前回は、バーベキューの初歩、火のおこし方と肉の焼き方について、たけだバーベキューさんにレクチャーしていただきました。今回は野菜の焼き方を学びつつ、いよいよ実食。バーベキューの魅力についても聞きました。
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-今回用意をした野菜は、パプリカの赤と黄色・ズッキーニ・アスパラ・かぼちゃ・マッシュルームです。

 

「パプリカとズッキーニ・アスパラ・かぼちゃは、表面にオリーブオイルを塗ってから焼きましょう」。

 

-どうしてオリーブオイルを塗るのですか?

 

「実は野菜は、炭火で焼くのはあまり向いていないんです。炭火で焼くと、野菜の表面の水分が蒸発して、パサパサになってしまいます。この蒸発を防ぐために、表面にオリーブオイルを塗って塩を揉み込んでから焼くと美味しく仕上がるんです。かぼちゃは、家バーベキューでは扱いやすいメニューですね。先にキッチンで茹でておいて、柔らかくしてから焼くと良いです」。

 

-マッシュルームはどうしますか?

 

「アヒージョにしましょう」。

 

-アヒージョのつくり方を教えてください。

 

「マッシュルームをスライスして鍋に入れて、ひたひた浸かるくらいまでオリーブオイルを入れます。にんにくとアンチョビペースト、鷹の爪を入れて、グツグツするまで温めて完成です」。

 

-簡単ですね!

 

「バーベキューはシンプルな調理方法でも、”外で食べている”というマジックが効くので、美味しく食べられます。スパイスや材料を忘れてきても、合いそうなもので代用したり、工夫して食べてみてください」。

 

野菜は、表面にオリーブオイルを塗ると、表面が乾かず美味しく食べられる

野菜は、表面にオリーブオイルを塗ると、表面が乾かず美味しく食べられる

 

野菜の良い香りが漂ってきたら焼き上がりです。写真映えのする彩り鮮やかな皿に盛りつけできるのも、家バーベキューならでは。紙皿よりもぐっと美味しい見た目になります

野菜の良い香りが漂ってきたら焼き上がりです。写真映えのする彩り鮮やかな皿に盛りつけできるのも、家バーベキューならでは。紙皿よりもぐっと美味しい見た目になります

-男性から見て、女性のバーベキュー中の行動で”おっ”と思うことはありますか?

 

「前菜やおにぎりをつくって持ってきてくれると、前日からバーベキューのことを考えていてくれたんだ…と思いますね」。

 

-おにぎりを持っていくとなると、前の晩からお米を炊く必要がありますもんね。

 

「はい。バーベキューを前向きに楽しもうとしている姿が良いと思います」。

 

-女性に限らず、バーベキューに持っていくと良いものはありますか?

 

「ホースラディッシュや粒マスタードのピクルスは、肉によく合います。僕がいつもバーベキューに持っていくのは、『マスコット』のマスタードピクルスです」。

 

たけだバーベキューさんおすすめのマスタードピクルスは、取材後に購入して肉につけて食べました。ハーブとビネガーの爽やかな味が美味しい! マスタードのつぶつぶした食感も良かったです

たけだバーベキューさんおすすめのマスタードピクルスは、取材後に購入して肉につけて食べました。ハーブとビネガーの爽やかな味が美味しい! マスタードのつぶつぶした食感も良かったです

 

スペアリブ肉とチョリソーも焼いて、実食。肉はもちろん、野菜がジューシーで美味しかったです。外で食べる食事は、やはり美味しい!

スペアリブ肉とチョリソーも焼いて、実食。肉はもちろん、野菜がジューシーで美味しかったです。外で食べる食事は、やはり美味しい!

