西武池袋線の池袋駅から急行利用で約30分、東京都東村山市秋津町に位置するのが秋津駅です。秋津エリアには同駅から400メートルほど離れたところにJR武蔵野線新秋津駅もあり、この両駅を結ぶ「秋津商店街」が有名です。飲食店を中心に、さまざまな店舗が立ち並ぶ商店街には、地元のみならず、近郊からも飲食店などを目当てに多くの人が訪れます。

私は、この個性的な商店街に引かれ、秋津駅周辺に住み始めて3年が経ちました。週末は商店街の居酒屋でおいしいお酒と料理を楽しんで帰ることが、私の習慣になっています。実際住み始めてみると緑も多く、私にとっては住みやすさを感じるエリアです。今回は2つの路線が利用でき、商店街と自然が共存する秋津駅・新秋津駅周辺をご紹介します。秋津駅の物件を探す

秋津駅へ向かう西武池袋線の電車 © 小森正弘

秋津駅とは

東村山市の北東部の玄関口ともいえる新秋津駅・秋津駅の2つの駅。西武池袋線秋津駅は、旧武蔵野鉄道の駅として1917年(大正6年)12月に開業しました。1日の平均乗降客数は7万6,596人(西武鉄道 2024 年度駅別乗降人員より)。同駅の敷地は、ホーム南口と西側半分が東京都東村山市、ホーム東側半分が同清瀬市、2番ホームの一部と北口が埼玉県所沢市と何と1都1県の3市にまたがっています。

アクセスについては、最短で池袋駅まで約29分、渋谷駅まで43分で行くことができます。有楽町線・副都心線と直通しているので、有楽町や渋谷、横浜方面絵への移動も便利です。新しい商業施設が次々と誕生している話題のエリア、所沢駅には約3分で到着します。

新秋津駅とは

秋津駅から徒歩5分ほどの距離にあるのがJR武蔵野線新秋津駅。1973年(昭和48年)開業と秋津駅に比べて新しい駅です。1日の平均乗車人員は3万7,322人(JR東日本 各駅の乗車人員 2024年度より)と、JR東日本の駅の中では108位にランクしています。駅の出入口は南側の一ヶ所のみ。その出入口の近くには、4店舗が入っているJR東日本系列の商業施設「Beans Annex 新秋津」があります。

JR新秋津駅前 © 小森正弘

新秋津駅からは、中央線に乗り換えられる西国分寺駅まで約8分、南武線に乗り換えられる府中本町駅まで約13分、JR埼京線に乗り換えられる武蔵浦和駅まで約17分です。住み始めてから気付いたのですが、直行直帰の多い営業職の私にとって、多くの路線に繋がっている秋津駅・新秋津駅は願ってもいない環境でした。

道路、バス事情

道路交通は新秋津駅周辺が比較的便利です。駅前に広いロータリーがあり「武蔵野線通り」と繋がっています。「武蔵野線通り」は、志木街道や東村山駅秋津線に繋がっている便利な道路です。一方、秋津駅周辺は北口側・南口側も人通りのある細い道を抜ける必要があります。

バスについては、新秋津駅からは久米川駅(西武新宿線)、所沢駅(西武新宿線、同池袋線)行が、秋津駅からは清瀬市コミュニティバスの「きよバス」が清瀬駅に向かう路線を運行しています。

冒頭でも紹介しましたが、秋津駅と新秋津駅の間には「秋津商店街」があります。両駅を結ぶ道路沿いを中心とした商店街で、通勤・通学のための乗り換え客や買い物客で人通りが多いのが特徴です。飲食店が多く、その中でも居酒屋の比率が高めです。立ち飲み店もあり、夕方から夜にかけてさらににぎやかな街へと変わっていきます。

秋津商店街を歩く乗り換え客と地元住民   © 小森正弘

実は、私はこの秋津商店街の活気ある雰囲気に引かれて秋津駅・新秋津駅周辺に住むことを決めました。決して話題になるような華やかな商店街ではありませんが、“味がある”と表現したくなるような雰囲気があります。お酒が好きな私にとって個性的な居酒屋が多い秋津商店街はぴったりな場所でした。居酒屋以外では、ラーメン店も多く、有名店の系列店や背油・野菜多めのインスパイア系の店なさまざまな味が楽しめます。さらに、昔ながらの団子・おにぎりの販売店や古着店、有名なケーキ店などがあり、個性が光る商店街に一度訪れると、私のように住んでしまうかもしれません。

ここからは、私が感じた秋津駅・新秋津駅周辺の住みやすさをご紹介します。

秋津駅・新秋津駅周辺の買い物事情

秋津駅・新秋津駅周辺の買い物や飲食は、ご紹介してきたように両駅をつなぐような形の秋津商店街が中心です。商店街のほかには鉄道系の商業施設の「エミオ秋津」(西武)と「Beans Annex 新秋津」(JR)があります。そのため、飲食や食品、日用品などの買い物には困ることはありません。

西武鉄道系の商業施設「エミオ秋津」 © 小森正弘

そのほか駅周辺には、東側に「いなげや秋津駅前店」、南側に「いなげや東村山秋津店」とスーパーマーケット2店があり、日常の買い物は困りません。

秋津駅から徒歩約4分のいなげや秋津駅前店 © 小森正弘

秋津駅・新秋津駅周辺の自然

秋津駅・新秋津駅周辺にはさまざまな自然があります。秋津駅から徒歩9分にある「淵の森緑地」は、東村山市と埼玉県所沢市にまたがる約7,000平方メートルの樹林地です。多様な動植物が生息していて、有名アニメ映画のアイデアが練られた場所として知られています。また、公園としての役割のほかに農業体験ができる「秋津ちろりん村」があります。秋津駅から徒歩約9分、新秋津駅から徒歩約6分と比較的近い場所にあります。

