今回は、キャンプのもう一つの基本、「ランタン」の扱い方をレポート。最近は電池式ランタンが主流ですが、火の暖かさを直接感じられる燃焼式ランタンも根強い人気があるそう。
この機会に、光量が大きく、冬場は暖かくて重宝する燃焼式ランタンを扱えるようになりませんか?
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使い込むほどに味わいが出るガソリンランタン
キャンプの夜に欠かせないランタン。ガソリンやガス、電池式など、さまざまな種類がありますが、最初に買いたいのは光量が大きく、サイズも充実しているガソリン(ホワイトガソリン)ランタン。使い方をしっかり覚えて、快適なキャンプナイトを楽しみましょう。
燃料を注入してランタンを灯す
専用のファネル(じょうご)を使い、燃料口からホワイトガソリンを8分目くらいまで注入する(この後ポンピングして空気圧を加えるため、残りの2割は空気の層の分としてとっておく)

8分目まで入れるのがポイント
燃料バルブを右に回してOFFの位置にセット。ポンプノブを左に2回転させて開き、親指でポンプノブの中央の穴を押さえながらポンピングを行う。ノブが押し込めなくなるくらいまで固くなったら穴から指をはずし、押し込んで右に回転させ、バルブを閉じる

ポンピングが固くなってきたら終わりの合図
マントルを袋状にし、2重の仮結び(1回ねじってもう1回ねじる)を作る。この時、固結びにするとマントル交換の際、はずれにくくなるため、2重の仮結びにすることが大切

2重の仮結びにすることがポイント
バーナーチューブ先端の溝と、その下の溝にマントルを取り付けて固定する(余ったひもは切る)

マントルを溝に固定します
マントルの下側から火をつけ、まんべんなく燃やす(網の部分が黒から白に変わる。これで空焼きの終了)

マントルをまんべんなく燃やすと、最後は網が白くなります
ベンチレーターとガラスグローブを付け、ガラスグローブの底から柄の長いライターなどの火を近づけてから、燃料バルブを開いて点火

ガラスグローブの下から火をつけます
はじめは大きな火が出ますが、次第に落ち着くので少し待ちましょう

火が上から飛び出しますが、慌てずに待ちましょう
無事点火したら、再びポンピングを行い、火を安定させます。火が安定したら燃料調節バルブを回して明るさの調整を(ランタンは何時間も点灯させると燃料タンク内の圧量が下がって光量が落ちてくるため、暗くなってきたら適宜ポンピングを行いましょう)。
燃焼タイプのランタンは、点灯までの手順が多く難しい面がある一方、明るさやムードなど、手間の分だけ得られるメリットも多いアイテム。換気や転倒など、取り扱いには十分注意が必要ですが、いざというときの防災グッズとしても活用できるので、使い方だけでも覚えておくと防災対策としても役立ちます。

点灯後も、適宜ポンピングをしましょう
物件を探す初心者キャンパーの極意part2 あれもこれもと欲張らない。手を抜くところは抜こう
初めてのアウトドアだと気持ちが先走り、ついあれもこれも、とやりたくなってしまいがち。けれども天候に左右されたり、慣れない道具を使ったり、屋外での作業は想像以上に思い通りにいかないことの連続。アウトドアは予定通りにいかなくて当たり前と割り切り、たとえばご飯は温めるだけでOKなものを準備しておき、時間通りにいかない場合はレトルトに頼るなど、がんばりすぎないように楽しみましょう。

最初のうちは、あれもこれもと欲張らないで!
共同作業することで、家族や仲間との距離もぐっと近くに
テントを立てたり外で食事を作ったり、何かにつけて一緒に作業することが多いアウトドア。共同作業することで思いがけない才能に気づいたり、家族以外の大人と触れ合うことで社会性が育まれたり、大人にとっても子どもにとっても新たな世界の発見につながります。
最近は、レンタル用品が充実しているキャンプ場など、初心者が気軽にアウトドアを楽しめる場所も増えています。まずは週末に日帰りで楽しむことから始めるなど、日々の生活スタイルに合った方法でトライしてみてはいかがでしょう。

共同作業をすることで、相手の思わぬ才能に気がつくかも…!
物件を探す更新日: / 公開日:2016.12.29










