なメリットとしては、以下のポイントが挙げられます。

メリット

  • 寝室とリビングルームを分けることができる
  • 荷物が多い人でも快適に暮らせる
  • 泊まりの来客にも対応しやすい
  • 「二人入居可」の物件なら将来的に同棲やルームシェアも可能

50平米の広さがあれば、荷物が多い人や趣味の部屋がほしい人など、広めのスペースを必要とする場合でも十分快適に生活できます。特に、2LDKなら個室が複数あるので、仕事部屋や客間などのさまざまな使い方を柔軟に選べます。

 

一方、部屋数よりもLDKの広さを重視したいなら、リビングルームが広めになった1LDKがおすすめです。

 

50平米ならLDKが16畳ともう1部屋が7畳などの間取りもあります。大きめのソファを置いたり、大人数で集まってパーティーをしたりと部屋の広さを生かしてさまざまなことが楽しめます。

 

デメリットとしては、以下のポイントが挙げられます。

デメリット

  • 家賃や光熱費が高くなる傾向がある
  • 部屋やスペースを持て余してしまう
  • 掃除や管理の手間がかかる
  • 家族構成が異なる世帯が多い可能性

部屋が広ければそれだけ家賃は高くなるため、立地や設備などにもこだわりたい場合は、かなりの出費になるでしょう。家賃を抑えたいのであれば、駅から遠いエリアや築年数が経過した物件なども視野に入れる必要があります。

 

さらに、コンパクトな部屋と比べて冷暖房効率が悪く、照明の数も増えるので、光熱費がかかりやすい面もあります。また、スペースが増えれば掃除箇所も増えるので、ワンルームや1Kなどと比べて管理の手間がかかるでしょう。

 

そのほかの注意点として、ほかの入居者との世帯構成の違いも挙げられます。50平米の物件は2人以上で住むことを想定しているケースが多いため、カップルや赤ちゃん連れの家族といった入居者も多いです。

 

気になる場合は契約前に、不動産会社の担当者に入居者のおおまかな世帯層を確かめておくといいでしょう。

東京

 

一人暮らしで広い部屋を借りるにあたって、やはり気になってしまうのは家賃です。ここでは、部屋の広さで家賃がどのくらい変わるのか、LIFULL HOME’S「家賃相場」を使って調べてみましょう。

 

今回は、以下の3つのパターンからいくつかのエリアの家賃相場を比較して、実際に賃料の違いを検証します。

パターン1:「25~30平米」のワンルーム・1K・1DK(一人暮らしの最低居住面積水準)

パターン2:「35~40平米」の1LDK・2K・2DK(一人暮らしの誘導居住面積水準)

パターン3:「45~50平米」の2LDK・3K・3DK

すると2022年7月時点、エリアごとの家賃の相場には以下のような違いが生まれることが分かります。

エリア

家賃相

パターン1

(25~30平米)

パターン2

(35~40平米)

パターン3

(45~50平米)

都心

新宿区

11.30万円

16.94万円

23.89万円

渋谷区

12.46万円

20.30万円

30.80万円

港区

13.53万円

21.66万円

30.70万円

区南部

目黒区

11.15万円

16.57万円

23.27万円

大田区

8.81万円

12.16万円

16.26万円

品川区

9.98万円

15.71万円

22.53万円

区東

足立区

7.33万円

10.57万円

12.20万円

江戸川区

7.25万円

9.95万円

12.12万円

江東区

10.17万円

14.45万円

21.23万円

区西

世田谷区

9.49万円

14.15万円

18.61万円

中野区

9.20万円

13.80万円

16.76万円

杉並区

8.44万円

13.23万円

18.36万円

区北部

練馬区

7.70万円

11.10万円

12.43万円

板橋区

7.97万円

10.99万円

13.30万円

北区

8.63万円

12.87万円

16.02万円

※2022年7月時点、LIFULL HOME’S「家賃相場」で駅徒歩10分以内にある物件の平均賃料を軸に算出

 

パターン1の一人暮らしの最低居住面積水準と比べると、50平米は10万円近くも家賃が高くなる傾向が見られます。特に、地価の高い都心部では、50平米の物件の家賃相場が30万円を超えるエリアもあります。

 

一方、区北部や区東部の一部エリアでは、ほかの地域の「25~30平米」や「35~40平米」と同等の賃料で50平米の部屋を借りられることも分かります。

 

このように、エリアによっても家賃相場に大きな違いがあるので、広さと住みたい地域、家賃のバランスを慎重に考慮することが大切です。

 

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一口に50平米の物件といっても、間取りタイプや物件の構造、設備によって住み心地には大きな差が生まれます。また、先ほども検証したように、エリアによって家賃にも大きな違いが出ます。

 

ある程度、住みたい部屋の条件が固まったら、実際にエリアと物件の広さを指定して、部屋探しをスタートしてみましょう。

 

日本最大級の取扱物件数を誇るLIFULL HOME’Sでは、さまざまな条件に合わせて、部屋をスムーズに見つけられる機能がそろっています。

 

一から条件を指定して物件検索ができるのはもちろん、特定のテーマに沿った物件だけを絞り込めたり、知らない街の特徴や雰囲気を調べられたり、部屋探しのサポート機能も充実しています。

 

納得のいく部屋探しに、ぜひLIFULL HOME’Sを役立ててみてください。

一人暮らし

 

  • 50平米は約30畳で、4人家族まで生活できる広さ
  • 50平米は一人暮らしに最低限必要な広さ(最低居住面積水準)の2倍にあたる
  • 50平米に多い間取りは2LDKであり、複数の個室を柔軟に使えるのが魅力
  • 50平米で1LDKなら広いリビング空間を確保できるのが特徴
  • 家賃は高額になるため、エリアの絞り込みは慎重に行うことが大切

 

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更新日: / 公開日:2018.12.28