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-最近、グランピング(※)が流行ってきていますね。

 

「グランピングと家バーベキューは似ているところがあると思います。家バーベキューは、そもそも家の庭や共用広場で楽しむものです。家なので、食事を快適にする道具類は揃っていて、すぐに取りに行けるメリットがありますよね。『家バーベキューパーティー』として、楽しむのが良いと思います」。

 

※グランピング:「グラマラス」と「キャンピング」を合わせた造語で、「魅力的なキャンプ」のような意味。通常のキャンプではギアが必要ですが、グランピングはものを持っていくことなく、自然の中で快適にすごすための設備が整った施設で宿泊することを目的にしています。1900年代に、裕福な欧米人が行ったアフリカで快適にすごすためのキャンプが元になっているとも言われています

 

「グランピング」にはお金がかかりますが、バーベキューににおいにつられてご近所さんがやってきて、みんなでワイワイ楽しむような、気楽な『家バーベキューパーティー』が根付くと良いですね

「グランピング」にはお金がかかりますが、バーベキューのにおいにつられてご近所さんがやってきて、みんなでワイワイ楽しむような、気楽な『家バーベキューパーティー』が根付くと良いですね

-たけださんがバーベキューにハマったきっかけは?

 

「18歳で車の免許を取って、レジャーのかたわらでバーベキューをはじめたのがきっかけです。その後、YouTubeでアメリカのいろんなバーベキュースタイルを見て、こんな世界があるんだと思っていろいろ調べはじめました」。

 

-今まで食べたなかで、たけださんが一番美味しいと思ったバーベキューは何ですか?

 

「ハワイで食べた『フリフリチキン』ですね。2畳くらいに広げられた炭火に、串刺しになった丸ごとチキンが並んでいて、ぐるぐる回転しているんです。甘いタレと食欲を誘う炭火の香りがたまらなくて…美味しかったですね」。

 

-美味しそう…! 大きなグリルで豪快に炭火で焼くのは、さらに美味しく感じそうです!

 

たけだバーベキューさん

たけだバーベキューさん

 

-たけださんの考える、バーベキューの魅力は何ですか?

 

「一つは、いろんな発見があることですね。以前、バーベキューをしたときに、知り合いが餃子の皮を炭火で焼きはじめたんです。どうして餃子の皮を…? と思ったのですが、焼けた餃子の皮に醤油を塗って食べたら、おせんべいみたいでとても美味しかった。バーベキューは多くの人が集まるから、それだけいろんなアイディアがあって、人の数だけ新しい発見ができる場であることが魅力だと思います」。

 

-もう一つの魅力は?

 

「自然が相手なので、当日に雨が降ったり、忘れ物をしても取りにいけないくらい街から遠かったりといろんなハプニングがあります。そういう状況を、雨ならではのバーベキューにしたり、ものが無くても工夫して楽しみます。いろんな状況を受け入れる耐性がつくことが、バーベキューの魅力です」。

 

-たしかに。アウトドアに強くなると、暮らしの中の応用力が付きそうですね。
今回はオーソドックスなバーベキューについてレクチャーしていただきましたが、メニューも焼き方も、もっといろんな広がりがありそうです。

 

「はい。食材を串に刺したら串焼きになるし、アルミホイルに包んで蒸す調理方法もあります。スキレットや鉄鍋があったら、パンケーキや鉄鍋餃子まで広がります」。

 

-家バーベキューの魅力は、いろんな調理器具をすぐに使える状況にありながら、キャンプ気分を味わえるところだと思いました。家族はもちろん、友だちや恋人、もしかしたらご近所さんとも、家バーベキューでさらに仲良くなれそうです。

 

「ぜひ、ご近所さんも巻き込んで、『家バーベキューパーティー』を楽しんでみてください」。

 

バーベキューの魅力は、いろんな発見があることと、物事を受け入れる耐性がつくこと

バーベキューの魅力は、いろんな発見があることと、物事を受け入れる耐性がつくこと

 

【たけだバーベキュー】
1986年生まれ。兵庫県出身のお笑い芸人。2012年12月より「たけだバーベキュー」として活動開始。趣味はアウトドア全般(キャンプ・釣り・登山・ロードバイク・鹿狩りなどの狩猟)。豪快なバーベキューレシピを披露する一方、誰でも簡単におしゃれで盛り上がるバーベキューレシピも提案し、BBQを通してのコミュニケーションを広げる活動をしている。現在は、雑誌や本・舞台・テレビ・ネットコンテンツ・イベントなど多方面で活躍中。バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人である。
http://takeda-bbq.com/

 

米軍ハウス取材協力:NPO法人FLAG
http://www.npoflag.com/

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更新日: / 公開日:2016.12.01