東大阪市は、その名の通り大阪市の東に位置する街。大阪の都心部、キタの梅田エリア・ミナミの難波エリア、どちらにもアクセスしやすい利便性が備わっています。さらに生活面では、駅付近だけでなく街にスーパーマーケットが複数点在しているエリアが多く、大型ショッピングモールもあります。その利便性もさることながら、奈良に面する県境には生駒山がそびえ立ち、自然にあふれたスポットも豊富です。また、町工場やラグビーの聖地「東大阪市花園ラグビー場」があることでも有名ですね。今回はそんな東大阪市の住みやすさについて、買い物やお出かけ、子育て事情などを踏まえながらお伝えします。東大阪市に引越しをお考えの方や地域情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。東大阪市の物件を探す
東大阪市はどんなところ?
東大阪市の概要
住民基本台帳によると、東大阪市の人口は現在約48万人(2025年9月時点)。一時期は人口が50万人を超えた大都市、政令指定都市のひとつでしたが、少しばかり減少傾向にあるようです。また、外国の方も多く、2万人以上の外国人が生活しているエリアでもあります。外国人の割合は市の人口減少に対して増加傾向にあるようです。
東大阪市の成り立ちについても触れておくと、かつて東大阪のエリアには河内・枚岡・布施の3つの市がありました。1967年に3市が合併して完成したのが東大阪市となります。その名残りで東大阪市には「河内〇〇」という駅名が複数存在しています。東大阪市を中心として大阪東部には「河内弁」なる、関西弁からさらに分化した独自の方言もあり、旧河内市の影響が今もなお残っています。

また、中小規模の工場が立ち並ぶ「モノづくりのまち」としても有名です。東大阪の小さな工場が人工衛星を作っていたり、ロケットや新幹線で使用される部品の製造を行っている企業があったりと、確かな技術力をもつ工場であふれています。また、近年ではそんな東大阪の町工場を舞台にしたNHK連続テレビ小説『舞い上がれ!』が話題となっていました。
ラグビーワールドカップや高校ラグビーの全国大会で使用され、日本ラグビーの聖地として名高い「東大阪市花園ラグビー場」も東大阪市のランドマークのひとつと言えます。
東大阪市の住みやすさ
東大阪で生活して20年
何を隠そうこの記事を書いている私も東大阪で育ってきた一人なのです。20年以上、町工場が並ぶ「モノづくり」に縁のある地域で生活してきました。小学校の遠足ではラグビー場を併設した「東大阪市花園中央公園」に度々行ってピクニックをしたし、その敷地内にある子ども向け施設「東大阪市立児童文化スポーツセンター ドリーム21」でプラネタリウムを楽しんだ記憶があります。そんな生粋の東大阪市民です。
実際に暮らしているものの意見として、正直生活しやすい環境にあると思います。私の住むエリアは、近鉄奈良・大阪線、JRおおさか東線、Osaka Metro中央線と3つの路線の利用がかなって、車を持っていなくても移動はたやすいです。大阪の都心部にはおよそ30分以内で、奈良県・京都府の観光エリアには少ない乗り換え回数でアクセスできます。
またコンビニは至るところにあるし、低価格で食料品が手に入るチェーンのスーパー「関西スーパー」、「サンディ」、「業務スーパー」なども数多く目にします。
街を行き交う人たちの数はそれほど多くなく、都心のそばで自分のペースに合った生活を築いていけると思います。

