虎ノ門駅と聞くと、「虎ノ門ヒルズを中心としたオフィス街」「セレブリティな人が暮らす街」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
私自身もそう思っていました。しかし、実際に勤務先として通い、駅周辺を散歩してみると、意外に多彩な表情を持つ街だと気づきました。

「虎ノ門」という地名は、江戸城西側にあった門に由来するといわれ、周辺には神社仏閣も点在しています。再開発が進む一方で、歴史を感じるスポットが多いのも特徴です。

さらに、商業施設の周りには緑豊かな空間も広がり、オフィス街のイメージだけでは語れない魅力があります。今回は、そんな虎ノ門の散歩にぴったりなスポットを紹介します。虎ノ門駅の物件を探す

※掲載情報は執筆時点のものです。営業時間などが変更になる場合があるため、お出かけ前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。

 

それでは、虎ノ門駅周辺のおすすめスポットを見ていきましょう。虎ノ門駅から回りやすい順に紹介します。こちらを参考に、ぜひ街歩きを楽しんでみてくださいね。

江戸城の外堀跡(左側に石垣に関する案内版があります)

 

まずは、「虎ノ門」の名前の由来にもなった江戸城の外堀跡を見学。東京メトロ虎ノ門駅の改札を出たら、11番出口に向かう手前にある展示室へと向かうと、旧江戸城の石垣を観察できます。

 

案内板によれば、1636年に築かれたこの石垣は、何度も改修された形跡があるのだとか。現在はその一部が残っているだけですが、何百年も前からこの地で過ごしてきた人たちの足跡を感じられる場所です。

施設名:江戸城外堀跡(地下展示室)

虎ノ門金刀比羅宮

 

駅に戻って2a出口から出るとすぐ、ビルの間に立派な神社が現れます。虎ノ門金刀比羅宮は、香川県にある金刀比羅宮の御分霊を勧請した神社です。

 

江戸時代の讃岐国丸亀藩主が、「江戸に滞在している間も母国の神にお参りしたい」と考えたのが始まりです。

 

ここは、海上守護や大漁満足、五穀豊穣、殖産興業、招福除災の神として、地元の人々に長く信仰されてきた神社です。

 

また、本殿の右側にある小さなお社のうち、左側は「結神社」と呼ばれ、良縁祈願のご利益が知られています。

 

昼どきにはキッチンカーが来るため、おいしそうな匂いに思わず引き寄せられることも。屋根の下にはベンチがたくさん設置されており、ランチ休憩にも使えるスポットです。

施設名:虎ノ門・金刀比羅宮

所在地:東京都港区虎ノ門1-2-7

南桜公園

 

虎ノ門駅から6分ほど歩くと緑豊かな南桜公園へ到着します。江戸時代には大名屋敷が並んでいた場所ですが、今はすっかり都会のオアシスに。

 

広々とした公園内にはベンチが複数ありますが、晴れた日であれば芝生にそのまま座るのもおすすめ。緑が気持ちよく、リラックスできます。

 

春や秋には、お弁当を楽しむ方の姿も見られます。遊具もあるので、お子さん連れでも楽しめますよ。

施設名:南桜公園

青松寺の山門

 

虎ノ門駅の南を通る愛宕下通り沿いには、いくつかの神社仏閣が並んでいます。私が特に気に入っているのは、萬年山青松寺という曹洞宗の寺院です。

 

通りに面した立派な山門をくぐると、そこはまるで別世界。都心とは思えない、荘厳な雰囲気のお寺が現れます。

 

この青松寺は、室町時代に、江戸城を築いた武将・太田道灌が築いた寺院です。静謐な境内を歩けば、自然と心が整います。

 

境内には、インドネシアのスカルノ元大統領が訪れた際の記念碑もありました。歴史を感じながら、ゆっくりとお参りしてみてはいかがでしょうか。

施設名:曹洞宗 萬年山 青松寺

愛宕神社

 

オフィス街のど真ん中に位置する、標高26メートルの愛宕山。23区にある自然の地形としては、最も高い山です。

 

その山頂に、徳川家康が「防火の神様」として祀った愛宕神社があります。

 

大鳥居をくぐると見えてくる石段(男坂)は「出世の階段」とも呼ばれる場所でかなり急な登りです。バランスを崩さないためにも振り向かずに上がることをおすすめします。

 

愛宕神社の石段

 

階段を登りきると、立派な鳥居や丹塗りの門や社殿が目の前に現れます。お茶屋さんもあるので、お参りのついでに一休みするのもよいでしょう。

 

愛宕神社は、防火・防災、商売繁盛や縁結びのほか、印刷やコンピュータ関係にもご利益があるそうです。仕事運を上げたい人にはうってつけのパワースポット。

 

平日の日中に訪れると、ビジネススーツ姿の方が参拝する姿も多く見られます。

施設名:愛宕神社

所在地:東京都港区愛宕1-5-3

葺城(ふきしろ)の森

 

愛宕神社から神谷町方面に10分程歩くと見えてくるのが、2020年にオープンした商業施設「東京ワールドゲート」。

 

ホテルやオフィスエリア、カフェなどが並ぶ施設ですが、屋外テラスは散歩スポットとしておすすめです。ビルに向かって左の階段をのぼると、「水辺テラス」へ行くことができます。

 

このエリアは「葺城(ふきしろ)の森」と呼ばれるビオトープで、その名の通り本当に緑が豊かな場所です。

 

地形を活かした水の流れや散策路もあり、都会の喧騒を忘れリラックスできます。

 

私が訪れた日は真夏日でしたが、木々が多いからか涼しく感じられ、緑を感じながらテラスでうたた寝している方もいました。思わずゆっくりしたくなる、心地よい場所です。

施設名:東京ワールドゲート

所在地:東京都港区虎ノ門4-1-1

虎ノ門ヒルズ

 

最後は、虎ノ門の地名が付けられている商業施設、「虎ノ門ヒルズ」へ。4つのタワーからなる虎ノ門ヒルズの中には数々のテナントが入っており、訪れるたびに新たな発見があります。

 

中を見て回るだけでも、丸1日楽しめてしまうほどです。

 

私のお気に入りスポットは、施設をつなぐ中庭部分です。森タワー2階の「オーバル広場」をはじめ、芝生や緑がいっぱいの中庭にはベンチも数多く設置されています。

 

季節によっては、軽食を片手に休憩するのも一興です。

 

オーバル広場には「ルーツ」と題された大きな芸術作品があり、T-デッキには猿のような「マター」という像もあります。

 

虎ノ門ヒルズ、オーバル広場に設置されたオブジェ「ルーツ」

 

また、ビルの中にも絵画が設置されているなど、芸術作品を間近で感じられるのも虎ノ門ヒルズの魅力。お気に入りの作品を探してみるのも楽しいかもしれません。

施設名:虎ノ門ヒルズ(森タワー)

所在地:東京都港区虎ノ門1丁目23-1 4号

 

オフィス街で商業施設ばかりと思われがちな虎ノ門駅付近ですが、実際に歩いてみると、都心とは思えないような緑豊かでゆったりとしたスポットが点在しています。

 

神社やお寺などのパワースポットも多く、「元気をチャージしたい」と思ったときにもおすすめです。

 

虎ノ門ヒルズ周辺には案内板が多く設置されているため、土地勘がなくても歩きやすいエリアになっています。

 

たっぷりと歩いたら、虎ノ門ヒルズでトレンド最先端のお土産を買って帰るのもおすすめです。さまざまな楽しみ方ができる街「虎ノ門」。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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更新日: / 公開日:2026.02.27