奈良といえば、まず思い浮かべるのが大仏や鹿ではないでしょうか。大仏や鹿は、奈良市内にある奈良公園で見ることができます。

奈良県の県庁所在地である奈良市。はるか昔の奈良時代には平城京が置かれていた奈良では、現在でも数多くの歴史遺産が残存しており、古都としての魅力がいっぱいです。

実は奈良市は、子育て支援が充実しており、子育て世帯が暮らしやすい街でもあります。 大阪や京都にも隣接しており、通勤や通学、お出かけもスムーズです。

私が結婚を機に奈良市に引越してから10年以上がたちました。この記事では、実際に子育てをして感じた奈良市の魅力や子育て支援情報、おすすめのお出かけスポットなどについてご紹介します。奈良市での子育てを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。奈良市の物件を探す

月ヶ瀬 梅まつり

はじめに、奈良市の概要と私が奈良市を選んだ理由についてご紹介します。

奈良市の概要

奈良市は、奈良県の北部に位置しています。総人口は34万8,427人(2024(令和6)年6月1日時点)で、奈良県内で最も多いです。奈良市の鉄道は、近鉄とJRが運行しており、大阪や京都にも40~50分で移動することが可能です。奈良市内には、奈良交通の路線バスも運行されています。

奈良市は、西北部と中部、東部の3つのエリアに分けられます。西北部は、大阪や京都のベッドタウンとして開発されたエリアで、交通や医療福祉が充実しているのが特徴です。

中部は、奈良市の中心部に位置し、都市機能の中核や観光の玄関口といった役割を担っています。東部は、山間地域で自然豊かなエリア。東部にある月ヶ瀬では毎年梅まつりが開催されており、五月川の渓谷沿いに約1万本の梅の花が咲き乱れる景色は、とても美しいです。

奈良市は奈良盆地や大和高原の影響で内陸性気候を示し、夏は高温で冬は低温になりやすいです。しかし、四季の変化がはっきりとしており、美しい古都の魅力をよりいっそう高めています。

奈良は、710年に平城京として都が開かれ、文化の中心として栄華を極めました。現在でも、東大寺や興福寺など数多くの歴史遺産が残存しています。そのため、年間を通して観光客が多く訪れる国際的な観光都市でもあります。

わが家が子育て環境に奈良市を選んだワケ

私は、結婚を機に10年前に奈良市に引越してきました。奈良市で子育てを経験し、2人の子どもは現在小学生になりました。子育て環境に奈良市を選んだのは、大阪や京都に隣接しているので、利便性がいいと思ったからです。奈良市は、電車やバスなどの公共交通機関が充実しています。

また、奈良市内には平城宮跡や東大寺、春日大社などの歴史遺産が多く、古都を身近に感じながら暮らしたかったという理由もありました。奈良市は、古都ならではの穏やかな雰囲気も魅力だと思います。

手つないで歩く親子

次に、奈良市の子育てに関する具体的なデータ、子育て支援情報についてご紹介します。

数字で見る奈良市の子育て事情

奈良市における0〜14歳の子どもの人口は、3万8,114人です(2024年6月1日時点)。

現在の保育施設数は、休園中の1園を含めて30園です (2024年4月時点)。

<市立こども園>

18園(1園休園中)

<市立保育所>

4園

<市立幼稚園>

8園

奈良市では、2022年の子ども(0~14歳)の転入超過数(転入者数から転出者数を差し引いた数)が、関西エリアで第1位、全国でも第12位となっています。この結果からも、奈良市が子育てしやすい街だといえるのではないでしょうか。

奈良市の子育て支援情報

ここでは、奈良市の子育て支援で特徴的なポイントを5つご紹介します。なお、子育て支援は変更される可能性があるので、最新情報を奈良市の公式サイトでご確認ください。

2022年3月に、第二期奈良市子ども・子育て支援事業計画「奈良市子どもにやさしいまちづくりプラン」が公表されました。

奈良市では「10の基本目標と21の施策の方向性」を掲げ、子どもにやさしいまちの実現を目指して子育て支援に積極的に取り組んでいます。

奈良市は、以下の子育て広場を設置しています(2024年4月1日時点)。

・にじいろ

・そらいろ

・中登美

・ゆめの丘SAHO

・とみお

・Saya

・Peace

・ぷらんぷらん

・ノル

・お陽さま

・マザーリーフ

・りりーべるず

・エンジェル

・鶴舞やまとこども園

・cocot(ココット)

2022年4月に、子育て支援の一環として、子育てを総合的に支援する施設である「奈良市子どもセンター」をオープンしました。児童相談所と地域子育て支援センター、子どもの発達相談 、奈良市こども家庭センター 、キッズスペースの5つの機能を持つ施設です。