秋津駅・新秋津駅周辺の代表的な公園・緑地と徒歩時間は以下のとおりです。

秋津公園  秋津駅から約6分   新秋津駅から約2分

淵の森緑地  秋津駅から約9分  新秋津駅から約6分

松戸橋公園  秋津駅から約7分  新秋津駅から約6分

秋津町五丁目アパート公園  秋津駅から約3分  新秋津駅から約6分

野塩団地第1公園  秋津駅から約9分   新秋津駅から約14分

公園以外では新秋津駅から徒歩約2分の場所に秋津神社があります。古来より「秋津のお不動さん」といわれ、地元の人の信仰を集めてきた神社です。境内には多くの木々がありますが、その中でも大きなケヤキの雄大さには誰もがきっと驚くでしょう。駅の近くにこれほどまでの豊かな自然がある神社は珍しいかもしれません。このほかにも屋敷林や雑木林、畑など、秋津駅・新秋津駅周辺には様々な自然があふれています。

境内に多くの木々がある「秋津神社」 © 小森正弘

秋津駅・新秋津駅周辺の保育園・保育所など

秋津駅・新秋津駅周辺には、ファミリー世帯に必要な保育園・認定こども園・保育所は20ヶ所以上あり、子育て環境は比較的整っているといえます。ただ、公共施設については東村山市役所(駅から3.6キロ)、清瀬市役所(同2.8キロ)、所沢市役所(同3.4キロ)と離れており、自転車、車、バスなどでのアクセスが無難です。それ以外には、下記のように文化センターや市民センター(いずれも図書館併設)があります。

・東村山市秋津文化センター  秋津駅から徒歩約23分  新秋津駅から徒歩約15分 (秋津図書館併設)

・清瀬市野塩地域市民センター  秋津駅から徒歩約4分  新秋津駅から徒歩約10分 (野塩図書館併設)

清瀬市野塩地域市民センター © 小森正弘

秋津駅・新秋津駅周辺の治安

秋津駅南口のすぐ近くに秋津駅前交番があります。また、両駅周辺には秋津商店街やマンションや団地、住宅などがあり、夜は明るく比較的治安はよいです。ただ、駅から少し離れると雑木林や畑が多く、それらが夜になると薄暗い場所になってしまいます。夜遅くの帰宅や外出は注意する必要があるでしょう。

秋津駅・新秋津駅周辺の病院

秋津駅・新秋津駅周辺にはさまざまな診療科の病院が揃っていますので、通勤・通学帰りや日常生活でも通院しやすい環境と言えます。さすがに中核病院と呼ばれる大規模病院は隣駅まで行く必要はありますが、通常の生活を送るのであれば問題ないでしょう。両駅周辺の病院と徒歩時間は以下のとおりです。

新秋津駅から

・いつもMRIクリニック秋津       秋津駅から約1分 新秋津駅から約7分

・いつもジェネラルクリニック秋津院    秋津駅から約1分 新秋津駅から約7分

・くりくり~ん歯科 秋津診療所    秋津駅から約1分 新秋津駅から約7分

・山本病院                秋津駅から約2分 新秋津駅から約9分

・秋津眼科医院              秋津駅から約2分 新秋津駅から約4分

・しんあきつ耳鼻咽喉科         秋津駅から約3分 新秋津駅から約2分

・栄光会 第一診療所          秋津駅から約2分 新秋津駅から約8分

・秋津ほそがい整形外科         秋津駅から約3分 新秋津駅から約3分

・まつたに内科クリニック         秋津駅から約3分 新秋津駅から約3分

大きなケヤキが印象的な「山本病院」 © 小森正弘

秋津駅・新秋津駅周辺はファミリー世帯が住む間取りの家賃が比較的安いエリアです。池袋・新宿方面へ行きやすいことと、西武池袋線・武蔵野線の両方が使えることを考えると、お得なエリアといえます。秋津駅・新秋津駅周辺の家賃相場の比較は以下のとおりです。

ワンルーム  秋津駅周辺7.34万円  新秋津駅周辺6.99万円

1K     秋津駅周辺6.52万円   新秋津駅周辺6.41万円

1LDK   秋津駅周辺9.92万円  新秋津駅周辺9.56万円

2LDK   秋津駅周辺15.48万円  新秋津駅周辺12.03万円

※参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 2025年10月10日時点

私は冒頭ご紹介したように居酒屋の多い秋津商店街に引かれて秋津エリアに住み始めました。しかし、住み始めてから商店街以外の豊富な自然にも引かれるようになったことは事実です。ご紹介した公園以外では、畑や雑木林、柳瀬川や空堀川などの自然が秋津エリアの特徴です。特に川は川岸まで下りられる場所や、春に桜・菜の花を見られる場所があちらこちらにあり、間近で自然を楽しめます。川のほとりに腰を下ろし、さわやかな風に吹かれながら缶コーヒーを飲んでいる時間は、私にとって至福の時です。

柳瀬川と松戸橋公園 © 小森正弘

周辺の情報を調べてみると、東村山市が「都市計画マスタープラン」をベースにまちづくりを進めているようで、東村山市の北東部の玄関口ともいえる秋津駅・新秋津駅周辺地区は、「秋津駅南まちづくり推進協議会」とともに、市民主体のまちづくりの検討が進んでいるとのこと。さらに利便性が増しそうなこのエリアから目が離せません。

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