山梨県南アルプス市は、2003年に6つの町村が合併した街で、現在日本で唯一市名にカタカナを使用している市です。
富士山に続く日本2位の高さを持つ「北岳」をはじめ3,000メートル級の山々に囲まれた南アルプス市は、南アルプスユネスコエコパークに登録されるほど自然が豊かな地域です。2027年にリニア中央新幹線が開通予定ということもあり、利便性の向上が期待され注目されています。

今回は、南アルプス市でぶどうやももを栽培している祖父母を持つ私が、南アルプス市の住みやすさや魅力を紹介します。南アルプス市の物件を探す

山梨県第3位の人口でありながら自然をたっぷり味わえる南アルプス市

南アルプス市の概要(特徴、人口、地理、名産、など)

山梨県の西部に位置する南アルプス市

南アルプス市は山梨県の西部に位置し、東西に広がる県内でも比較的面積の大きい地域です。

人口が約7万人、約29,000の世帯数で山梨県第3位の人口です(2023年5月現在)。

県内上位の人口ですが市全体の面積が広く自然が豊かなため、開放的でのびのびとしているのが特徴です。

南アルプス市には日本一の富士山の次に高い「北岳」があります。その他にも、3位の奥穂高岳や間ノ岳など3,000メートルを超える山々が連なり、登山家や写真家など山が好きな方にはたまらない街です。

このように山に囲まれている南アルプス市は甲府と同じ盆地エリア。1日の昼夜の気温差が大きく、夏は暑く冬は寒いといった盆地特有の気候です。

南アルプス市は、ももやすもも、さくらんぼ、ぶどうなどの栽培が盛んで、春〜秋のシーズンは絶え間なく果物が収穫されています。春にはピンクや白など果物によって異なる花が咲き乱れ、南アルプス市一帯が華やかになります。

また、市内に知り合いが増えると収穫時に売りに出せない”規格外”のものをおすそ分けしてくれることも。私も知り合いに果樹園を営む方が何人かいるため、旬の果物をあちこちからよくいただきます。

南アルプス市は、山梨県で唯一鉄道が通っていない街です。電車を利用する場合は、隣の市町を通るJR身延線の駅まで行く必要があります。

隣の市町にある駅は複数あるため、お住まいの場所によって最寄り駅を選べます。南アルプス市の市役所から駅に行く場合は、JR身延線の「小井川駅」が最寄り駅となり車で約10分です。

その他公共の交通手段は路線バスがありますが、この地域に住む方の移動手段は車がメインです。

開放的でのんびりとしている南アルプス市

私の祖父母や友人が住む南アルプス市の住みやすさを、3つ紹介します。

南アルプス市の魅力①さえぎるものがない!景色が良くのんびりとした街

南アルプス市には高層ビルやマンションなど景色を遮る建物がないため、開放感にあふれる眺めのいい街です。どこにいても山梨県を囲む山々をぐるっと見渡せるため、自然を感じながらのびのびと暮らすことができます。

市内にある「桃花橋(ループ橋)」は、周辺の山々のほかに、富士山から甲府盆地まですべてを見渡せるおすすめの絶景ポイントです。

桃花橋公園ループ橋から見える富士山

夜はループ橋のライトアップと盆地の夜景がコラボレーションし、幻想的な雰囲気を楽しめます。

南アルプス市の魅力②車移動は申し分なし!リニア開通後の利便性に期待

リニア中央新幹線の駅予定地まで約10分と好アクセス

南アルプス市は中部横断自動車道やバイパスが通っているため、車での移動がしやすい街です。

中部横断自動車道は山梨と静岡をむすぶ高速道路で、南アルプスインターチェンジから静岡県の新清水インターチェンジまで約1時間で行けます。また中央自動車道にもつながっているので、南アルプス市から高速道路に乗ったまま東京方面や長野方面に行くことも可能です。

さらに南アルプス市は、2027年に開業予定のリニア中央新幹線が通るエリアです。南アルプス市の市役所からリニアの駅予定地である甲府市大津町付近までは、車で約12分で行けるため、将来的に利便性が良くなる可能性が高いでしょう。開通すればリニアの駅から東京まで約25分、名古屋まで約40分で行けるとされています。

南アルプス市の魅力③子育てがしやすい!ファミリー層に人気の街

遊具が多い御勅使南公園

南アルプス市は、子育て支援や施設、治安の良さからファミリー層に人気の街です。

子育て支援は、「子ども医療費助成制度(18歳までの医療費の一部)」などの一般的な制度の他に、「乳児用おむつ用品支給事業」があります。申請をすれば1歳になる月まで1ヶ月2,000円分のおむつ引換券がもらえます。

また小学校や中学校の数が多く、どの地域に住んでも学校が近くにあるため安心感があります。

御勅使南公園など大型の公園があったり、スーパーや飲食店なども一通り整っているので、子育て生活に不便を感じることはないでしょう。

南アルプス市の住宅事情。一戸建ての相場は?