子育て広場の「にじいろ」は、奈良市子どもセンター内にあります。広々とした屋外には大型の遊具があり、子どもたちが楽しく遊べるようになっています。また、室内のベビーエリアには、赤ちゃんでもゆったりと遊べる遊具を設置し、キッズスペースには体を動かす遊具やごっこ遊びが楽しめる遊具を設置するなど、さまざまな年齢層の子どもが遊べるように工夫されています。

施設名:奈良市子どもセンター「にじいろ」

所在地:奈良市柏木町263番地の2

アクセス::近鉄西ノ京駅から徒歩約22分

開所日時:火曜日~日曜日およ び祝日10:00~16:00

休所日:年末年始、月曜日

料金:無料(要予約)

※屋外広場は予約不要。

奈良市の子ども医療費助成は、現物給付方式で、医療機関受診時に窓口で一部負担金を支払うだけで医療を受けられる制度です。高校生までが対象となっています(2024年8月診療分から)。一部負担金は、以下をご確認ください。

<通院>

未就学児:1医療機関につき月額500円

小学生以上:1医療機関につき月額1,000円

<入院>

1医療機関につき月額1,000円(14日未満の入院は500円)

<調剤薬局>

一部負担金は不要

奈良市の放課後児童クラブ「バンビーホーム」は、小学校の敷地内や隣地に設置されていて、放課後や土曜、夏休みや春休みなどの長期休暇も預かってくれます。19時までの延長保育にも対応可能です。

また、バンビーホームではお弁当給食のような形でバンビーランチを提供しています。一食当たり250円で注文できるので、忙しい共働きの家庭にも好評の取り組みです。

2022年10月から、こども園や保育園で交換した園児の使用済み紙おむつの回収サービスを開始しました。対象施設は、市立保育園とこども園(0~2歳児在籍園)です。

これまでは、園で使用した紙おむつを家庭に持ち帰って処分することになっていました。そのため、おむつ回収サービスによって、子育て世帯の負担軽減につながっています。

参照:奈良市の補助金・助成金情報(住まいインデックス)2024年6月17日時点

なら燈花会

ここからは、実際に奈良市で子育てをしてきた体験談やおすすめのお出かけスポットをご紹介します。

奈良市で子育てをする魅力

奈良市は、公共交通機関が充実しているので、車がなくても移動しやすいです。子どもたちが小学生になった現在では、公共交通機関を利用して習い事に通ったり、お出かけしたりすることが増えました。

また、奈良市は「なら子どもサポートネット」というシステムを運用しています。不審者情報や子どもへの声かけ事案など、子どもたちの安全確保に関する情報を携帯電話やスマートフォン、パソコンにメールで配信し、より早く、より多くの人たちが情報を共有できるというものです。こうした安全対策を行ってくれるので、安心して過ごせています。

奈良市には、子どもが楽しめるスポットも豊富です。大きな公園も多いため、子どもたちは思いっきり体を動かすことができています。「ならファミリー」や「ミ・ナーラ」などの商業施設があるので、気温の高い夏や雨の日でも屋内で楽しめるのではないでしょうか。

奈良市の子育て環境

ここでは、奈良市のおすすめのお出かけスポットを3つご紹介します。

まず、ご紹介するおすすめのお出かけスポットは「ミ・ナーラ」です。2018年に開業した観光型複合商業施設で、館内には「奈良金魚ミュージアム」や「奈良いきものミュージアム」 、1階にはフードコートもあるので、休日には多くの家族連れの方でにぎわっています。

「奈良金魚ミュージアム」は、日本最大級の金魚ミュージアムで、身近な品種から希少種までさまざまな金魚を 見ることが可能です。金魚とアクアリウム、光の演出がとても美しいので、子どもたちも夢中になって見ています。

「奈良いきものミュージアム」では、爬虫類や不思議な生き物が好きな子どもも楽しめると思います。

施設名: ミ・ナーラ

所在地:奈良県奈良市二条大路南1-3-1

アクセス: 近鉄新大宮駅から徒歩15分

(JR奈良駅 西口、近鉄奈良駅・新大宮駅北口から無料シャトルバスが運行)

奈良公園の鹿

次にご紹介するおすすめのお出かけスポットは「奈良公園」です。東大寺や春日大社、興福寺などもあるので、歴史好きな子どもも楽しめると思います。

奈良公園のいちばんの魅力は、鹿と触れ合えること。奈良公園の鹿は、国の天然記念物であり、公園内には、1,1 00頭もの鹿がいるそうです。公園内では鹿せんべいが販売されているので、鹿せんべいをあげるとお辞儀をする鹿を見ることができます。また、春にはかわいい小鹿も見られます。

