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リビングルームは、住まいのなかでいちばん広いスペース。家具が移動していかないよう滑りやすい床は避けたいもの。また、棚・ピアノ・テレビなどさまざまなアイテムがあるので、持っている家具に合わせた対策を心がけましょう。

 

●テレビ
テレビ本体が倒れないよう、壁またはテレビ台に固定させましょう。テレビ台を床または壁に固定することも大切です。キャスターつきのテレビ台はキャスターが動かないようロックを。そうでない場合は、L型金具などの対策器具で固定します。
※壁にテレビを固定させる場合は、壁の耐荷重を施工会社などに確認してからにしましょう

 

 

●ペンダント照明
大きく揺れることで天井にぶつかり、落下する危険性があります。ワイヤーで固定するなどしましょう。

 

 

●本棚
本が落下、飛び出すなどしてケガをするほか、本が大量に床に落ちると避難通路を防ぐことに。本棚の転倒防止器具に加えて、本の落下を防ぐテープなどを使うのがおすすめです。

 

●ピアノ
重量があるので倒れたり移動したりするととても危険。専用のジャッキ機能がついた粘着式マットや、敷板式の固定器具などで防止しましょう。

 

最近、リフォーム・リノベーションで壁に家具を造作する人が増えてきました。壁や梁に直接打ち付けるため、家具単体での移動や倒壊の危険が少ないといえます。
リフォームやリノベーションを予定している人は、地震対策の一環で家具の造作をするのもひとつのアイディアでしょう。ただ、地震が起きたときの壁や梁の耐性は住まいによって様々です。施工会社等に確認して、設置するようにしましょう。

 

“リノベーション済み”が絶対条件

“リノベーション済み”が絶対条件

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子どもは背丈が低いため、大人が平気な大きさや重さのものでもぶつかると衝撃が強く、ケガの原因に。子どもの目線に立って、体格を考えて対策をしましょう。

 

●おもちゃ箱
キャスターつきのおもちゃ箱は子どもでも移動ができて便利なもの。ただ、地震の際には、それが移動して子どもに当たるなど思わぬ怪我の原因になるかもしれません。キャスター付きのおもちゃ箱は、移動しないようにロックがかけられるものを選びましょう。また、単体で移動するおもちゃは、普段から片付けるクセを付けておきましょう。

 

移動するおもちゃは片付けるクセを付けましょう

移動するおもちゃは片付けるクセを付けましょう

就寝中は危険を察知し難いため、ベッドまわりのものには注意しましょう。特に頭上に危険なものを置かないことが大切です。

 

●雑貨・絵画など
壁にディスプレイしているアイテムも、重さや形によっては落ちたときに大きなケガの原因になります。壁の耐荷重を確認し、複数のポイントで留めるようにしましょう。

 

●チェスト
横揺れのときに引き出しが飛び出して重心がくずれ、転倒する恐れがあります。引き出しがぶつかるのも危険です。飛び出しを防止するラッチつきのタイプを選ぶとよいでしょう。

 

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大きな家具や電化製品がない分ほかの部屋より安全ですが、狭い空間の中でドアが開かなくなると一大事。ドアの内外に避難障害になるものは置かないようにして。万が一のために防災用ホイッスルや着替えを用意しておくのも良いでしょう。

 

 

トイレやバスルームにホイッスルを用意しておくのも◎

トイレやバスルームにホイッスルを用意しておくのも◎

対策器具の主なタイプは、家具や電化製品の下に敷く「ストッパー式」「マット式」、天井を突き上げるように家具との間に挟む「ポール式」、壁にとりつける「L型金具」などがあります。「ポール式」に「ストッパー式」または「マット式」を組み合わせて使うと、「L字金具」と同等の効果が得られます。
※固定器具を壁にとりつける場合は、耐久性の確認を。わからない場合は、施工会社などに調べてもらいましょう

 

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地震は深夜、日中問わず、いつ起こるか予測ができません。それだけに、住まいのすべてのスペースで対策をとるのが最善です。
しかし、完璧にやろうとするのは骨が折れるというもの。最も重要なスペースから少しずつはじめましょう。優先したいのは、リビング、キッチンなど“一日のうちでいる時間が長い場所”です。就寝中は避難が遅れがちなので、同時に寝室の対策もはかるといいでしょう。

 

今回の取材を通して、防災というと持ち出せる避難グッズを思い浮かべがちですが、「まずケガをしないために家具類の転倒防止が重要である」と聞いて、地震対策には優先順位があるのだと軽く衝撃を受けました。
“やらなくては”の意識だと気が重くなってしまうので、インテリアのひとつ捉えて、できる部屋から楽しみつつとり組んでいきましょう!

 

 

(取材協力)
お話を聞いた人
東京消防庁 震災部 震災対策課
課長補佐兼震災対策係長 消防司令 佐々木愛郎さん
震災対策係 主任 消防司令補 近藤寛さん

 

 

東京消防庁ホームページ
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/

 

出典/家具類の転倒・落下・移動防止対策 ハンドブック
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/tfd/hp-bousaika/kaguten/handbook/all.pdf

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更新日: / 公開日:2016.07.26