フローリングを華やかにしたい人には、「ヘリンボーン」がおすすめです。ヘリンボーンとは模様の一種で、連続した山型、谷型の模様のことをいいます。ヘリンボーンを直訳すると「ニシンの骨」という意味で、模様が魚を開いたときの骨の形に似ていることから、ヘリンボーンと呼ばれるようになりました。
この記事では、ヘリンボーンを使ったリノベーション例を10パターン紹介していきます。
リビングにヘリンボーンで家族団らんの場をより明るく
1.25畳の床一面がヘリンボーン!

「ブラックグリッド」中古でリノベ
約25畳のリビングダイニングの床一面がヘリンボーン張りになっています。使用されている木々は、濃い茶色から薄い茶色まで鮮やかに配色されていることが印象的です。
扉や家具との色みともマッチしており、温かい雰囲気が広がっています。ヘリンボーンの上に、柄物のマットを置いても違和感なく部屋になじんでいますね!
2.ヘリンボーンの床が高級感を演出するリビングダイニング
「北欧モダンと日本の手仕事が融合。ヘリンボーンの床の似合う暖かみある暮らし」ハコリノベ不動産
レンガの柱とヘリンボーンの床がマッチして、高級感のあるリビングダイニングです。
キッチンのグレーの壁や濃いブラウンの家具から、北欧デザインの優雅な雰囲気が漂います。色鮮やかなヘリンボーンは足元を華やかにし、住む人の気分を高めてくれます。木の素材感が室内に温かみをプラスしていますね。
3.木のぬくもりが広がるリビングダイニング
リビングダイニングには床、階段、キッチン、棚、ダイニングテーブルなど木が利用された家具が多数あります。部屋全体に木のぬくもりを感じ、温かみを感じるリビングダイニングとなっています。
特にヘリンボーンの床はデザイン性があり、リビングを一層明るい印象にしてくれます。木の経年変化も楽しめる部屋です。
4.ヘリンボーンが開放感を引き立てるリビングダイニング
「Frame+Nature自然をたのしむ家」SOMPOホールディングス 株式会社フレッシュハウス
リビングは天井が高く、上の階へつながる階段があり、各部屋や上下階の境に仕切りがないため、開放感があります。床のヘリンボーンからは木の温かみを感じ、家族が集まるリビングにぴったり。
外の光や室内のライトで明るい印象のリビングですが、光の量や当たり方によって見え方や印象に変化のあるヘリンボーンの床を楽しむことができます。
5.ヘリンボーンの壁がポイントに!
リビングダイニングの中央に位置するテレビの後ろ側の壁をヘリンボーンに。床をヘリンボーン貼りにすると目にうるさいと感じ、壁にポイントで採用したのだそう。
テーブルの下に引かれた北欧柄の鮮やかなマットと床の木目、壁のヘリンボーンがマッチしていますね。多くの光が差し込むリビングは開放感があり、家族で団らんができる室内です。
6.縦に伸びるヘリンボーンが印象的なリビングダイニング
「街と海が一望できるインダストリアルな家」SCHOOL BUS |スクールバス空間設計
海の見える高台の自然の中にある2階建て住宅をリノベーション。1階のリビングには棚やテーブルといった家具や窓枠、床に木々を使っており温かみのある印象を受けます。
床のヘリンボーンは構成にこだわり、薄めの茶色と濃いめの茶色の木々が交互に縦に伸びるように配置しました。外からの光で見え方の変わる室内も特徴的です。
寝室にもヘリンボーン!
7.素材感を活かして温もりを感じられる空間
「間取りを変えず、自然素材でイメージ一新」stylekoubou(スタイル工房)
築31年の中古マンションを好みのアンティーク風にしたリノベーション事例。リビングは三層オーク材、寝室はチーク、子ども部屋はナラのパーケットと各部屋にそれぞれに床材を変えるこだわりぶり。
寝室のチークはヘリンボーン張りにしており、経年変化とともに味わい深い落ち着いた雰囲気を醸し出してくれることでしょう。
8.ヘリンボーン×北欧風ファブリックで寝室を明るく
こちらも、寝室の床はヘリンボーン。無垢材のように見えますが、実は「ヘリンボーン」スタイルに貼られた無垢風の塩ビタイルなんです。
ヘリンボーンに憧れているけど費用や手入れが不安...なんて方は、こちらの事例のようにお手入れ簡単で、価格も抑えられる塩ビタイルを活用する手もありますね。
落ち着きある色みに自然とリラックスすることができ、一日の疲れを取ることができそうです。
家の顔である玄関に、ヘリンボーンで華やかさを
9.室内に引き込まれるような玄関
「ヴィンテージマンションでお洒落な都会暮らし」My RENO 〈グローバルベイス株式会社〉
なんと全フロアにヘリンボーンの床を配置したこちらの事例。その中でも玄関のヘリンボーンの床は、山型の模様が矢印のように室内の方向を指し、自然と室内に入っていきたくなるようですね。
レンガ調の壁にアイアン、黒の建具などとヘリンボーン床が相まって、重厚なヴィンテージな空間が生まれました。
10.家族を温かく出迎えるほっとできる玄関
「コンパクトリッチな暮らし。」リフォームプライス(ホームテック株式会社)
玄関は家族を最初に出迎える場所です。「家の扉を開けた瞬間にほっと心が落ち着く空間に」と、玄関と廊下のデザインにこだわりました。奥に見える扉には開くときの期待感が出るよう、床はヘリンボーン、玄関の框は斜めにカットし、正面の扉にもこだわっています。
まとめ
いかがでしたか。ヘリンボーンは床や壁に使われることが多く、部屋全体の印象が大きく変わってきます。リノベーションをするならヘリンボーン!と憧れている方も少なくないでしょう。
個性や華やかさを出したいときにヘリンボーンを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。








