照明を、何気なく選んでいませんか? 照明器具のデザイン、灯りのもたらす光の効果は、インテリアの要になります。
おしゃれな人ほど、照明にはこだわっているものです。 今回は、照明のリノベーションで理想の暮らしを手に入れた人々のインテリアクリップをお届けします。
使い方自由自在! ダクトレールのレイアウトパターン
1.L字のダクトレールでシンプルスタイル
「【ナチュラル・防音】『居場所を創る家』」てまひま不動産
シンプル&ナチュラルなリビング。真っ白な壁と天井の開放感を妨げない、ホワイトのダクトレールがL字にレイアウトされています。
ダイニングテーブルの上には、ゴールドのチェーンが印象的なペンダントライトを、2つ並べて。リビングには、テーブルや書棚、壁に飾った絵に光が効果的に当たるようスポットライトが取り付けてあります。
2.ダイニングからキッチンへまっすぐ伸びたダクトレール
ダイニングキッチンの上に、長く平行に取り付けられたブラックのダクトレール。梁の下を通るよう、パイプ吊りハンガーで配線ダクトを吊り下げているのが特徴です。
ダイニングテーブルとキッチンの上には同じ形のスポットライトを取り付けてスッキリと。ウッディな造作に、ところどころにブラックを効かせたインテリアとぴったりマッチしています。
3.シャンデリアの存在感を引き立てるダクトレールの使い方
「raffine -築30年、100m2の団地で手に入れた至福」ブルースタジオ
築30年、約100m2の広々とした団地をフルリノベーション。リビングを照らすスポットライトは、ロの字型のダクトレールに取り付けてあります。
キッチンにもダクトレールを採用し、スポットライトとブラックのペンダントライトが。ダクトレールの照明はあくまでも控えめに、ダイニングテーブルの上のエレガントなシャンデリアの存在感を引き立てています。
また、リビングのコーナーやチェストの上に置いたフロアスタンドの使い方も秀逸。バランスのいい照明のミックススタイルです。
4.ダクトレールの複数使いで演出するカフェスタイル
「家族の笑顔が蘇るおうちカフェ-父の愛したソファーを中心に-」LOHAS studio(ロハススタジオ)
アイアン窓や時計など、懐かしい雰囲気が魅力のLDK。造作キッチンは大きなコの字型で、この形に添って天井部分にダクトレールが取り付けられています。おしゃれな電球色が映える丸いレトロなペンダントライトは、まるでカフェのよう。
また、リビング部分にもダクトレールを利用し、ソファや家具の色味に合わせたブラックのスポットライトが取り付けてあります。
独特のムードを演出する間接照明&ダウンライト
5.ホテルのように洗練された雰囲気をつくる間接照明
「洗練された大人の空間。都市の暮らしを楽しむ理想のリノベーション」積水化学工業(マルリノ)
ダークな色調の床、重厚感のあるタイルの壁。まるでホテルのロビーのように落ち着いた雰囲気のLDKに採用されたのは、アーバンなムードを醸し出す間接照明でした。
天井のコーナーからさりげなく差し込む柔らかい光は、気分をリラックスさせてくれます。ダウンライトも併用し、時間帯に合わせた調光で過ごすことができます。
6.あえて照明をダウンライトに統一したシンプルLDK
モールテックスで仕上げた、シンプルでかっこいい部屋。
天井の照明は、あえてダウンライトのみに統一されています。余計なものをすべて排除し、スッキリとしたインテリアを実現。だからこそ、ところどころに効かせたカラーが映えるのです。
ソファ脇にそっと置いたフロアスタンドは、読書タイムのお供。高いインテリアセンスを感じる照明リノベーションです。
部屋のアクセントになる、個性派ペンダントライト
7.天井にモザイクの光を照らし出す、モロッコランプの家
「南花畑マンションリノベーション」FIELDGARAGE
モロッカンテイストで統一した、個性的なリノベーション。何といっても、いくつも吊り下げられたペンダントライトタイプのモロッコランプが圧巻です。
それぞれデザインの異なるライトが天井や壁を照らし、さまざまなモザイク柄を描き出す様子は、まるで万華鏡。
壁は、モロッコランプの光が映えるようにと漆喰で仕上げたそう。 本当にモロッコにいるかのような異国情緒溢れるLDKに、気分も上がります。
8.ユニークな照明の使い方は、それこそがアート
「緑道に囲まれた世田谷のヴィンテージマンション」My RENO 〈グローバルベイス株式会社〉
外国製のキューブランプをリビングの中心に吊り下げて、テーブルの上にもデコレーション。デザイン性の高いラウンドテーブルの上には小さなグリーンを置き、キューブランプと組み合わせて、不思議な魅力のあるインテリアに仕上げています。
光を発するだけでなく、飾り方によって、部屋の中にアートを感じさせる上級テクニック。一歩先をいく照明の使い方に脱帽です。
インダストリアル&ヴィンテージな雰囲気をつくる照明テクニック
9.あえて蛍光灯を残したアメリカンヴィンテージな空間
「アメリカンビンテージなオフィスリノベーション」SCHOOL BUS |スクールバス空間設計
レトロビルの一室をオフィスリノベーションした例です。 イメージは、アメリカ・ポートランドにあるインテリアショップ「Schoolhouse Electric & Supply Co.」のファクトリー。
ごつごつ感を生かした天井には、あえて蛍光灯を残し、雰囲気のあるペンダントライトと組み合わせて、アメリカンヴィンテージなスタイルを表現しています。
10.インダストリアルなインテリアに映える、電球色のミックス照明
「ビンテージ風の大人な雰囲気」My RENO 〈グローバルベイス株式会社〉
ブラックに塗った壁、アイアンのガラス窓、エイジング風の金網...。 男っぽいインダストリアルなインテリアには、レトロな電球色の照明がよく似合います。
リビングには、無骨な電球のシャンデリア。ブラウンのタイルで腰壁を飾り付けたキッチンの上には、電球むき出しのペンダントライトが3つ。
ダウンライトもすべて電球色でまとめ、奥行きを深める落ち着いたミックス照明を実現しています。
まとめ
いかがでしたか?
人気のダクトレールは、自由にレイアウトできる魅力がありますね。 一"灯"入魂で、思い切りデザインの凝ったペンダントライトで決めるのも素敵。 間接照明やダウンライトも、ホテルライクでシンプルです。
いずれも、居室に合わせて、自由に組み合わせることができるのが照明のリノベーション。 さまざまなタイプの照明を、用途とインテリアを考えてミックスしてみるのもおすすめです。
照明は、家の中を照らすだけでなく、色合いや光の強弱によって、独特の陰影を生み出すもの。 インテリアスタイルと照らし合わせて、最適な照明を選びましょう!

