私は、夫と2歳の子どもの3人で暮らすフリーライターです。わが家は夫の転勤で数年に一度引越しをしており、子どもが1~2歳になるまでの1年間、守山市での子育てを経験しました。

守山市はのどかな田園都市でありながら、JR琵琶湖線守山駅から新快速を利用すると京都駅まで約25分、大阪駅までは約55分と、京阪神へのアクセスにも優れているのが魅力です。

この記事では、実際に住んで分かった守山市の子育て事情を、実体験をもとにお伝えします。守山市の物件を探す

琵琶湖大橋

わが家は、子どもが1歳~2歳になるまでの1年間を守山市で過ごしました。

初めて歩いた日や初めて保育園に行った日など、たくさんの初めてを守山市で経験してきました。初めての子育てで分からないこともある中で、守山市でその時期の子育て経験ができてよかったです。

守山市に住んで感じた体験談を話す前に、守山市がどのような街なのか、なぜ私たちが子育て環境に選んだのかを紹介します。

守山市の概要

守山市は、滋賀県の南西部に位置しています。栗東市・草津市・野洲市と隣接しており、琵琶湖大橋で大津市と結ばれています。

人口は、85,539人(2022年9月30日時点)で、大きな街ではありません。しかし、恵まれた自然環境や利便性の高さなどから、人口は増加の一途をたどっています。守山市が2020年に発表した“守山市人口ビジョン”によると、その増加のペースは守山市の人口ビジョン展望を上回っているそうです。

滋賀県のほかの市に対する転出者より転入者が多く、中でも多いのは0~9歳、20~29歳、30~39歳の転入です。若い世代の転入者が増えており、統計から見ても、子育て世帯に人気の街であることがうかがえます。

守山市は、ホタルの街として知られる自然豊かな街です。人気を集めている理由は、都会の喧騒を感じず静かに過ごせる街でありながら、京阪神へのアクセスに優れているところです。

JR守山駅には新快速電車が停車し、JR京都駅まで約25分、JR大阪駅まで約55分で到着します。大きなショッピングセンターや百貨店がある草津駅にも約5分でアクセスできるなど、非常に利便性の高い街です。

わが家が子育て環境に守山市を選んだワケ

わが家が滋賀県に引越すことになったのは、夫の転勤がきっかけでした。

滋賀県には子育て世帯にとって魅力的な市がたくさんありますが、わが家が守山市を選んだのは、豊かな自然環境と利便性を兼ねそなえているところに惹かれたからです。

子どもが小さいこともあり、自然に囲まれた環境は外せないポイントでした。実際に守山市で物件を選ぶ際には、近くに公園があるかどうかを重視して選んだのを覚えています。

夫が通勤に車を使うため、私と子どもは基本的に公共交通機関と徒歩のみで移動します。そのため、徒歩圏内にスーパーや薬局、病院があることも重要でした。

JR守山駅周辺は、四季折々の植物などが楽しめる場所であると同時に、24時間営業のスーパーなどもあり、わが家にはぴったりの場所だったと感じています。転勤により1年で守山市を去ることになってしまいましたが、今でも戻りたくなることがあるほど住みやすい街でした。

ここからは、守山市が子育てしやすい街なのか、データをみながら解説していきます。保育施設の数や待機児童、守山市で行われている子育て支援制度などもご紹介します。

なお、ご紹介する子育て支援制度は、2022年10月時点での情報です。最新の情報は、守山市のホームページなどを参考にしてください。

数字で見る守山市の子育て事情

守山市の保育園・こども園・幼稚園の数は、以下のとおりです(2022年10月時点)。

認可保育園:8ヶ所

こども園:8ヶ所

家庭的保育室:5ヶ所

事業所内保育所:2ヶ所

小規模保育所:12ヶ所

幼稚園:6ヶ所

滋賀県によると、守山市の待機児童数は、2022年4月1日時点で9名でした。2017年には100名近く待機児童がいましたが、小規模保育所を新たに開設するなど、解消するための取り組みが行われたそうです。2021年には、待機児童ゼロを達成しています。