農地が広がり開放的な南アルプス市は、小さい子どもから年配の方までゆったりのんびり暮らせる地域です。その住みやすさもあり、子どもがいるファミリー層は一戸建て物件を購入する方も多くみられます。

しかしそこで気になるのが、南アルプス市の土地や住宅の価格ではないでしょうか。こちらでは、南アルプス市の一戸建て物件の相場を新築と中古に分けて紹介します。

南アルプス市の新築一戸建て物件の価格相場

南アルプス市の新築一戸建て物件の価格相場は、2023年5月時点で2,540〜2,990万円です。周囲の街と比較しても安い傾向にあります。

<周辺の市町村の新築一戸建て価格相場>

韮崎市:3,380〜5,100万円

甲斐市:2,590〜4,850万円

甲府市:2,640〜6,280万円

東京の築20年の中古一戸建の物件の相場が4,061万円のため、南アルプス市の“新築”のほうが1,000万円程度安く購入できることになります。

さらに土地の価格も安く、100平米の土地平均価格が甲府市は360万円、甲斐市が367万円なのに対し、南アルプス市は282万円と低価格です。東京の最安値である「あきる野市」でも1,037万円なので、1/5ほどの価格で土地が購入できます。

南アルプス市は農地が多く、高い建物が少ないため景色が良く開放的な地域です。比較的治安がよく落ち着いているので、年代問わず安心して暮らせます。

南アルプス市の中古一戸建て物件の価格相場

南アルプス市の中古一戸建て物件の相場は1,879万円です。周囲の市町村と比較してもさほど大きな差はなく平均的です。

<周辺の市町村の中古一戸建て価格相場>

甲府市:1,532万円

甲斐市:1,888万円

笛吹市:1,797万円

東京の中古一戸建ては、相場が一番低い「青梅市」でも2,293万円です。南アルプス市と同等の価格で販売している物件もあるかもしれませんが、東京は人口が多く住宅が密集していることが多いです。

南アルプス市は果物畑が多く、高い建物が少ない地域です。壮大な山々を眺めながらのんびり暮らしたい方は南アルプス市のほうが向いているかもしれません。

標高3,000メートルを超える壮大な山を眺めながら暮らせる街

南アルプス市は東西に大きく広がっており、東部が街・西部が山という特徴があります。

それぞれ住みやすさや魅力が異なるため、どちらが好みかイメージしながら参考にしてくださいね。

利便性を求めるなら東部!高速やバイパスも

自然を楽しみながらも利便性が高い南アルプス市東部

南アルプス市東部は市内で最も利便性が高く、生活しやすい地域です。

東部エリアには中部横断自動車道や甲西バイパスが通っており、スーパーやホームセンター、飲食店などあらゆる店舗が立ち並んでいます。また、2024年にはアメリカ生まれの会員制スーパー「コストコ」が開業予定!御勅使南公園や櫛形総合公園など子どもが遊べる大型公園もあるため、世代を問わず生活しやすいエリアです。

一方で、釜無川が流れていたり田畑が広がっていたりする地域なので、自然を感じることもできます。自然の景色を眺めながら川沿いを散歩をするなど、ゆったりとした時間を過ごすことも可能です。

自然に囲まれた環境が好みなら西部!壮大な山が間近に

伊奈ヶ湖をはじめとする自然豊かな南アルプス市西部

南アルプス市の西部は、日本第2位・3位の高さを誇る山々が連なる自然豊かなエリアです。

四季折々の表情を楽しめる伊奈ヶ湖をはじめ、自然を全身で感じられる田舎暮らしを望む方におすすめです。また山が近いため、登山やトレッキングを楽しみたい方にも向いています。

西部はキャンプ場や温泉宿があるため観光客も訪れますが、河口湖のように混み合うことは少なく比較的落ち着いています。

一方で、スーパーや病院などの施設は充実していません。必要な時には東部まで移動することになります。公共の交通機関はバスのみで、さらに運行本数が少ないため車は必須です。

南アルプス市は、壮大な山々を360度眺められる開放感のある街です。 ゆったりのんびりした地域で比較的治安が良く、ファミリーから年配まで幅広い層に人気です。 現在は中部横断自動車道が通っていることもあり車移動がメインですが、リニア中央新幹線の駅予定地が近いため、今後さらに利便性は高まるでしょう。

田舎でありながら生活しやすい南アルプス市は、県内でも賃貸や一戸建て物件が比較的安い地域です。南アルプス市の暮らしが気になる方は、ぜひお住まいの候補地として検討してみてくださいね。

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