生活満足度の高い愛知県「豊橋市」。住みやすさを エリア別にレポート

日本のほぼ真ん中に位置する愛知県。南側（太平洋沿い）にあるのが、愛知県豊橋市です。

昨年2020年には政令指定都市など全国計83市の中から、豊橋市が「生活満足度」でナンバーワン(※)となり、住んでいる人の満足度が高い市としても知られています。
今回は、豊橋市在住の私が、実際の住みやすさや魅力などをたっぷりとご紹介します！

愛知県豊橋市とは？

豊橋市ってこんな街！

豊橋市は、愛知県の南東部に位置し、隣は静岡県と隣接しています。南側は太平洋にも面しているので、海と山の自然に囲まれたのどかなエリアです。明治39年8月1日に全国で62番目の市として誕生し、中核市に指定されています。東三河地方（豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・設楽町・東栄町・豊根村の8市町村）の中心都市であり。人口は約38万人です。

豊橋市の歴史を知ろう

江戸時代には吉田城の城下町として、宿場としてにぎわいがあった豊橋市。東海道五十三次の34番目の宿駅にもなっていました。現在でも、街のシンボルとして親しまれている「吉田城」や、旧東海道の宿場では2箇所しか現存しない「二川宿本陣」があり、街を歩けば古い街並みを体感することができます。

豊橋市は農業や工業などが盛んです。農業は、豊川用水の水と穏やかな気候に恵まれた地域だからこそできる露地野菜や果物、稲作などさまざまな作物を栽培しています。全国一の飼育羽数を誇る養鶉や、養鶏などの畜産もトップクラスです。

工業は、昭和30年後半から三河港の重要港湾指定として臨海エリアの工業地帯の整備が進み、造船や機械、自動車、電気、化学繊維などの産業も進出。特に明海地区では、欧州自動車メーカー「フォルクスワーゲングループジャパン」の本社も進出しています。

発祥の地でもある手筒花火などの祭りも盛ん

豊橋が発祥の地と言われる「手筒花火」。東三河地域独自の花火で、花火の筒を両脇に抱えて上げる勇壮な花火です。奉納行事として市内の多くの祭礼で上げられています。その他、国指定重要無形民俗文化財「豊橋鬼祭」など、古くから受け継がれてきた伝統祭りも行われています。

豊橋市限定のグルメ

全国的に有名な豊橋市ならではのグルメが「豊橋カレーうどん」です。豊橋市内にあるうどん屋さんは自家製麺率がなんと100％！もっと美味しいうどんを食べてほしいとのことで誕生したのがこの「豊橋カレーうどん」です。カレーうどんの下に、ご飯ととろろが入った驚きの豊橋カレーうどん。お店ごとに個性あふれる豊橋カレーうどんを味わうことができるのでおすすめです。

子育て支援も充実！

豊橋市は「とよはし子育て応援宣言」を発表しており、地域全体でパパ・ママの子育てを応援しています。妊娠期から子育て期のママ＆チャイルドサポートとして産後ケアや乳児家庭の全戸訪問や、不妊治療の助成などもサポートしています。また、子育て世帯が安心して暮らせる住宅取得や入居支援、充実した学習環境なども整っています(※)。

特に豊橋市は自然が豊かなので、いろいろな公園が点在していたり、海も近いので砂浜で遊んだりと自然を体感することもできます。親子で楽しく過ごせる施設も多彩！ 市内外から人気を集めているのが「豊橋市こども未来館ここにこ」。小さなお子様でも遊べる施設で、雨の日でも安心して体を動かすことができます。動物園と植物園がある「のんほいパーク」もあり、子供たちにさまざまな体験の機会を与えることができます。

※参考：https://www.city.toyohashi.lg.jp/41283.htm

豊橋市はどんな街がある？ 住みやすいエリアや魅力をご紹介

豊橋市は大きく5つのエリアに分かれます。利便性の高い中央部、自然がいっぱいの東部、暮らし心地のいい南部など、住みやすさの観点でそれぞれ見ていきましょう。

【豊橋市中央部の特徴】豊橋駅や市役所など、アクセスや通勤に便利なエリア

街の特色
豊橋市中央部は、豊橋駅を中心とした人気エリア。豊橋市役所や歴史ある吉田城、さまざまな芸術イベントや企画展などを行う美術博物館などもあり、利便性や通勤などにも便利な地域です。


主要駅
主要駅は豊橋駅です。豊橋駅は、新幹線も停車するので利便性も抜群。その他、名古屋まで約50分で通勤できる名古屋鉄道や、豊川や新城など長野方面へつながる飯田線、市内を走る路面電車市内線、田原市へつながる渥美線など、多数の鉄道路線があります。

商業施設
豊橋駅周辺は複合施設も増え、この秋は「emCAMPUS（エムキャンパス）」がオープン。この施設は、食と健康、学びを楽しむ場所で、地元の食材を使ったフードエリアや、気軽に立ち寄れる「豊橋市まちなか図書館」もあります。

