横浜市の北東に位置する港北区は、横浜市の中で最も人口の多い人気の区です。川崎市や鶴見区、都筑区などと隣接し、区の南西部には、日本の大動脈である東海道新幹線の新横浜駅があり、おしゃれ路線としても知られる東急東横線が港北区を縦断して走っています。

最近では新横浜駅周辺の再開発が進み、さらに利便性が高まっています。そのような都市の魅力に加え、岸根公園や大倉山公園の梅林など、多くの自然あふれるスポットが共存しているエリアでもあります。

この記事では、横浜市在住・綱島駅のヘビーユーザーである私が、一人暮らしにもファミリーにもおすすめしたい港北区の魅力や住みやすさについて詳しく紹介します。港北区の物件を探す

港北区の中心地である新横浜駅

横浜市港北区の概要

横浜市港北区は、横浜市の北東部に位置するエリアです。JR東海道新幹線の新横浜駅周辺には大手企業などがあり、朝夕は通勤客でにぎわいます。

新横浜駅のある港北区はさまざまな地域から人が集まります

港北区の人口は年々増加しており、2023年1月時点で約36万人です。横浜市内で最も人口の多い区であり、また日本の政令指定都市における行政区においても、最も人口の多い区です。

港北区は2000年と比較しても、約1万人も人口が増加しています。港北区内を東急東横線が走っていることと、都心へ向かう鉄道駅へのアクセス手段として、横浜市営地下鉄が走っていることが大きな要因といえるでしょう。

港北区内には以下の通り多くの駅が存在しており、区の主要施設は大倉山駅にほぼ集まっています。

●JR東海道新幹線:新横浜駅

●JR横浜線:新横浜駅/菊名駅/小机駅

●東急東横線:日吉駅/綱島駅/大倉山駅/菊名駅/妙蓮寺駅

●横浜市営地下鉄ブルーライン:新横浜駅/北新横浜駅/新羽駅/岸根公園駅

●横浜市営地下鉄グリーンライン:日吉駅/日吉本町駅/高田駅

また、この2023年3月に日吉・新横浜間で東急新横浜線が開通しました。港北区内に、新たに新綱島駅、新横浜駅が誕生し、東急東横線・目黒線や相鉄線への乗り入れが始まったのです。都心や東急東横線、相鉄線沿線からの東海道新幹線へのアクセスが格段に向上されるほか、一部は新横浜始発の電車ができるなど、通勤時に座れる確率が高くなりました。

横浜市港北区の歴史

開発工事が進む新横浜駅周辺

横浜市港北区は1939年4月に誕生し、当時は現在の緑区・都筑区・青葉区を併せた区域でした。その後に行政区の再編などにより、港北区から緑区、青葉区、都筑区が分区され、1994年から現在の区域となっています。

港北区はもともと農地や山林が多い区域でしたが、JR横浜線や東急東横線の開通に伴い、徐々に市街地化が進みました。そのような中、昭和の初期に綱島駅近くでラジウム温泉が湧出したことをきっかけに、綱島温泉が大きなにぎわいを見せたそうです。レジャーの多様化により綱島温泉の人気は徐々に陰りを見せますが、平成・令和になっても「綱島ラジウム温泉 東京園」など、綱島温泉の名残が残る温泉施設がありました。

港北区が最も大きな転換機を迎えたのは、1964年の東海道新幹線の開通です。それ以前の新横浜駅周辺は田んぼや畑に囲まれた風光明媚な場所でしたが、新幹線の開業にあわせて、横浜市第二の拠点として再開発が進められました。開業から60年近くが経過した現在、すっかり横浜の一大交通中心地となっています。

私が幼かった頃、父に連れられて新横浜駅によく訪れていました。当時はまだまだ新幹線の本数も少なく、駅の周辺も今のように開発されておらず、父とあぜ道で缶蹴りをしたのをよく覚えています。今は神奈川県を代表するターミナル駅になりました。

家族連れで楽しめるトレッサ横浜

私は住まいが港北区にとても近いこともあり、仕事の際には綱島駅や大倉山駅をよく利用しています。

また、休日には自宅近くにある商業施設「トレッサ横浜」によく出かけています。トレッサ横浜に行けば、日用品や急に必要になった物も手に入るので、重宝しています。クリスマスの時期には鉄道模型が展示されたり、いち早くトヨタの新車が見られたりするので、買物以外の楽しみも多い施設です。