奈良公園には、桜やモミジ、イチョウの木がたくさん植えられているので、四季の彩りを楽しめるでしょう。4月になると、多くの家族連れの方が訪れてお花見をしています。桜の木の下にピクニックシートを敷いてお弁当を食べたり、大きな広場でスポーツをしたりする人が多いです。

施設名:奈良公園

所在地:奈良市春日野町ほか

アクセス: 近鉄奈良駅 徒歩約8分

JR奈良駅 徒歩約20分もしくは奈良交通バス(市内循環・外回り)「県庁前」下車

大渕池公園

次に、ご紹介するおすすめのお出かけスポットは「大渕池公園」です。閑静な住宅地にあり、大渕池を中心に自然の森に囲まれている豊かな緑と水の公園です。森の中を散策することもできます。

大渕池公園は西地区、池地区、東地区に分けられていて、西地区には噴水やファミリー広場、児童広場・展望広場・少年運動広場などがあります。東地区には芝生広場やテニスコートなどがあります。

私も、子どもが小さい頃によく遊びに行きました。子どもたちは、アスレチックで遊ぶのが楽しいようでなかなか帰ろうとしてくれませんでした。小学生から中学生くらいの子どもも、広場でキャッチボールやサッカーをして楽しんでいる、子どもたちに人気の公園です。

施設名:大渕池公園

所在地:奈良市中山町西1丁目 アクセス:近鉄学園前駅から徒歩20分

奈良市の住まい事情

実際に住むとなると気になるのが、家賃ではないでしょうか。ここでは、1LDKと2LDKの家賃相場を、奈良市に隣接する大和郡山市、生駒市と比較しながらご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

<1LDK・2K・2DKの家賃相場>

奈良市:8.20万円

大和郡山市:6.66万円

生駒市:7.29万円

<2LDK・3K・3DKの家賃相場>

奈良市:9.98万円

大和郡山市:8.03万円

生駒市:7.86万円

奈良市は、大阪や京都へのアクセスが良好で、商業施設が充実し、さらに子育て支援も整備されているので、子育て世帯にも人気のエリアです。その人気を反映して、隣接する大和郡山市や生駒市と比較しても、家賃相場は高めの傾向があります。

参照:LIFULL HOME'S家賃相場 奈良県(2024年6月17日時点)

ここでは、子育て世帯におすすめのエリアをご紹介します。

奈良市の子育て世帯におすすめエリア(1)学園前駅周辺

学園前駅北口

まずご紹介する奈良市の子育て世帯におすすめのエリアは、近鉄「学園前駅」周辺です。閑静な住宅地が広がっているエリアで、奈良市の中でも治安がよく落ち着いた雰囲気なので住みやすいです。

特急や快速急行が止まるため、大阪への通勤や通学、お出かけにも便利です。学園前という駅名の由来にもなっている「帝塚山学園」が、駅を出てすぐのところにあります。

また、「奈良女子大学附属小学校」も駅から徒歩5分の場所にあります。駅周辺には学習塾も多いので、子どもの進学を考えている方にも、おすすめのエリアです。

「松伯美術館」や「中野美術館」「大和文華館」などの美術館 があるため、ゆったりと鑑賞することも可能です。「大渕池公園」があり、子どもと一緒にのびのびと遊べます。

奈良市の子育て世帯におすすめエリア(2)大和西大寺駅周辺

大和西大寺駅

次にご紹介する奈良市の子育て世帯におすすめのエリアは、近鉄「大和西大寺駅」周辺です。大和西大寺駅は、奈良のターミナル駅の一つで、奈良線と橿原線、京都線の3つの路線が乗り入れています。利便性が高く、乗り換えなしで大阪難波駅まで約30分、京都駅までは40分前後で移動することが可能です。

駅の改札内にある「Time's Place 西大寺」は、駅ナカ・ショッピングモールで、スーパーやレストラン、パン屋さんなどが入っています。電車の待ち時間や自宅に帰る前に、さっと気軽に立ち寄れるので非常に便利です。

また、大和西大寺駅から徒歩3分の場所には「ならファミリー」というショッピングセンターがあり、奈良市内では唯一の百貨店である近鉄百貨店も入っています。

奈良市は、数多くの歴史遺産が残存している古都です。大阪や京都へのアクセスも良好で、さらに子育て支援も充実していることから、奈良市は子育てしやすい街だといえるのではないでしょうか。関西への引越しを検討されている方は、ぜひ奈良市も候補に入れてみてください。

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