実は、引越す際に一番不安だったのが、“保育園に入所できるのだろうか”ということでした。しかし、引越してきてから保育施設が増えていることを実感し、実際にわが家は、開園されたばかりの保育園に入所できることになりました。

なお、最新の空き状況などは、守山市のホームページや窓口で確認してください。

守山市の子育て支援情報

ここでは、守山市の子育て支援情報を4つご紹介します。ただ、ご紹介する内容は今後見直される可能性もありますので、最新情報は守山市の公式ホームページを確認してください。

守山市では、小学校就学前までの乳幼児の場合、医療費の自己負担がありません。

利用する場合は、福祉医療費受給券を申請し、滋賀県内の病院で、受診時に健康保険証とあわせて提示します。もし、滋賀県外で診療が必要となった場合、福祉医療費受給券は適用外となりますが、後日申請することで払い戻しを受けることができます。

自治体によっては自己負担があるので、医療費が無料というのは嬉しいポイントでした。

“赤ちゃんの駅”の設置も進められています。赤ちゃんの駅とは、おむつ替えや授乳ができる環境・設備が整っている施設のことです。市内の保育施設やスーパー、金融機関などに設置されており、外出時の心強い味方です。

守山市のホームページでは、赤ちゃんの駅として登録を受けている施設一覧を見ることもできるので、ぜひ活用してください。

守山市では、育児のサポートを受けたい方と援助したい方が会員となり助け合う、ファミリーサポート制度が設けられています。これは利用時間によって1時間あたりの料金を支払うことで、守山市ファミリー・サポート・センターを介して、守山市に住むサポートができる方から、子育ての援助が受けられる制度です。

保育園の送迎をお願いしたいときや子どもを預かってもらいたいときなど、理由を問わず利用できます。わが家は元々守山市になじみがなく、近くに頼れる親戚もいなかったため、このような制度は大きな安心につながりました。

自転車を購入した際に補助金が出るところも子育て世帯にうれしいポイントです。一定の条件を満たした場合、自転車購入費用の20%(上限7,500円)の補助金が受けられます。

対象の自転車に“幼児同乗自転車”が含まれているため、自転車購入時の負担を軽減することが可能です。

この制度は、年度ごとに予算額が決められていて、申請額が予算額に達成した時点で終了しますのでご注意ください。

参照元:守山市の補助金・助成金情報(住まいインデックス)10月22日時点

ここからは、実際に子育てを経験して感じた、守山市の子育て事情を紹介します。

なお、わが家が守山市で子育てをしていたのは、子どもが1歳~2歳になるまでの1年間です。小さな子どもを連れて、守山市への転入を検討している方はぜひ参考にしてください。

守山市で子育てをする魅力

守山駅前

引越しをした当時、子どもは1歳になったばかりでした。子どもが幼いこともあり、生活環境が変わることに不安もありましたが、いざ住んでみると、数ヶ月も経たないうちに不安はなくなりました。

守山市では、転入してきた方向けに“もりやまウェルカムパーティー”が開催されており、私も子どもと2人で参加しました。守山市に詳しくなれるだけでなく、転入を歓迎されていることが伝わる素敵なイベントです。同じように転入されてきたママ・パパとも情報交換をし合えるので、子連れにおすすめのスポットなども知ることができます。

生後6ヶ月の成長をお祝いする“ハーフバースデーパーティー”や、1歳のお誕生日をお祝いする“いっしょうもちあげ大会”など、ママ・パパと赤ちゃんのためのイベントが充実。私も子どもと何度かイベントに参加しましたが、ママ・パパ同士の交流もできるので、自分自身のリフレッシュにもなります。

わが家が守山市に引越しをした当初、子どもはまだ歩けませんでした。そのため、家の近くを散歩するだけの日も多かったのですが、四季折々の植物や川の流れる音が楽しめる穏やかな環境が気に入り、何度も散歩に出ていました。

買い物や散歩の際には、スーパーの方がカゴを運んでくれたり、泣いている子どもをあやしてくれたりすることも多かったです。親切にしてくれる方が多く、居心地がいいところだと感じたのを覚えています。