港北区には「トレッサ横浜」ほどの大型ショッピングモールはほかにありませんが、各鉄道駅それぞれに買物のできる施設が充実しており、日常生活で困るとことはほとんどないでしょう。

かつて新横浜駅周辺は風光明媚な田園が広がる地域でしたが、ここ20年で開発が一気に進み、とても住みやすい環境となりました。新横浜駅の篠原口側では、いまだに緑が多い地域が広がっており、坂が多いものの、非常に静かで落ち着いた環境での暮らしには最適と言えます。

横浜市港北区の魅力(1) 四季折々の顔を見せる、豊かな自然

新横浜公園

新横浜に代表されるような副都心地区や、日吉や綱島にある大規模なマンションなどが注目されやすい港北区ですが、かつての豊かな自然がそのまま残されている公園もたくさんあります。

【横浜市港北区にある主な公園】

・大倉山公園

・岸根公園

・綱島公園

・新横浜公園

・菊名池公園

大倉山公園は、広大な自然あふれる公園で、春は約200本の梅の花が咲き誇ります。高低差のある公園で、小川が流れているのが特徴です。

私は友人の自宅が近いこともあり、大倉山公園には頻繁に訪れています。大倉山駅から続く急な坂道が少し大変ではありますが、見晴らしが素晴らしいです。さらに、隣接している梅園では春に梅の花が咲き誇ります。

大倉山公園

公園内に建てられている大倉山記念館は「プレ・ヘレニック様式」という日本では珍しい手法で建てられており、横浜市有形文化財に指定されている建造物です。また、大倉山公園の近隣にも小さな公園がいくつかあります。

大倉山周辺は、小学校などの教育施設もたくさんあり、公園では子どもたちが元気よく遊ぶ様子がよく見られます。緑も多く、遊び場所にも事欠かない地域ですので、子育て家族には適した環境がそろっていますよ。公共施設が大倉山駅周辺に集まっているのも、日常が暮らしやすくなるメリットのひとつです。

横浜市港北区の魅力(2) 非常に便利な交通アクセス

相鉄東急直通線の開業により、新横浜駅はますます便利に

港北区は、とくに鉄道路線が充実しているのが大きな魅力の一つ。東海道新幹線や東急東横線以外にもJR横浜線が縦断し、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインが補完する役割を果たしています。そのため、徒歩で20分ほど、もしくはバスに20分ほど乗れば、大体どこかの駅にたどり着く感覚です。鉄道駅からやや離れている地域でも、バス路線が充実しています。

気になる朝の通勤時間帯の混雑ですが、縦断するJR横浜線は本数があまり多くないこともあり、菊名駅などの乗換駅に向かう通勤客で混雑することはあります。東急東横線は特急や急行の混雑が激しいものの、各駅停車はそれほどではありません。東急目黒線は日吉駅が始発駅のため、2本程度待てば座ることもできるでしょう。

2023年3月には東急新横浜線が開通し、直通運転が始まりましたが、日吉始発の列車は一定数残っています。横浜市営地下鉄はブルーライン、グリーンラインともに混みますが、とくにグリーンラインの混雑が激しく、現在車両数を4両から6両に増やす対策が進んでいるとのこと。

新綱島駅ができる綱島エリアは、東急東横線の綱島駅と新綱島駅の2つの駅が存在することとなります。東急新横浜線は、東急東横線と比べると本数は少なめですが、利用路線が増えるのは利便性が大幅にアップしますね。駅前もさらに活性化するでしょうし、綱島駅ヘビーユーザーとしてますます街の進化が楽しみです。

横浜アリーナ

横浜市港北区の公園・レジャースポット

港北区は休日が充実するスポットがたくさんあります。家族や友人と楽しめる主な公園やレジャースポットは以下の通りです。

・岸根公園

もともとは米軍の岸根キャンプがあった場所でしたが、1972年に横浜市に返還されて公園となりました。区内でも有数の広さを誇る公園で、公園内には県立武道館が設置されています。