教育
豊橋市役所近くにある八町（はっちょう）小学校では、日本初の公立小学校におけるイマージョン教育を導入し注目を集めています。

【豊橋市東部の特徴】緑いっぱいの公園や動物園など自然あふれるエリア

街の特色
豊橋市東部は、県内外からも大人気な総合動植物公園や自然史博物館、野球やサッカーなどのスポーツ大会が行われる岩田運動公園などがあるエリアです。四季折々楽しめる葦毛湿原もあり、自然も豊かです。

主要駅
東部エリアは、市内線（路面電車）の電停が多くあり、JR二川駅など利便性も高いエリアです。豊橋駅までアクセスが良いので、住宅街も数多くあります。

商業施設
動物園と植物園、自然史博物館の3つの施設が楽しめる「のんほいパーク」や、プラネタリウムや世界の鉱物や鉱山、エネルギーなどが展示されている「豊橋市地下資源館」や「豊橋市視聴覚教育センター」、東海道五十三次の33番目の宿駅で旧宿場町の面影が今でも残っている「二川宿本陣資料館」など、遊びから学びまでさまざまな施設があります。

【豊橋市西部の特徴】自動車輸入台数全国第一位の三河港を中心とした工業地帯

街の特色
豊橋市西部は、三河湾が近くにあるエリアです。三河湾のある三河港は、自動車の輸入台数や金額ともに全国第一位を誇ります。また、臨海工業地帯もあり、自動車製造や造船業などの産業も盛んです。また、バスケットボールなどの大会が行われる総合体育館や、市民病院などもあります。

主要駅
西部エリアに行くには電車はなく、バスで行き来します。豊橋駅から市民病院までは巡回バスで約15分ほどで到着します。

施設や病院
総合スポーツ公園内にある総合体育館は、バスケットボールやバレーボールの試合、展示やコンサートなどを行う施設です。その他にも、夏はプール、冬はアイススケートが楽しめる「アクアリーナ豊橋」や、コンサートホールのライフポートとよはしなどもあります。救命救急センターを備える市民病院もあります。

治安
落ち着いたエリアなので犯罪件数は少ないです。

【豊橋市南部の特徴】閑静な住宅街と農業、海がある、ゆったりと過ごせるエリア

街の特色
豊橋市南部は、全国トップクラスの農業産出額を誇る野菜などの畑や、雄大な太平洋がある表浜海岸、私立愛知大学、国立豊橋技術科学大学、住宅街が広がるエリアです。バイパスも通っているので、名古屋や静岡方面にも行き来しやすく、自然も豊かで過ごしやすい地域です。

主要駅
南部エリアは、豊橋鉄道渥美線があり、豊橋駅までも比較的行きやすく利便性も高いのが魅力です。

商業施設など
南部エリアは、愛知県最大級の施設「道の駅とよはし」（https://michinoeki-toyohashi.jp）があります。豊橋グルメを楽しむことができ、豊橋ならではの手土産も購入できます。地元で採れた野菜も多く販売しており、どれもリーズナブルな価格帯なのも魅力です。太平洋に面している表浜海岸は、アカウミガメの産卵地としても知られています。

【豊橋市北部の特徴】石巻山がそびえ、果樹栽培が盛んな地域

街の特色
豊橋市北部は、石巻山がそびえたつ自然豊かなエリア。「石巻の柿」で有名な次郎柿や、桃や梨、ぶどうなどの栽培も盛んです。四季折々の風景を楽しむことができるエリアです。

主要駅
北部エリアに行くには電車はなく、バスで行き来します。豊橋駅から石巻山周辺エリアまではバスで約25分です。

観光スポット
北部エリアは、豊橋市内のシンボルな山「石巻山」があります。標高は358mで、山頂周辺の石巻山石灰岩地植物群落は国の天然記念物にも指定されています。夜景がとても綺麗で、絶景の夜景スポットとして知られています。その他、毎年5月下旬〜6月上旬にかけては花菖蒲が楽しめる「賀茂しょうぶ園」もおすすめ。37,000株が植えられており、期間中は日没から21時までライトアップも行なわれています。

治安
北部エリアも比較的落ち着いたエリアです。犯罪件数も少なく、良好です。

豊橋市にはどんな住まいがある？

豊橋の家賃相場って？

移住するならインターネット環境は大切！

自分らしい暮らしを実現できる豊橋市

いかがでしたか？ 愛知県豊橋市は、豊橋駅から東京駅まで新幹線ひかりで約80分と利便性の良い地域です。
市内それぞれ地域によって特色も違い、自分たちらしい暮らしを実現することができます。特に豊橋市は東三河地方の主要都市なので、病院や施設、駅なども充実しています。海や山もある自然豊かな場所でもあるのでとても暮らしやすいですよ。