静岡県西部に位置する「磐田市」は、浜松市と天竜川を挟んですぐ隣にあります。浜松まですぐにアクセスできるけれど、住むのはのんびりとした自然の豊かな場所がいいという希望を叶えたい人にぴったりの、コンパクトシティです。

私は夫の仕事の関係で磐田市に移り住んで1年になります。実際に住んだことで街の魅力を知り、今では磐田市が大好きになりました。浜松市に比べたら田舎ですが、田舎ならではのよさがあり、少し足を延ばせば都会にも行けるので、私にとって住みやすい街です。

この記事では、豊かな自然と都市への利便性のバランスが取れた住みやすい街「磐田市」の魅力をたっぷり紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。磐田市の物件を探す

ヤマハスタジアム

磐田市は日本のほぼ中央に位置し、昔から東西の往来をベースに発展してきました。

まずは磐田市の基本情報をまとめました。

磐田市の概要

磐田市の人口は2024年5月末日現在で、約17万人です。東西に約11km、南北に約27kmの縦長の形をしています。

北から磐田原台地が市内中央まで続き、東西を横切るJR東海道本線や新幹線を境に、南側は田園風景の広がるのどかな地域になっています。高台の北側では静岡ならではのお茶の栽培が盛んで、南側では米の他、海老芋やアローマメロン、長ネギを作っています。

郊外型の商業施設「ららぽーと磐田」と「アピタ磐田店」があり、ファッションや雑貨などのショッピングを楽しめます。

また、2018年からは少子高齢化の進む今後20年を見据えて、「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」を目標に掲げた町づくりがされています。これは生活に必要な公共施設や商業施設などを一定の地域に集め、地域拠点ごとに交通機関でつなぐ考え方です。子育て世代や高齢者まで、すべての世代が安心して暮らせる街づくりに取り組んでいることがうかがえますね。

古くからの伝統がある磐田市

磐田市は、古墳時代からの古墳が900基以上現存し、江戸時代には東海道五十三次の宿場「見付宿」として繁栄するなど歴史のある街です。

見付宿の見付天神には悉平太郎(しっぺいたろう)伝説が語り継がれており、2012年にイメージキャラクター「しっぺい」が誕生しました。市民からとても愛されていて、磐田市内ではどこでも「しっぺい」を見つけられます。私もすぐに「しっぺい」好きになり、気づけばしっぺいの歌を口ずさんでいることもしばしばです。

チームが3つも!スポーツが盛んな磐田市

磐田市はサッカーチーム「ジュビロ磐田」のホームタウンで、ヤマハスタジアムを有しています。また、女子サッカーチーム「静岡SSUボニータ」や、ラグビーチーム「静岡ブルーレヴズ」も磐田市にあるチームです。

サッカーもラグビーもルールすら知らなかった私ですが、家族と試合の応援に行ってスポーツ観戦の楽しさに目覚めました。スタジアムでの一体感や、応援するチームが勝利したときの高揚感、選手たちが一生懸命に汗を流す姿は、明日への活力になります。

プロのアスリートに習うことができる体験会なども開催されており、子どもたちの成長にもいい環境が整っています。

磐田市の3つの住みやすさ

ここからは私が実際に磐田市に住んで感じた、住みやすい点を3つ紹介します。

南北に長い磐田市の真ん中辺りに国道1号線バイパスや東名高速道路、JR東海道本線、東海道新幹線が東西に横切っています。磐田市の中央に交通機関が集中しているので、縦長の市内の北からも南からもアクセスしやすいです。

磐田駅から3駅で浜松駅に行けて新幹線に乗り換えられます。

車を利用する場合も国道1号線バイパスを使って天竜川を渡れば、10分足らずで浜松市へアクセス可能です。電車でも車でも浜松市まで気軽に足を運べるところが魅力です。

引越しをするまでは知らなかったのですが、実は磐田市は祭典行事も盛んな街です。シーズンに入ると市内はすっかりお祭りモードになり、あちこちで屋台の曳き廻しが行われます。

