他に選択肢がなかったエリア選び

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株式会社Lifull FaM 代表取締役社長 秋庭麻衣さん

-まず、秋庭さんご自身について聞かせてください。現在どんなお家にお住まいなのですか?
4年前に江東区豊洲に中古マンションを購入して、住んでいます。豊洲を選んだのは、単純に実家があったからです。家族のサポートを得るために、実はエリアは豊洲以外の選択肢がなかったんです。

-豊洲といえば、大規模な商業施設のイメージもありますが住宅も多いですよね。豊洲の良いところって、どんなところですか?
スーパーなども含めて商業施設が多い点はやはり便利です。ちょっと大きい日用品などを買う時でも、電車に乗らずに済んでしまうのはとても楽ですよ。子どもが小さいと、ベビーカーを押しながら大きい荷物を持って電車に乗って…って、結構大変ですよね。
また、マンションがすごく増えているので、子どもはとても多いです。だから、塾や習い事、病院、子ども向け施設がどこも徒歩圏内にあるのも良いところですね。ただ、逆に言うと、人気の習い事や病院はとても混んでいます。

毎日の小さな不便を解消できる、ストレスの少ない街選びを

-住まい探しをするときに、まず「住む街」を考える人は多いはず。秋庭さんの場合、住むエリアの選択肢はなかったということでしたが、まず、市区町村選びでここを重視した方がいいというポイントはありますか?
子どもの医療費制度や待機児童数などの状況は行政によって全く異なるので、子育て世帯は特に、確認したほうがいいと思います。特に待機児童問題は、働くママにとって大変重要なポイントですよね。
情報開示の方法も区によって大きく異なって正直わかりにくいので、直接電話をかけて問い合わせるママはとても多いです。「区報を見てください」の案内のみで、区報を手に入れるために毎日のようにスーパーに通わなければならないところもあれば、子育てアプリを提供している行政もあったり本当に色々ですね。

以前セミナーでお会いした方は「災害情報が区からこまめに出されているか」を最重要視されていました。人によって最重要ポイントは違いますし、色々な優先順位の中からライフスタイルに合わせて『何を取るか?』を考えることが大切ですよね 。

市区町村が定まってきたら、その中でもどのエリアに住むのか。私が一番のポイントだと思うのは、当たり前のようですが「スーパーが近くにあるか」。私は毎日その日の献立を考えたいタイプなので、買い物は毎日のことですし、「あれを買い忘れた」ということも日常によく起こるので、なるべく楽に行ける距離がベストです。毎日の小さな不便の積み重ねはストレスになって、忙しいママたちを蝕んでいくと思います。同じような理由で、ベビーカーを利用するママは特に、「駅にエレベーターがあるか」というのもとても重要なポイントですね。

例えば、医療費の助成制度が充実している地域なのかということは、もちろん大事ですが、毎日の暮らしをシミュレーションして、小さなストレスがないかということを考えてみるのも大事です。子育てをする毎日にストレスがない方が、ママも子どもも快適に暮らせますよね。

-「スーパーが近い」ことは不動産広告でもよくアピールされていますが、子育てママにとっては特に重要度が大きいんですね。
そうですね、徒歩圏といえば、病院や塾、習い事のお教室が近くにあるというのも良いポイントです。子どもはしょっちゅう風邪をひきますが、ワーキングマザーは仕事帰りに病院に寄らなくてはいけない。その際に家の近くにあった方が良いですよね。また、子どもが小学生になると塾や習い事に一人で行くことも多いので、徒歩圏内にあると安心です。

-なるほど、徒歩圏のメリットは「便利」だけでなくママとして「安心」という点もあるんですね。