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もともと武蔵小杉は京浜工業地帯の一角を担う工業都市であり、駅の東側には大規模な工場地帯が広がっていた。時代は流れ、次々と工場は撤退、移転し、そこにできた広大な空き地は大規模な再開発に最適な場所となった。

 

今では超高層タワーマンションが建ち並び、新しい武蔵小杉の象徴となっている。道幅は広く、街路樹も整備されているから歩いていても気持ちがいい。再開発はまだまだ続くので、暮らしの利便性はますます良くなるに違いない。

 

工場や社宅の跡地が次々に開発され、武蔵小杉駅周辺は超高層タワーマンションが林立している。街を歩いていると、いたるところで工事が進んでいるのがわかる。武蔵小杉はまだ、開発中の街

工場や社宅の跡地が次々に開発され、武蔵小杉駅周辺は超高層タワーマンションが林立している。街を歩いていると、いたるところで工事が進んでいるのがわかる。武蔵小杉はまだ、開発中の街

西側には団地や一戸建て、低層の賃貸物件が多い。街中を曲がりくねって流れる二ヶ領用水の脇には木々が並び、住民の憩いの場となっている。子どもたちや子連れのママも多く、川沿いのベンチで談笑するご老人の姿も目立つ。再開発とは対局にある昔からの面影を残している地域といえそう。

 

団地も健在でした! なんとなくほのぼのとした雰囲気です。超高層マンションも団地も、自分の暮らしたいスタイルに合わせて引越せるのが武蔵小杉の魅力。

 

駅周辺の超高層タワーマンションと対極にあるのが、駅の西側エリア。
低層のアパートや一戸建てが建ち並ぶ、閑静な住宅街です。団地も健在

駅周辺の超高層タワーマンションと対極にあるのが、駅の西側エリア。 低層のアパートや一戸建てが建ち並ぶ、閑静な住宅街です。団地も健在

 

ちらは武蔵小杉の街をぐねぐねと走っている「二ヶ領用水」。
神奈川県下で最も古い人工用水路だとか。関ヶ原の戦いの3年前に測量が始まったそうで、その歴史は相当なもの。暮らしの中に、こんな水辺があるって良いですね

ちらは武蔵小杉の街をぐねぐねと走っている「二ヶ領用水」。 神奈川県下で最も古い人工用水路だとか。関ヶ原の戦いの3年前に測量が始まったそうで、その歴史は相当なもの。暮らしの中に、こんな水辺があるって良いですね

 

超高層タワーマンションエリアに整然と並ぶ街路樹。まだ若い木々ですが、成長したらもっと緑豊かな街になりそうですね

超高層タワーマンションエリアに整然と並ぶ街路樹。まだ若い木々ですが、成長したらもっと緑豊かな街になりそうですね

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駅の西側、府中街道を越えた先、コインパーキングの敷地内に「64カフェ+ラナイ」はある。遠目に一見すると巨木が寄り添う古民家、近づくとポップな装飾とカラフルなベンチに気がつく。この不思議な場所は、平日は主婦、土日はファミリーやカップルが訪れる人気のカフェ。

 

「64カフェ」の由来はこの民家が生まれたのが1964年だから。もともとこの場所には6軒の民家が建っていた。その後、5軒は駐車場に変わり、倉庫となっていた残りの1軒が、カフェとして生まれ変わったのは2006年のこと。

 

店名の後ろにくっつく「ラナイ」とはハワイ語でベランダの意味。ベランダ部分を増築したので「+ラナイ」というわけ。そのラナイの屋根を貫くクスノキの巨木は当時からのもの。年々成長を続けているので、それに合わせて屋根を広げているのだとか。屋外にも関わらず涼しげに感じるのは、きっとこの木が不思議なパワーを出しているから。

 

64カフェ+ラナイ。店内ににょっきり生えているクスノキ。。どんどん成長していくのが分かるそう(左下)

64カフェ+ラナイ。店内ににょっきり生えているクスノキ。。どんどん成長していくのが分かるそう(左下)

アンティークな家具やインテリア、控えめに流れるBGMはうまくこの空間にマッチしている。不思議と時間の流れがゆっくりに感じる。どっしりと落ち着き払っていて焦りがない。

 

築50年の一軒家。うまく雰囲気を残しながらカフェにリノベーションしている。元押入れ部分にソファがぴったり収まっているのが分かりますか?