“子育てしやすい街”であることを繰り返し耳にしていましたが、期待どおりの街でわが家に合っていたなと感じています。

守山市の子育て環境

わが子と琵琶湖畔

守山市には比較的若い世代の方が多く住んでおり、子育て世帯が増加する傾向にあります。近所を歩いているだけでも、若い人や子どもを見かけることが多かったです。

わが家は集合住宅で暮らしていましたが、敷地内で子連れの方に会う機会も多く、子育て情報を交換し合うこともしばしば。守山市に親戚や知人はいなかったので、子どもにおすすめの施設やイベント情報を教えてもらえたのはありがたかったです。

児童センターの遊び場や子育てサロンなども充実しているので、基本的に子育て世帯の方が暮らしやすい環境だと思います。

車があれば琵琶湖畔にも気軽に遊びに行けます。子どもが幼かったこともあり、わが家は休日に湖畔に出向き、お弁当を食べながらゆったりと過ごすことが多かったです。琵琶湖の近くには大きな公園もたくさんあるので、のびのびと子育てをしたい方にもおすすめです。

デメリットをあげるとすれば、JR守山駅から離れた場所に住む場合は、車がないと移動が不便だということ。わが家の場合は、子どもとの徒歩移動が大変なときは電車を利用し、新快速電車で約5分の草津駅で買い物をしていました。

守山市の住まい事情

守山市は、栗東市や大津市と比べると家賃の相場は高めですが、隣の草津市と比べると低い傾向にあります。

〈2LDK・3K・3DKの平均家賃相場〉

・守山市:7.82万円

・草津市:9.97万円

・栗東市:6.84万円

・大津市:7.54万円

参照:LIFULL HOME'S家賃相場 滋賀県(2022年11月10日時点)

わが家はJR守山駅から5分ほどの便利な場所に住んでいましたが、「駅近でこの広さ、安さでいいの?」と思ったほど。固定費を抑えられたので、家計の助けになりました。

JR守山駅周辺は非常に便利なので、築年数などを考慮すれば家賃の低い物件を選べます。守山市の中でもJR守山駅から少し離れたJR栗東駅・JR野洲駅寄りなどのエリアでは、家賃がさらに安くなる傾向にあります。

守山市は、家賃を抑えて広い物件に住みたい方にもおすすめの街です。

守山市の子育て世帯におすすめエリア

守山市で子育てをするときに最初におすすめしたいエリアは、交通の拠点となる“JR守山駅周辺”です。新快速電車が停車するJR守山駅からは、京都駅や大阪駅にもアクセスしやすく、買い物スポットも点在しています。JR守山駅前には憩いのガーデンもあるので、自然環境も良好です。

JR守山駅から13分ほど歩いたところには、“えんまどう公園”があります。子ども向けの遊具や水遊び場などがあり、連日多くの方でにぎわっています。広い芝生で自由に過ごすことができ、駐車場もあるので、小さな子どもも連れていきやすいですよ。

施設名:えんまどう公園

所在地:滋賀県守山市焔魔堂町地先

アクセス:JR東海道本線 守山駅より徒歩で約13分

車がある子育て世帯には、“今浜町”のエリアもおすすめです。今浜町は、琵琶湖大橋で大津市とつながっている街です。今浜町には、滋賀県最大級のショッピングセンター“ピエリ守山”があります。

ピエリ守山には、ファッション・生活用品・食料品・飲食店などのショップがそろっているだけでなく、フードコートの遊び場や屋外の大型遊具など、子どもが遊べる設備も満載です。近くにはゆっくり過ごせる湖畔の公園もあり、静かに暮らしたい子育て世帯にも適しています。

施設名:ピエリ守山

所在地:滋賀県守山市今浜町2620-5

アクセス:JR東海道本線 守山駅より無料シャトルバスに乗車

営業時間:10:00~20:00(一部店舗は異なる)

守山市なぎさ公園の風景

私は小さな子どもを連れて、なじみのなかった守山市に引越す際は不安もありましたが、住んでいる人が温かく、安心して子育てできました。守山市は人口増加や待機児童対策などで保育園などの施設も増えており、ますます子育て環境がよくなることが期待できます。

この記事を参考に、自然環境と利便性のどちらも備えた守山市での子育てをぜひ検討してみてくださいね。

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