・トレッサ横浜

トヨタ系列の会社による大規模なショッピング・モールで、定期的にアイドルがコンサートを行うイベントなども開催されています。週末をトレッサ横浜で過ごす区民も多いですが、車でのアクセスがメインです。

・横浜アリーナ

こちらも日本を代表するホールの一つで、最大で1万7,000人が収容可能です。港北区民だけでなく、横浜市民は成人式で一度は訪れる場所でもあります。

・日産スタジアム

日本を代表するスタジアムといっても過言ではありません。Jリーグの横浜F・マリノスの本拠地となっており、サッカーやラグビーだけでなく、陸上競技なども開催されています。

日産スタジアム周辺は、鶴見川多目的遊水地となっており、オープン前に開かれた見学会に私も参加しました。まるで要塞のような高さと広さを誇る施設で、鶴見川沿岸地域の洪水被害を抑えてくれる働きをするのだとか。その大きさを頼もしく感じました。

日産スタジアム

横浜市港北区の公共施設

港北区総合庁舎

港北区の公共施設は、東急東横線大倉山駅周辺に密集しています。

・港北区役所

・港北警察署

・港北図書館

・港北郵便局

・神奈川税務署

・新横浜駅行政サービスコーナー

・地域ケアプラザ(新羽地域ケアプラザ 他8ヶ所)

・コミュニティハウス(菊名コミュニティハウス 他5ヶ所)

・港北スポーツセンター

横浜市港北区の病院

港北区には大規模な病院から中小の病院までたくさんの病院があります。

〈港北区内の主な病院〉

・横浜労災病院

・菊名記念病院

・医療法人ワンアンドオンリー新横浜母と子の病院

・高田中央病院

・大倉山記念病院

横浜市港北区の家賃相場

港北区の家賃相場は、交通利便性の高さや住環境が充実していることから、横浜市内の中では比較的高めです。

ただ、ファミリー向け物件は横浜市中心部や川崎市中心部と比較するとリーズナブルとなっています。

〈1R~1LDKの家賃相場〉

・横浜市港北区:7.06万円

・横浜市鶴見区:6.67万円

・川崎市川崎区:7.21万円

〈2LDK~3DKの家賃相場〉

・横浜市港北区:15.33万円

・横浜市鶴見区:16.95万円

・川崎市川崎区:17.20万円

※家賃相場は毎週金曜日更新されます。

参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 神奈川県(2023年2月1日時点)

横浜市港北区の主要駅とその特徴

大倉山駅前、ギリシャ風の街並みが特徴的な大倉山エルム通り商店街

都心に近く、おしゃれな環境で暮らしたい方には、大倉山駅や日吉駅周辺エリアがおすすめです。とくに大倉山駅前に広がる「エルム通り」と呼ばれる商店街は素敵です。建物は白を基準にするよう決められているそうで、ギリシャ風の街並みを思わせる白亜の建物が魅力です。

日吉エリアは慶應義塾大学があるので学生の多い街として有名です。日吉駅から放射状に広がる街並みには、若者に人気の安くておいしいお店もたくさんあります。

綱島駅から歩いて約10分。大型総合スーパーと専門店を備えたアピタテラス横浜綱島店

日々の生活に利便性を求めるのであれば、綱島エリアがよいでしょう。飲食店や小規模な商業施設だけでなく、日吉駅との間にある「アピタテラス」や「トレッサ横浜」へのアクセスも容易です。大型商業施設では子ども連れをたくさん見かけるので、子育て世帯が多いエリアなんだなと実感します。

港北区は、東急東横線の沿線であることや、東海道新幹線の新横浜駅があることで知られていますが、少し足を延ばせば自然に囲まれた住みやすい地域です。

私は綱島駅や大倉山駅をよく利用しますが、駅からすぐのところに中規模な公園があり、電車を降りてすぐに四季を感じられます。高低差のある地域が多いのですが、急な坂道が続くような場所はまれで、自転車を利用したいと考えている方にもおすすめです。

また、綱島駅や日吉駅からはバスの便もよく、駅からバスで10分程度の場所には大規模マンションが立っているなど、交通の便で不便に感じることは少ないでしょう。

港北区は、自然に恵まれながらも都心へのアクセスが便利です。相鉄・東急新横浜線の開業によりさらに街並みも進化していくでしょう。引越しを検討中の方は、港北区に一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

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