家のリノベーションを考えるとき、和風テイストを取り入れたいと思う人も多いのではないでしょうか。日本ならではの良さを感じますし、馴染みのあるテイストなのでリラックスできて落ち着きのある空間になりますよね。
今回はモダンな雰囲気を感じさせながら、センスのいい素敵な和風のリノベーションを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
畳が醸し出す落ち着きのある空間
1.広々リビングを石材タイルで和モダンに

「石材タイルがアクセントのリビングと小上がりを兼ね備えた和モダンリノベーション」Cuestudio(キュースタジオ)
広いリビングダイニングは落ち着きのあるダークブラウンのフローリング。その一角にあるキッチンは石材タイルを使って、一段あげています。
また隣のシアタールームには小上がりを作り和室の趣を。柔らかい間接照明の灯りはリビングダイニングに、シアタールームは和テイスト溢れるライトを使用。和風テイスト溢れるながらもモダンな空間に仕上がっています。
2.別荘のような心落ち着く空間

「住み継がれる和の家」中古でリノベ
広めのリビングダイニングの一部に畳を置いた和モダンスタイル。フローリングはオークの市松張りの床になっていて廊下まで続いています。畳の部分とリビングは簾で仕切れるようになっていて、取り外しも可能です。
さらにバルコニー側には縁側も造作していて、開放的な風の抜ける空間になっています。まるで別荘の暮らしのようです。
3.障子越しに柔らかい陽が入る和モダンスタイル
「柔らかな陽光でくつろぐ住まい」stylekoubou(スタイル工房)
リビングダイニングを広く取り、和風テイスト溢れるリノベーションを実現。6畳あった和室は4.5畳に減らしたものの、そのまま残しています。
その和室の奥にウォークインクローゼットを取り付け収納スペースに。カーテンは取り付けず、いわゆる昔からある障子ではなくデザイン障子にすることで、モダンさを演出しつつ柔らかい日差しが入るように工夫しています。
4.間取りを上手に生かした和テイストなリノベ
築34年の中古マンションのリノベーション事例です。小さめの2部屋を広めのリビングダイニングにし、もともとの窓や障子などを残して、和テイストに。フローリング素材もナチュラルで高級感のある天然無垢オークを使い、畳コーナーも残して、リビングと一体になるような作りにしています。
水回りはもちろん、古い設備は全て新しいものに取り替えているので、快適な生活ができるようになっています。
木の温もりで日本家屋の趣を
5.古本屋さんにいるような居心地の良い空間
まるで古本と美味しいコーヒーがある喫茶店のような雰囲気の家。レトロな食堂のような印象だけれど、どこかおしゃれなのはコンクリートの天井や間接照明の効果でしょうか。
ドアやソファなどポイントカラーにネイビーを持ってきているので、品良く落ち着いたリビングダイニングになっています。
6.日差しの明るい和風モダンなリビング
「鎌倉木立の中の光あふれるリビング」SOMPOホールディングス 株式会社フレッシュハウス
床は無垢材のフローリングで床暖房付き。光が入りにくかった、リビングダイニングとキッチンに明るい日差しが入るように、2階からの光が1階に届くようリノベーションを。
断熱、調湿効果がある塗り壁や床が和風な味わいを出すとともに、課題であった湿気も取り除いて、デザインと機能性を兼ねたリノベで快適な部屋に生まれ変わりました。
7.デザインと機能性を考えたインテリア

「坪庭を室内に実現 古民家風のインテリア」リフォームをするならアートインテリア~Art Interior~
リビングとダイニングを一つにし広い空間に。ポイントは部屋の中にあってお風呂や玄関から見える坪庭。和テイストを感じられるリノベーションです。
居間と和室を一緒にし、広くとったリビングダイニングに壁や床は古民家テイストの木のぬくもりを。デザインだけではなく、長く住むために、部屋の設備は介護が必要になっても暮らしやすいものを選んでいます。
8.贅沢な無垢材の床が和風モダンな印象
「こだわりたかった無垢の床と対面キッチン」リフォームプライス(ホームテック株式会社)
無垢材の床をリビングダイニングから廊下にしきつめ、食器棚や椅子が和テイストを醸し出しているリノベーション。対面キッチンにすることで、会話を楽しみながら料理を作ることができます。
予算に合わせて、こだわるところはこだわり、建具などを既存のもので低コストにすることで、希望通りのリノベーションが予算内で実現しました。
9.和テイストにむき出しの配管や配線、モダンとの融合
「仕切りにはブロックを積んで、自然素材の味のある空間に無垢材の床を使用した住まい」ハコリノベ不動産
低めのテーブルやテレビ台など和テイスト溢れるインテリアとブロックやコンクリートを使って積み上げた仕切りなど独創的なインテリア。さらにむき出しの配管や配線など斬新な部分が融合している和モダンの家。広めのリビングを居心地の良い空間へとリノベーションしています。
キッチンも壁に囲われたものからオープンキッチンに。全体に開放的な空間ができ家族が集う賑やかなリビングに生まれ変わっています。
障子は和モダンに欠かせないアイテム
10.細部まで和テイストにこだわったリノベ

「【和風・戸建】線にこだわったすっきりとした居所づくり」てまひま不動産
天井まで無垢突板の造作建具扉を延ばし、枠などをなくしてすっきりとした印象に。吉村障子テイストの障子は柔らかな外からの光を部屋へ運んでくれます。キッチンもリビングと雰囲気を合わせた造作で作って統一感を。
リビングの天井は仕上げに防腐・防水などの効能がある渋柿を塗って。天然素材で人にも環境にも優しいだけではなく、日本の季節にあった効果があるものを使用しています。
まとめ
和風テイストのリノベーションを紹介しました。木のぬくもりを感じるものや障子など和のインテリアを使うなど和風らしさを出す方法は様々です。
フルリノベーションするのか、あるものを最大限活用してリノベするのかなどやり方もいろいろ。ぜひ自宅にも取り入れてみてくださいね。




