約30年間、福岡県で育った私ですが、2度沖縄への移住を経験しています。1度目は、仕事の転勤で沖縄へ。「このまま永住したい!」と強く思いましたが、仕事の都合で県外へ出ました。
しかし「沖縄に戻りたい!」という気持ちが強すぎて、2度目の移住をしました。今となっては沖縄の文化・風習に興味を持ち、ローカルな生活を楽しんでいます。ウチナーンチュ(沖縄の人を指す言葉)のパートナーもできました。今回はそんな沖縄を愛してやまない私が、那覇市への移住を検討している方に向けて、さまざまな魅力に溢れた那覇市内をエリア別にご紹介いたします。那覇市の物件を探す
那覇市の基本情報

沖縄は、琉球王国という一つの国だった時代が約450年あります。
明治時代になると廃藩置県を経て沖縄県として日本国となり、第二次世界大戦後の米国統治下時代を経て現在に至ります。沖縄県は、人々がさまざまな想いを抱きながらも、激動の時代と変化に従ってきた地といえるでしょう。
そんな沖縄の中心地、那覇市はどのような街なのか、早速見ていきましょう。
沖縄の中心地、那覇市はどんなところ?
沖縄本島は、北部・中部・南部の大きく3つに分けられ、那覇市は南部に位置しています。県庁所在地でもある那覇市の人口は2021年11月現在約32万人。2021年には、那覇市制100周年を迎えています。
沖縄に憧れて移住した人は、「失敗するか馴染めるか」の二極化していると聞きます。それぐらい、沖縄には他の県にない独特な空気感があると感じます。
1950代以前に生まれた方の中には、沖縄出身というだけで辛い思いをされた方がいらっしゃいます。
第二次世界大戦後、アメリカの統治下にあった沖縄は、その時代には本土に行くにもパスポートが必要でした。本土へ復帰した後、東京へ出稼ぎに行った際に、「沖縄って外国でしょ?」という態度を取られたことで傷ついた方々がいらっしゃるというのです。
沖縄出身のアーティストや俳優、ドラマを通して沖縄への憧れが強まった30代の私には、初めて聞く話で驚きました。ただ、地元のさまざまな方と交流を持ち、そういった一面を知ることは、この街の理解を深める上で大事なことだと感じています。
移住者を歓迎してくれる場所
そのような歴史のある沖縄ですが、ウチナーンチュの皆さんは私たち移住者を歓迎してくださることがほとんどです。
沖縄には、「いちゃりばちょーでー(一度会ったら兄弟だよ!)」という言葉があり、初対面にも関わらず、昔からの知り合いのように気さくに話をしてくださる方ばかり。例えば職場などに出社初日も、「あれ? 今日って初日だよね?」と思ってしまうほど、最初から打ち解けられるような雰囲気があります。
他にもウチナーンチュの皆さんの温厚な人柄、県出身で全国や世界で活躍している人たちを仲間として応援する雰囲気なども、私が沖縄を大好きだと感じるポイントです。
沖縄の生活に馴染むポイントは、この島が経験してきた時代背景に想いを馳せ、本土にはない独特な文化のルーツを知り興味と尊敬の気持ちを持つことだと思っています。それを意識することで生活の楽しみが増しますし、視野も広がりますよ。
那覇市の伝統行事やイベントについて

那覇市は、県庁所在地があり、沖縄の中心地です。
ゆいレールの県庁前駅から徒歩約3分のところには国際通りがあり、観光客でにぎわいます。国際通りは日曜日の午後には歩行者天国になり、自由に歩くことができますし、春先から秋にかけては一万人のエイサー踊り隊・大道芸などさまざまなイベントも開催されています。
また、毎年10月頃には那覇三大祭のメインである那覇大綱挽まつりが開催。全長200m、直径156cmの大きな綱が国道58号線いっぱいに広げられ、約1万5千人の引き手によって綱引きが行われます。
県外や海外へも気軽に行ける那覇市の暮らし心地