中でも貴船神社で行われる「掛塚まつり」は600年以上の歴史があり、市外からも見物客が来るほどにぎわいます。9つの豪華絢爛な屋台が町内を曳き廻され、貴船神社にて一堂に会する姿は圧巻です。

お祭りを通してご近所さんとも自然と仲が深まり、日常も助け合って過ごしています。市内にはヤマハ発動機株式会社があるので転勤者や県外出身者も多いですが、お祭りのおかげで馴染みやすい雰囲気になっています。

磐田市はとんぼの街としても知られ、市内の北東部に位置する桶ケ谷沼には72種類ものとんぼの生息が確認されています。「桶ケ谷沼ビジターセンター」では自然観察会や講演会などのイベントも多数催されています。

他にもほたるの放流がされるひょうたん池や「竜洋昆虫自然観察公園」など、自然が豊かで生き物と触れ合える場所が多いです。

市内最北地域にはトレッキングを楽しめる「獅子ケ鼻公園」があります。山の地形を活かした歩き応えのあるトレッキングコースや子ども向けのアスレチックなど、自然の中で思いっきり遊べます。市内南部には福田漁港があり、近海で獲れる新鮮なシラスも有名です。豊かな自然に育まれた天然資源も、磐田市の魅力の1つです。

磐田市の町並み

ここからは磐田市の家賃相場や市内の住みやすい地域を紹介します。

磐田市の家賃相場1人暮らし向け

磐田市のワンルーム・1K・1DKの平均家賃相場は4.11万円です。天竜川を渡ってお隣の浜松市中央区の同じ間取りの家賃相場は、4.77万円と高くなります。

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 静岡県(2024年6月15日時点)

磐田市の間取り別の家賃相場は、以下のようになっています。

1K:4.19万円

1DK:3.87万円

1LDK:5.78万円

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 磐田市(2024年6月15日時点)

磐田市の家賃相場ファミリー向け

続いてファミリー向けの間取りの家賃相場です。磐田市の2LDK・3K・3LDKの平均家賃相場は6.05万円です。対する浜松市中央区のファミリー向け物件の家賃相場は8.59万円と、約2.5万円の差があります。

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 静岡県(2024年6月15日時点)

なお、磐田市の間取りごとの家賃相場は、以下のようになっています。

2DK:5.18万円

2LDK:6.05万円

家賃参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 磐田市(2024年6月15日時点)

磐田市には3部屋以上の間取りの賃貸物件は少ないため、一戸建ての賃貸を検討してもよいかもしれません。

磐田市の住みやすいエリアの特徴と魅力

磐田駅

ここからは磐田市で暮らすならどのエリアがおすすめか、エリアごとに特徴と魅力を紹介します。

磐田駅の北側は磐田市の中で最も発展している地域で、行政機能やスーパー、飲食店などが多くそろっていて暮らしやすいエリアです。

磐田駅北側にはジュビロ磐田のマスコットジュビロくんとジュビィちゃんがお出迎えしてくれる、「ジュビロード」が約500m続いています。その先に市役所や税務署、健康福祉会館、勤労者総合福祉センターの「ワークピア磐田」など、このエリアには多くの行政機関が集まっています。

磐田駅北口を出ると居酒屋などの飲食店や「アピタ磐田店」がある、にぎやかなエリアです。

施設情報:アピタ磐田店

所在地:磐田市今之浦3-1-11

アクセス:磐田駅より徒歩15分

営業時間:9:00~21:30

磐田駅南口側は住宅街で、500mほど南に下るとのどかな田園地帯になります。田んぼが広がる駅南エリアは、夏には稲の葉が青々と生い茂り、秋には稲穂がたれて見渡すかぎり黄金色が広がる四季折々の風景を楽しめるでしょう。

田舎の風景の一角にある大通りには、スーパーやドラッグストア、レストランやカーショップが並んでいるので、生活に必要なものがそろえられます。

また、女子サッカーチーム「静岡SSUボニータ」の母体である、静岡産業大学磐田キャンパスがあるのもこの駅南エリアです。近くの「ジュビロ上大之郷グラウンド」では、ジュビロユースやジュニアチームが練習をしています。地元のサッカー少年団のチームも複数あり、スポーツへの取り組みが盛んな地域といえるでしょう。