 

シャンデリアの奥にある白い壁は、一軒家時代の雰囲気が残っている。今の時代にはなかなか見られない格子窓の大きさも、温かさがある。

 

よく見るとすべての椅子の高さが低い。これは足を投げ出して座れるようにするための工夫。わざわざ椅子の脚を切って低くしているのだそう。

 

ここは元押入れ

ここは元押入れ

 

格子窓と低めの椅子

格子窓と低めの椅子

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「来てくれた方にはとにかくのんびりしていってもらいたいんです」と、穏やかに語ってくれたのはスタッフの村越さん。
その言葉通り、お店側の「のんびり」をサポートする体制は万全。お代わりドリンクは200円引きとなり、1杯目と違うドリンクでもOK。実際に、本屋の袋をぶら下げて5時間ものんびりするお客さんがいたり、寝てしまうお客さんもいるのだとか。

 

店内でのんびりとコーヒーとスイーツを楽しむもよし、ベランダで自家製レモンソーダを飲みながらクスノキと共に読書するもよし、取材チームは気がつくと1時間以上ものんびりと長居してしまいました。

 

再開発により画一化しがちな武蔵小杉だけど、こんな異質な空間も存在している。駐車場は目の前なので車で「のんびり」を求めに行くのもいい。ただ、満席の場合、待ち時間は約束できません。なにしろお客さんがどれだけ「のんびり」するかは誰にも見当がつかないから。

 

ハワイ本を中心に、様々なジャンルの本が揃っています。席に持って読んでいいので、ゆったりとくつろぎの読書タイムがすごせる

ハワイ本を中心に、様々なジャンルの本が揃っています。席に持って読んでいいので、ゆったりとくつろぎの読書タイムがすごせる

 

自家製レモンソーダ600円。ミルフィーユ500円、コーヒー500円

自家製レモンソーダ600円。ミルフィーユ500円、コーヒー500円

64カフェ+ラナイ

住所: 神奈川県川崎市中原区小杉町3-21
営業時間: 11:30~18:00(L.O 17:00)
ただし、月曜日は『64Monday』として別メニューで営業
定休日: なし

 

居心地のいいラナイ。春には窓の外に桜が見えるそうです

居心地のいいラナイ。春には窓の外に桜が見えるそうです

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2013年4月にオープンした東急スクエアは駅直結の5階からなるショッピングセンター。ファッション、インテリア雑貨、レストランカフェなど、バラエティに富んだ98の店舗がある。1階・4階は東急線改札口と直結、2階はJR南武線連絡通路と直結しているので、会社帰りに気軽に寄れるのがありがたい。保育施設もあるのでお子さんがいる家にも嬉しいかぎり。

 

西側はスーパーなど庶民的なお店が多く、法政通り商店街には学生向けの安くて大盛りの定食屋やラーメン屋などがある。個人商店や衣料品店など昔ながらの雰囲気を味わえるのはお隣の新丸子駅近辺。武蔵小杉と新丸子は500mほどの距離で徒歩圏内。飲食店も多いので、お昼を食べに向かう会社員も多い。用途によって上手く使い分けるのがおすすめ。

 

※2013年07月26日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

(上)武蔵小杉「小杉一番商店街」の様子。イトーヨーカドーと小さな商店が共存しています。(下)こちらは新丸子の商店街の様子。
庶民的な雰囲気でお店が多いのは、新丸子のほうです

(上)武蔵小杉「小杉一番商店街」の様子。イトーヨーカドーと小さな商店が共存しています。(下)こちらは新丸子の商店街の様子。 庶民的な雰囲気でお店が多いのは、新丸子のほうです

 

昼過ぎには学生でいっぱいになる「武蔵小杉法政通り」。がっつり食べられるラーメン屋さんを見かけました。取材チームも、法政通りの学生さんに釣られてランチにラーメンをいただきました★

昼過ぎには学生でいっぱいになる「武蔵小杉法政通り」。がっつり食べられるラーメン屋さんを見かけました。取材チームも、法政通りの学生さんに釣られてランチにラーメンをいただきました★

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更新日: / 公開日:2013.07.16