当編集部で調査した「お散歩ランキング」で、「カップルで散歩したい街」「一人で散歩したい街」の1位になった鎌倉。
観光地としても住む街としても人気の鎌倉、なぜ多くの人を惹きつけるのでしょうか? 今回は、実際に鎌倉散歩をしながら、その魅力を紐解きます。
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源頼朝が幕府を開いて誕生した鎌倉は、開府してから急速に都市整備が進められ、街の基本構造は鎌倉時代にほぼ確立していたそうです。私たちが歩いている鎌倉の街並みは、900年以上前からずっと続いていると思うと不思議な気持ちになります。

 

最初のお散歩スポットは、1334年に創建された報国寺。鎌倉駅からバスで12分、バス停から歩いて3分と、少し鎌倉駅からは遠いのですが、近年じわじわと人気を集めています。
報国寺で有名なのは、何と言っても竹林。きれいに手入れされた孟宗竹のなかを、石畳に案内されて進みます。

 

報国寺の竹林

報国寺の竹林

 

まわりの緑たちが街の雑音を吸い取ってくれているようで、とても静かな報国寺。竹林と苔むした岩が雨にあたって、甘い香りが立ちのぼっています。思わず立ち止まって深呼吸。本当に静かな気持ちになります。

 

報国寺の供養塔

報国寺の供養塔

 

本堂の裏庭にある枯山水の前にはベンチが置いてあります。ぜひ、このベンチに座って枯山水の流れを見てください。
枯山水とは水のない庭造りのことで、水の流れを水を使わずに表現したもの。昔の人は、こんなふうに庭造りをしたのだと、その想像力の豊かさを思い知ります。

 

報国寺の枯山水

報国寺の枯山水

 

居心地がよくて、結局、竹林を2周しました

居心地がよくて、結局、竹林を2周しました

江戸時代中期以降、鎌倉は信仰と遊山をする江戸近郊の観光地だったそうです。今の私たちが、週末に鎌倉へ遊びにくるような感覚で、江戸時代の人も遊びに来ていたのでしょうか。

 

きっと江戸時代は歩いて長谷まで行ったのでしょう。私たちは江ノ電に乗って長谷まで移動

きっと江戸時代は歩いて長谷まで行ったのでしょう。私たちは江ノ電に乗って長谷まで移動

 

江戸時代もきっと人気だっただろう長谷の大仏さま。
正確には鎌倉大仏殿高徳院といって、造立が開始されたのは1252年と言われています。台座を含めると、高さは18メートルもあります。奈良の大仏さまと違って屋外にあるので開放感があり、個人的にはとても親近感のわく大仏さまです。

 

大仏さまの周りには屋根付きの回廊とベンチがあります。このベンチに座って、大仏さまを視界に入れながら、読書をしたり、恋人と話したり…。豊かな時間がすごせます

大仏さまの周りには屋根付きの回廊とベンチがあります。このベンチに座って、大仏さまを視界に入れながら、読書をしたり、恋人と話したり…。豊かな時間がすごせます

 

大仏さまと対面して、最近の悩みなどを報告しました

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明治時代に入ると、鎌倉に横須賀線などが開通します。財界人が訪れるようになり、鎌倉には多くの別荘が建てられました。入り組んだ道の先にお屋敷があったり、深い緑の山の中に大きな建物があるのは、この別荘地の名残りでしょう。

 

民家の軒先で見つけた花

民家の軒先で見つけた花

 

蜂が蜜を集めにきていた花は、材木座の道端で見つけました

蜂が蜜を集めにきていた花は、材木座の道端で見つけました

 

雨に濡れる花は、はっとするほどきれい

雨に濡れる花は、はっとするほどきれい

 

鎌倉で暮らしたら、庭で摘んだ花をいけるような生活ができるかも…と思わせてくれる風景

鎌倉で暮らしたら、庭で摘んだ花をいけるような生活ができるかも…と思わせてくれる風景

 

鎌倉を散歩するときはぜひ、街に点在する別荘や神社仏閣の草花たちを見てみてください。明月院のあじさいや、鶴岡八幡宮の桜が有名ですが、名前も知られていないような小さな神社やお寺にひっそりと咲いているお花も可愛くて良いものです。

 

私たちが鎌倉に惹かれる理由のひとつは、どんな道端にも小さな発見があり、それが四季を通して違う表情を見せてくれるからかもしれません。

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更新日: / 公開日:2016.10.10