物件を探していると、角部屋をおすすめしている広告を見かけることもあるのではないでしょうか。角部屋に住んでいてうらやましがられることもよくあることですが、部屋の使い方によっては、中部屋の方が住みやすいというケースもあります。
そこで今回は、角部屋と中部屋の特徴と、メリットとデメリットを比べてみました。
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角部屋と中部屋
角部屋は、建物の端にあり、片側の壁が他の住戸と接していない部屋のことです。
横一列に住戸が並んでいる一般的なマンションでは角部屋の住戸数は限られますが、ワンフロア当たりの住戸数が少なく、タワーマンションのように階数の多いマンションでは角部屋の割合が高くなります。
角部屋に対して、東西南北4面ある住戸の壁のうち、2面が他の住戸に挟まれている住戸は中部屋です。
たとえば、201号室から210室までの住戸が横に並んでいる場合、201号室と210号室が角部屋、それ以外の8戸は中部屋ということになります。
マンションを購入する時は、角部屋と中部屋の良い点と悪い点の両方を理解しておくことが大切です。部屋に不具合を感じた時、賃貸住宅の場合は引越すことで問題を回避できますが、購入した場合は引越し以外のことも考えなければなりません。一般的に、購入してから売却するまでの期間が短いほど、売却価格における損失額が大きくなるといわれています。

角部屋のメリットとデメリット
購入してから「やっぱり別の部屋にすればよかった」と思わないためにも、メリットだけではなくデメリットも知っておきましょう。以下が、角部屋のメリット・デメリットです。
メリット
・2面窓で日当たりが良い
室外に面している壁が2面もある角部屋は、2方向から光が差し込むため日当たりが良いのが特長です。
・通気性が良い
2ヶ所の窓が近距離でついている角部屋は、換気扇をつけなくても両方の窓を開けるだけで空気が循環します。
・希少性が高い
大多数の中部屋に比べて、割合的に角部屋は住戸数が少ないものです。また、中部屋にはないルーフバルコニーや玄関ポーチなどが標準でついているケースもあることから、希少性が高いといえます。
・眺望が良い
窓が違う方角に2ヶ所はついているので、それぞれの窓からちがった雰囲気の風景を楽しめます。特に高層マンションの高層階になると、視界一面にパノラマのような開放感のある眺望を臨めます。
・プライバシー面で優れている
中部屋の場合、宅配業者や同じフロアの住人が玄関前を行き来しますが、角部屋はそこに住む人に用事がある人しか前を通りません。玄関前に近い部屋を寝室にしても足音が気にならず、プライバシーが保たれます。
・全体の専有面積にゆとりがある
一般的に、角部屋は一部屋あたりを広めに設計していることが多いです。物件によっては専用ポーチがついていたり、収納スペースが他住戸より広かったりと、さまざまなケースがあります。

デメリット
・家具の配置が制限される
窓がある壁際に家具を置くと、窓の開閉がしにくくなるだけでなく、日光が遮られたり、家具や家電が日に焼けて傷んでしまったりします。中部屋に暮らしていた時に使っていた家具の置き場所に困ることがあるかもしれません。
・室外の気温に影響される
窓の数が多いと外気に触れる面積も大きくなるため、角部屋は室外の気温に影響されやすいです。夏は自然光で室内が暖まりすぎたり、冬は窓から冷気が伝わり寒々しく感じることがあります。このように角部屋は天候によって室内環境が左右されるため、中部屋より冷暖房費がかさむ場合があります。
・結露が起きやすい
日当たりや風通しが良ければ結露しにくいのでは?と思う人も多いですが、やはり室内外の温度差が大きいと結露は起きやすくなります。冬場は暖房で室内が暖まりますが、外気温が低いので注意が必要です。
・物件価格は割高
角部屋が中部屋よりも割高といわれているのには理由があります。まず1つに、大多数を占める中部屋と比較して希少性が高いということ。そして、専有面積にゆとりがあることや、窓があることによって得られる日当たり、風通し、眺望の良さなどが物件価格に上乗せされます。また単純に、窓を設置する施工費も加算されています。

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中部屋のメリット・デメリット
中部屋を選んだ人の中には、「角部屋に空きがなかったから中部屋に決めた」という人がいれば、中部屋の使い勝手が気に入って購入した」という人もいます。実は、角部屋の使いづらさを補えるのは中部屋で、中部屋の欠点を補えるのは角部屋だったりします。それでは、中部屋のメリット・デメリットをご紹介しましょう。
メリット
・外気の影響が少ない
外気は主に窓から入ってきます。両端が他の住戸に囲まれている中部屋は窓が1面しかないため、角部屋よりも冷暖房効率が良いのが特長です。
・物件価格は割安
住戸の中で大多数を占める中部屋の物件は割安なのが一般的です。また、専有面積によって変わる管理費や修繕積立金、固定資産税などの月々のコストも、専有面積が広めの角部屋と比べ、中部屋の方が安く抑えられます。
・外の音が響きにくい
両端が鉄筋コンクリートの壁に挟まれている中部屋は、外からの騒音が聞こえにくいでしょう。角部屋も遮音性の高い防音サッシで対応できますが、片面が窓より両面が壁の方が遮音性は高いです。

デメリット
・上下左右からの物音がする
建物の構造にもよりますが、両隣と上下階からの物音が聞こえてくる場合があります。
・部屋の向きによっては日当りが悪い
窓の少ない中部屋は、角部屋よりも光が入らないため、電気をつけないと薄暗くなる時間が多くなるかもしれません。室内での開放感も角部屋に比べると少なくなります。
・玄関前の人の行き来がある
室内を換気する時は、外気が入る窓と出ていく窓が必要になります。中部屋の場合は、バルコニーの窓と玄関側の窓がそれに当たりますが、玄関側は人の行き来があるため開けにくさがあります。角部屋なら外に面した窓が2ヶ所あるため、玄関側の窓を開けなくても換気ができます。

・角部屋は、他の住戸に面していない壁側に窓があるため、日当たりや風通しが良く開放感があるが、外気温に影響されやすく、中部屋よりも物件価格が割高という面もある
・全住戸のうち大多数を占める中部屋は、日当りや風通しの良さでは角部屋に劣るものの、外からの騒音が聞こえにくい、外気温の影響が少ない、物件価格が割安などのメリットがある
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更新日: / 公開日:2018.08.17