那覇市内は、那覇空港を起点として隣の市である浦添市まで続くモノレールが走っています。帰省したいとなった時でも、モノレールを使えば快適に空港まで移動することができます。
また、那覇空港は国際線もあり、新型コロナウィルス流行前は、台湾や韓国など近隣のアジア各国などにも気軽に行くことができました。運行が再開されれば、また海外旅行も気軽に行けるようになるでしょう。
モノレール以外にバスも運行しており、その運行会社は数社ありますので、公共交通機関も充実しているといえるでしょう。
那覇市内には昔ながらの名残を残す場所があります。たとえば、県庁前駅から国際通りを横道に入っていくと、昔ながらの商店街があります。昔は、なんでもそろう場所としてお盆や年末年始には人々が必要なものを買いそろえにくる場所だったとのこと。
今でもその名残があり、昔から続く、お菓子屋さんや精肉店、鮮魚店などもあるので、ここでも沖縄の食文化や伝統や風習を感じることができます。
那覇市内は、各地に商業施設もあり、生活するのにとても便利な場所です。
那覇市はどんな街がある? 住みやすいエリアの特徴と魅力

移住者の街、おもろまち駅エリアで那覇市のシティライフを楽しむ
那覇市内へ移住するときに人気のエリアの一つが、ゆいレールおもろまち駅周辺。ここは移住者が多く住むエリアです。
映画館を備えたショッピング・モールや免税店、大型電気量販店、県立博物館や広々とした公園もあり、都会の暮らしを楽しむには最適の場所。
また、大きな病院もあるので、急な病気をしてしまったときも安心です。
おもろまちエリアは、道路が広く、開けた街の中にはタワーマンションなど新しいマンションがたくさん立ち並びます。ただしマンション同士が隣接しているわけではないので、空を広く感じることができますし、どのマンションを選んだとしても十分な日照量が確保できるのが魅力的です。
美栄橋駅周辺は、離島へのアクセスも良く、子育てもしやすい街

美栄橋駅周辺は、国際通りへも徒歩圏内の位置にあります。モノレール高架下沿いには気軽に入れる居酒屋さんやバーが多くあり、単身で移住する方におすすめのエリアです。
美栄橋駅からもう少し海側のエリアは、泊(とまり)という地名で、治安もいいので家族連れの移住者には、近年人気の場所。「とまりん」という名称のフェリーターミナルがあり、ここから高速船に乗って約50分程度で座間味島や阿嘉島などの慶良間諸島や、粟国島、北大東島などの離島へ渡ることができる、アクセス抜群のエリアです。
ちょっとした休日を利用して離島へ足を伸ばし、綺麗な海でシュノーケリングやダイビングなどのアクティビティを楽しむこともできますよ。
「とまりん」から車で約5分の位置にある、お魚市場「泊いゆまち」では、沖縄近海で獲れた新鮮なお魚を買うことができます。ちなみに、“いゆ”とは、沖縄の方言で“魚”という意味です

沖縄では本マグロ以外に、しびマグロ・メバチマグロ・トンボマグロなど、豊富な種類のマグロがお手頃価格で買うことができます。食べ比べるのも楽しいですね。
さらに、泊いゆまち近くの那覇港では、毎年ゴールデンウィークの3日間で開催される那覇ハーリーの開催場所もあります。
那覇ハーリーとは、船を漕いで競い合い、豊漁や航海の安全を御願(ウガン)=祈願をする行事。毎年旧暦の5月4日の時期に、沖縄県内各地で見られる伝統行事の一つなのです。
中国から伝わったとされるこの行事は、船・衣裳・ハーリー鐘など独特な物が使われます。沖縄の文化に
興味がある方は面白いと感じるでしょう。イベント開催時にはステージイベントや出店がでたりするので、家族みんなで楽しむことができます。
琉球王国時代の首里城の城下町、首里駅周辺は風情を感じる街並み