磐田市南東部はスポーツ観戦が好きな方におすすめのエリアです。ラグビーやサッカーの試合が定期的に開催されるヤマハスタジアムに徒歩でアクセスできます。スタジアム近くにはホームセンターやスーパーなどが入ったイオンタウン磐田があり、生活するのに不便なことはありません。

富士見台と呼ばれる高台になっている地域は、富士山の眺めがよく人気のエリアです。2020年にJR御厨駅が新設されたことで交通の便がよくなりました。

施設情報:イオンタウン磐田

所在地:磐田市西貝塚横須賀道北3690

アクセス:磐田駅から遠鉄バス城之崎線に乗車し、「東部台地」で下車して徒歩3分

営業時間:スーパーは24時間営業、その他は店舗により異なります

竜洋海洋公園

太平洋に面している磐田市南部の海岸線は、いつもサーフィンや釣りを楽しむ方で賑わっています。海が好きな方には、海にアクセスしやすい竜洋や福田エリアがおすすめです。

福田漁港には「渚の交流館」という、新鮮な海の幸を食べたり購入したりできる市場もあります。「渚の交流館」前の海は釣りやサーフスポットとして有名です。

竜洋エリアには「竜洋海洋公園」という広々とした公園があります。親子で楽しむのはもちろん、デートスポットとしても人気です。子どもが遊べる遊具やプール以外にも、野球・テニスコート・体育館などのスポーツ施設が充実しています。

SUPやカヌーなどのマリンスポーツを体験できて、キャンプ場や温浴施設も隣接しているので、海辺で1日中ゆったりとした休日を過ごせるでしょう。わが家も竜洋海洋公園に遊びに行って、サッカーの練習をしてお風呂で汗を流して帰るのが休日の定番です。

ただし、この辺りは電車やバスなどの公共交通機関はほとんどないので、車での移動が便利でしょう。

磐田原台地のある北部エリアは、南側の平野部に比べて一段高くなっており、お茶の栽培に適しています。東名高速道路の磐田インターより北側に位置するこのエリアは、お茶畑が一面に広がり静岡らしい風景を楽しめます。

スーパーやドラッグストアなどの店舗は少ない地域ですが、「ららぽーと磐田」で事足りるため、買い物に困ることはありません。お店は少なめですが小児科や歯科、眼科など病院は点在しており、磐田市で1番大きな磐田市立総合病院もあるので安心して生活できるでしょう。

施設情報:ららぽーと磐田

所在地:磐田市高見丘1200番地

アクセス:東名高速道路「遠州豊田スマートI.C.」より1分、磐田駅北口2乗り場よりバス約20分

営業時間:物販は平日10:00~20:00 土日祝10:00~21:00

レストランは平日11:00~21:00 土日祝11:00~22:00

スーパーは10:00~20:30

豊田町駅は磐田市内で1番西側にある駅で、浜松駅まではJR東海道本線の普通列車で8分です。豊田町は浜松へお勤めの方のベッドダウンとして人気のエリアです。

駅前に3棟のタワーマンションがあることからも、人気ぶりがうかがえます。国道1号線バイパスのインターも近くにあり、車で通勤する方も利便性が高いです。駅の北側にはスーパーやドラッグストア、ファッション用品などのお店が入った複合施設が徒歩圏内にあるのでお買い物にも困りません。

磐田市の住みやすさに魅了された私が、実際に住んでみた経験を踏まえて磐田市の魅力を紹介しました。静岡県西部方面への引越しは、お隣の浜松市と比較されがちです。

磐田市は浜松市よりも比較的安い家賃で住まいを探すことができ、都市部へのアクセスもいいところが特徴です。そのため、磐田市は豊かな自然に囲まれつつ、都市部へも気軽に足を運べる暮らしを送りたい方にぴったりの街だと思っています。

今回の記事を参考に磐田市へのお引越しを検討してみてくださいね。

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