東大阪市の交通利便性
東大阪市には、近鉄奈良線・大阪線・けいはんな線、JRおおさか東線、Osaka Metro中央線と、多くの電車路線が通っています。近鉄線では、大阪難波駅といった都心部から県をまたいで奈良までの移動が可能です。
さらにJRおおさか東線を利用すれば、梅田まで乗り換えなしでアクセスできます。JRおおさか東線では2023年に梅田エリアまで路線延伸したばかりで、「グラングリーン大阪」など新たに開発の進む「うめきた」エリアに気軽に立ち寄ることができるのは大きな利点です。
大阪の地下鉄道、Osaka Metroの中でも、東大阪市には中央線が通っています。大阪市にて開催された博覧会の会場がある「夢洲駅」から東大阪市の「長田駅」までがOsaka Metro中央線となっています。この路線は、Osaka Metro内の他の7つの路線、Osaka Metro今里筋線・長堀鶴見緑地線・谷町線・堺筋線・御堂筋線・四ツ橋線・千日前線への乗り替えができる利便性の高い環境が整っています。
このように東大阪市内には電車の路線が張り巡らされており、大阪府内はもちろん奈良県への移動は比較的短い時間で済ませることができます。
東大阪市の買い物事情
東大阪市には、ショッピングモールや全国チェーン・ローカルチェーンのスーパーマーケットなど買い物スポットが多数点在しています。東大阪北部なら「イオンタウン東大阪」、「フレスポ東大阪」、上記のOsaka Metro中央線沿いであれば「フレスポ長田」など、生活用品を買いそろえるにも食料品を買い足すにも困ることはないでしょう。
またショッピングモールやチェーン店でなくても、東大阪には「下町風情がある」と言うに相応しい商店街が今も残っています。布施駅の近く「布施本町商店街」、瓢箪山駅すぐ横「ジンジャモール瓢箪山」・「サンロード瓢箪山商店街」、若江岩田駅周辺の「岩田本通商店街」など。市内の商店街の中でも、「石切参道商店街」には、飲食店や食品店、占いなど近鉄奈良線石切駅から石切神社までの参道にあって、所狭しと店を構える昔ながらの商店街の雰囲気が色濃く残っています。


東大阪市の病院事情
近鉄奈良線八戸ノ里駅と若江岩田駅の間に位置する東大阪市立の総合病院「市立東大阪医療センター」、近鉄けいはんな線 荒本駅周辺にある「河内総合病院」、花園ラグビー場のある花園中央公園から徒歩約5分の距離にある「恵生会病院」など、幅広い診療科と入院病床を備えた総合病院が複数あるため、都心へ赴かなくても近隣の医療機関で治療が可能です。

東大阪市の子育て事情
子育て世帯の方にとって、交通利便性や娯楽施設の有無よりも、治安や生活環境など子どものための条件を優先するという方は多くおられると思います。子どもたちの成長の大部分を担う学校の環境、東大阪市内では十分に用意されているといってもいいでしょう。小学校の数はおよそ50校、中学校は25校。高校は大阪市内へ進学されるお子さんも大勢いらっしゃるかもしれませんが、東大阪市内にも14校の高校があります。希望に合った学校を選ぶことができるでしょう。
高等教育機関で言えば、「近畿大学」、「大阪樟蔭女子大学」など4つの大学が市内にあります。その4つの大学にはどこも付属の高校が備わっています。そのため高等部から大学へそのまま入学させるルートをお考えならば、エスカレーター式に進学できる東大阪市内の私立高校を考えてもいいかもしれません。
東大阪市の住まい事情
生活面・交通面の利便性の高さから、東大阪市にはアパートやマンションを中心とした賃貸での住居、子育て世帯に多い一戸建てが数多く並んでいます。東大阪と一口に言っても、大阪市に程近い西部と生駒山の麓あたりの東部、大まかではありますが居住者としては、この2エリアに分けられると思います。どちらも一戸建てが多く並び、複数の学校・教育施設が設置されているところは変わりがないでしょう。お子さんからご高齢の方まで、幅広い年齢層の人々が住んでいる街なのではないでしょうか。
東大阪市家賃相場・価格相場
<東大阪市の家賃相場>
ワンルーム:4.95万円
1K:5.24万円
1DK:6.26万円
1LDK:9.18万円
2K:6.73万円
2DK:6.77万円
2LDK:9.95万円
3LDK:10.59万円
参照元:LIFULL HOME’S家賃相場 東大阪市(2025年9月3日時点)
<東大阪市の中古マンション相場(専有面積70m2の場合)>
築10〜15年以内:2765万円
築20年以上:1872万円
参照元 LIFULL HOME’S中古マンション価格相場 東大阪市(2025年9月3日時点)

都心のそばから緑あふれるエリアまで、自分のぴったりを見つける
新しい街での暮らしが合うかどうかは、結局生活してみないとわからない部分があります。近隣に住む人たちとの距離感や、生活圏の人通りの多さ、経済的な水準はどのくらいかなど、伝わってくる情報だけでは測れない部分があるとは思います。
ただ、東大阪市の暮らしには幅があると思うのです。自然のあふれる緑のエリアには話題となっている映画作品『国宝』の撮影地に選ばれるほど、景観の優れた場所だってありますし、商店街や高架下に百貨店を備えた駅など人の行き交うスポットだってあります。人口約50万人の50万通りの暮らしがあるため誰にだってぴったりとはまる生活がきっと見つかるはずです。新しく暮らし始める場所の候補として東大阪市を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
文/瀬川慧信(インセクツ)
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