ゆいレール首里駅周辺は、かつて高台にあった首里城の城下町でした。このエリアの特徴としては、坂道が多く、崖にマンションが建っていることです。
意外かもしれませんが、沖縄は坂道が多いのです。泊エリアやおもろまちエリアは比較的平坦な土地であるのに対して、首里駅や儀保駅周辺はいわゆる城下町エリアだらけ。自転車で移動するのは、少し難しいかもしれません。
そして、建物も坂道に建っているので独特な佇まいになっているのを感じられると思います。首里周辺で住まいを探すときは、日当たりも注意深く検討した方が良さそうです。

このエリアの見どころの一つは、金城町石畳道ではないでしょうか。昔ながらの石畳の道路で小道に入っていくと、樹齢200年以上の大アカギの自生する場所やパワースポットもあります。
綺麗な湧水が首里城周辺で、泡盛の酒造所や、琉球王国時代の宮廷菓子が買えるお菓子屋さん、昔から続く手作りのお豆腐屋さんなどもあります。
昔ながらの食品を変えるばかりでなく、パン屋さんやレストラン、ハンバーガー屋さんなどの美味しいものが気軽に楽しめるのもうれしいところ。
そして何といっても、市街地を見下ろせる夜景スポットが点在しているのは、高台にある首里城エリアならでは。「首里崎山公園」もその一つで、ここから見る夜景は人の営みを感じられ、温かい気持ちにさせてくれる場所です。
総合運動公園のある奥武山公園エリア

「奥武山公園」は、県営の総合運動公園で、陸上競技場・武道館・テニスコート・プールなどがあり、那覇マラソンのスタート地点でもあります。
敷地内は自由に使えるエリアも多く、休日になると親子でキャッチボール楽しむ人、ペットの散歩を楽しむ人、ランニングをして汗を流す人でにぎわっていますよ。
また、沖縄唯一のプロ野球ナイター公式戦の開催可能な本格的な野球場「沖縄セルラースタジアム那覇」があります。県内最大級の収容が可能で、春には巨人軍のプロ野球キャンプを行ったり、オープン戦でにぎわいを見せたりしています。
公園敷地内では、秋になると県内各地の企業が集まるイベント”産業祭り”や、県内各地の離島物産展である”離島フェア”などが実施。他にも、琉球王府から特別な扱いを受けた琉球八社である「沖宮(おきのぐう)」や「護国神社」もあり、初詣などでも多くの県民が訪れます。
那覇市にはどんな住まいがある?

那覇市の家賃相場は、どのくらい?
ここからは、那覇市内の家賃相場について紹介していきましょう。やはり、駅近などの条件がよくなるにつれて平均値より上がる傾向はありますが、おおよそ以下の通りです。
1R~1LDKの家賃相場
1R・・・5.39万円
1K・・・5.46万円
1DK・・・6.55万円
1LDK・・・9.95万円
2DK~3LDKの家賃相場
2DK・・・6.55万円
2LDK・・・16.59万円
3LDK・・・16.81万円
参照元:LIFULL HOME'S家賃相場 那覇市(2023年8月4日時点)
那覇へ移住するならインターネット環境は大切
今やスマートフォン1台あれば、世界中の情報が瞬時に手に入る時代。
ネット環境は欠かせないですよね。私の家もそうなのですが、インターネット環境があることで家族分のスマートフォン、パソコン、ゲーム通信などあらゆる場面で重宝しています。
最初からインターネット環境が完備されている部屋は、どの会社と契約すればいいかなどといったことに意識を使わなくて済むので、とっても嬉しいポイントです。
琉球王国時代の風情から、新都心の暮らしを体感できる那覇市

今回紹介したように、那覇市内だけでも、エリアによってさまざまな魅力があります。私も那覇市へ移住してきて3年。まだまだ知らないところもあると思いますが、沖縄の独特な文化や伝統を知ることを楽しみながら、この街の一員として溶け込んでいきたいと思っています。
また、この街はこれからのIT社会において、たくさんの魅力を発信していける可能性があると感じています。在宅ワークが進んだ世の中になり、国内外問わず、世界中どこでも仕事ができるようになった今、ぜひ一度、那覇市での生活を経験してみてはいかがでしょうか?
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