中古マンションを5年以内に購入した317人に、購入に関する意識を調査。購入検討前に抱えていた不安とのギャップや、失敗しないために確認しておきたいポイントなどを聞きました。

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中古マンションを買った人が抱えていた不安は、「設備が古そう」(31.9%)、「家に隠れた欠陥がありそう」(24.9%)、「後から管理費や修繕積立金が上がりそう」(24.0%)がトップ3となりました。中古マンションを購入した人であっても、最初はネガティブな印象を持つ人が一定数いたことが分かります。

 

購入前不安に思っていたこと

住んだ後、この不安はどのように変わったのでしょうか。購入前に「不安を感じる」と回答した人に購入後の印象の変化を聞きました。以下のグラフは「今は不安を感じない(今は不安を感じない、今はあまり不安を感じない計)」というポジティブな印象変化が多かった順に並べたデータです。

 

購入後の印象の変化

 

まず注目したいのが「設備」。「設備が壊れていそう」「設備が古そう」のいずれにおいても、「今は不安を感じない」という回答が5割以上でした。「家に隠れた欠陥がありそう」「断熱性や省エネ性が低そう」といった性能や構造に対する不安も、「今は不安を感じない」という回答が「不安を感じる」を上回りました。

 

しかし依然、不安を感じ続けていることもあります。特に割合が高いのが、「後から管理費や修繕積立金が上がりそう」です。「今も不安を感じる」という回答が76.3%に上りました。

 

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後から不安にならないよう、できることはあるのでしょうか。失敗しないために、事前に確認しておきたいことを押さえておきましょう。

 

中古マンション購入者でもっとも多かった回答は、「管理費や修繕積立金がいくらか」(53.0%)でした。

 

事前に確認しておいた方がよいこと

中古マンション購入者の声

「築年数が20年を過ぎた物件になると、修繕費が思ったよりも高くなる場合がある。ローンを組む場合、修繕費や管理費が高くなることを想定して、月々の支払計画を立てることが重要」

「管理状態が良く、戸数の多いマンションを選んだことで、毎月の負担を抑えられた」

ポイント

多くのマンションの修繕積立金は、段階的に金額が上がっていく「段階増額積立方式」がとられています。購入時のままではなく、今後値上がりする可能性があると考えた方が安全です。急な値上げや徴収に備えるためには、長期修繕計画を事前に確認させてもらうといいでしょう。部屋の中だけでなく、共用部など“部屋の外”の状態にも目を向けておく必要があります。

さまざまな懸念事項はあっても、購入後の満足度は高いようです。「非常に満足」「満足」「やや満足」をあわせると、満足していると回答した人は実に86.7%。満足が不満を大きく上回る結果となりました。

 

満足度

 

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中古住宅は単なる「価格の安さ」だけで選ばれているわけではありません。その物件を選んだ決め手を聞いたところ、「立地と価格のバランス」が67.5%でトップでした。2位は「間取り」(41.0%)、3位は「物件のスペックと価格のバランス」(35.0%)で、5位の「価格の安さ」(29.3%)を上回りました。大切なのは“価格とのバランス”であり、単に安ければいいのではありません。中古住宅を買った人がしっかり比較検討し、見極めて購入したことがうかがえます。

 

物件を選ぶ決め手

中古マンション購入者の声

「たくさんの物件を見比べることが大切。でもいい物件はすぐに埋まってしまうので、最後は思い切りが重要」

「立地は変えられないからこだわった方がよい」

本当は新築住宅が良く、やむを得ず中古住宅を選んだのではと思う人もいるかもしれません。しかし、以下のグラフを見ると、そうともいいきれないようです。

 

購入後の気持ち

 

これは、購入後の中古住宅に対する気持ちとしてどれがもっともあてはまるか尋ねたものです。「中古住宅で良かった」が45.4%と半数近くを占め、一番多い回答となりました。次いで「中古でも新築でも関係なかった」が39.4%でした。むしろ「本当は新築が良かったが、中古住宅になった」という人は、15.1%で少数派です。

中古マンション購入者の声
「中古住宅を選ぶメリットとしては、すでに物件があるので、管理の状態やご近所の状況、管理費などの滞納がないかなど事前に確認することができることです」

新築か中古かではなく、希望条件に合致する立地や物件のスペックに着目するのがこれからの探し方になるといえるのではないでしょうか。

 

LIFULL HOME’Sでは新築か中古かに限らず「新築マンション+中古マンション」や「新築一戸建て+中古マンション」など気になる物件の種類を複数選んで探すことができます。

 

マンションを探す 一戸建てを探す

 

また、どの物件にするかを決めていないときは、「LIFULL HOME’S住まいの窓口」に相談してみるのもいいでしょう。

最後にリフォームについて押さえておきましょう。この調査における購入前のリフォーム実施状況は、「既にリフォーム済みの物件を購入した」人が42.0%。また、「購入後、住み始めるまでにリフォームをした」人は42.6%でした。つまり、リフォームが不要な物件を購入した人が一定数いたことになります。

 

中古マンションを買った人のリフォームに対する考え方を聞いたところ、「住む前にリフォームする方がよい」がもっとも多く、58.7%でした。2位は「住み心地がよくなるリフォームを行う方がよい」(32.2%)、3位は「リフォームが不要な家を購入する方がよい」(30.9%)でした。

 

リフォームに対する考え方

中古マンション購入者の声

「家の値段は安くても他のところで修繕が必要になってくるから、事前に家の中を確かめてから買うのが良いと思う」

「自分たちの住みやすいようにカスタマイズをしたかったため、希望の間取りと面積を重視し、リフォームを行うこと前提で購入した」

リフォームは家具を外に出さなければならなかったり、1日で終わらなかったりすることもあるため、スムーズに生活を始めるなら入居前に実施しておきたいところです。リフォーム前提で購入する場合、払えるお金にあらかじめリフォーム代を加えて考える方が安全です。

払えるお金(住宅ローン+自己資金)=物件価格+諸費用+リフォーム代

中古マンションのリフォーム費用については、「中古マンションのフルリフォーム、目安となる費用相場はいくら? 予算ごとのリフォーム例と注意点を紹介」で詳しく解説しています。

 

なお、リフォームした箇所は以下のようになりました。予算上どのリフォームを優先するか悩んだときには、壁紙と水回りを検討してみるのがよさそうです。

 

リフォーム箇所

参考データ

不動産会社に問合せた物件の数

0件(問合せはしていない)

9.8%

1件

15.1%

2~3件

29.0%

4~5件

22.7%

6~7件

5.0%

8~10件

7.3%

11件以上

3.8%

分からない・覚えていない

7.3%

回答:317人

 

見学した物件の数

0件(問合せはしていない)

4.1%

1件

18.3%

2~3件

33.4%

4~5件

20.5%

6~7件

6.9%

8~10件

8.2%

11件以上

3.5%

分からない・覚えていない

5.0%

回答:317人

 

購入時の築年数

築5年未満

6.3%

築5年以上10年未満

10.4%

築10年以上15年未満

15.5%

築15年以上20年未満

10.7%

築20年以上25年未満

15.5%

築25年以上30年未満

11.0%

築30年以上35年未満

11.0%

築35年以上40年未満

6.3%

築40年以上

10.7%

分からない・覚えていない

2.5%

回答:317人

 

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  • 調査実施期間:2023年3月28日(火)~3月31日(金)
  • 調査対象者:過去5年以内に中古マンションを購入し、検討に一定関与した20~69歳の男女(学生を除く)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答数:中古マンション317人

※小数点第二位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合があります

 

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更新日: / 公開日:2023.04.20