JR東海道線を境に南北どちらに住むかが大きなポイント

茅ヶ崎で物件を探すなら、まずJR茅ヶ崎駅の南口（海側）か北口（山側）かが重要なポイント。やはり海に近い南口は人気。元々別荘地として開発されたエリアで、大通りから道を一本入ると、ひなびた田舎町を歩いているような静かな空間が広がる。

 

南口の住宅街でよく見かけた剪定風景。庭付き一軒家の多い街並みならでは。
取材日、庭師さんが剪定に入っている一軒家をいくつも見かけた。平屋も目立つ。上品な老夫婦が住んでいそうな日本家屋、ウッドデッキ付きの洒落た洋風の家が並ぶなか、単身者用アパートもちらほら。サーファーが住んでいるのか、ウエットスーツが干されているのが茅ヶ崎らしい。

 

高い建物がないので、空が広い。空を見上げると、周囲の家々の屋根の間から、高く空に向かって伸びる松の木が目に入る。建物にさえぎられることなく、海からの風が吹き抜けていくさまを想像すると、きっと家の中にも心地よい風が通るのだろうなぁと、うらやましくなる。

 

有名な「茅ヶ崎サザンＣ」縁結びの輪として親しまれています。

 

南口の住宅街の風景

 

海と平行して走る国道134号線。まっすぐ伸びた道と抜けるように青い空が気持ちいいです。

茅ヶ崎駅北口周辺

一方、北口は元々工場が多く、その跡地にマンションや大型商業施設ができている。市役所、警察署、郵便局、病院と、駅前に各施設が揃っているので生活には便利。ただ、「茅ヶ崎」という地名から想像される「海に近い暮らし」は、北口からはあまり感じられない。

 

茅ヶ崎駅北口の駅周辺には、高層マンションも見かける。
北口から少し歩くと、工場の多いエリアが広がっている。工場から新築マンションへの建て替えも増えていて、新しい高層マンションをよく見かけた。

 

南口の駅前通りから出ている「茅ヶ崎ツインウェイヴ」は、北口への通路。茅ヶ崎で暮らし始めたら便利な道になりそう。

 

茅ヶ崎駅北口の駅周辺には、高層マンションも見かける。

茅ヶ崎駅の物件を探す 街の情報を見る

茅ヶ崎エリアで最大級！市民が憩う中央公園

市民文化会館の前にある公園は、茅ヶ崎駅周辺で最も大きい公園「中央公園」。商業施設の建ち並ぶエリアに、忽然と緑の空間が広がっている。遊具などはないけれど、芝生と木というシンプルな広場がピクニック気分をそそる。子どもとキャッチボールをするにはぴったりで、春はお花見スポットになっているそう。

 

駅周辺にはあまり緑地は多くないけれど、新湘南バイパスを越えて北側は、相模台地が広がる田園地帯。ゴルフ場、ロッククライミングができる「市民の森」や、36.8haもの広大な敷地の「茅ヶ崎里山公園」などがあって、豊かな自然を体験できる。休日に足を延ばしたいスポット。

 

中央公園

クラフトビールを片手に時間を忘れてくつろげる空間

高い天井、貴重な古本やアンティーク雑貨が飾られた書棚が印象的な「MOKICHI FOODS GARDEN」。蔵元・熊澤酒造が経営するレストランで、建物は戦前から続いた木造の精麦工場を再利用している。天井の高い店内は木のぬくもりを感じる開放感ある空間。

 

人気の理由は、料理がおいしいこともさることながら、ずばり「居心地のよさ」が大きい。平日の昼間、女性を中心に、20～40代の地元の方が店内でのんびりと寛いでいる。取材日も女性グループが開店前に並ぶほど。帰りに併設のベーカリーでパンをおみやげにする人も多く、午前で売り切れてしまう商品もあるとか。

 

戦前から続いた木造の精麦工場を利用した。

 

レストランに併設したパン屋さん。人気の商品はすぐに売り切れてしまうそう。

茅ヶ崎駅の物件を探す 街の情報を見る

古いものから新しいものを生み出すというのが、この店のコンセプト

「古いものから新しいものを生み出すというのが、この店のコンセプト。書棚の本は、オーナーが個人的に集めたものや茅ヶ崎の古本屋さんから借りているもので、椅子もアンティークのチャーチチェア（教会椅子）なんです。」と店長の石井さん。この「古さ」が居心地のよさを生み出す種なのかも。時間の流れをゆるやかに変えてくれる効果もありそう。
店内に何気なく置かれているチェアもアンティーク。オーナーのインテリアセンスの良さが伝わってくる。

 

お店で使われているアンティークの教会椅子。背もたれに聖書を入れるスペースがありました。

オススメのビール

クラフトビールは、最近10種類に増やした。定番の「ピルスナー」もいいけれど、ワールドビアカップ2012で銅賞を受賞した「チョコレートポーター」は、コーヒーのような苦味と芳醇さで、飲むほどに癖になりそう。「IPAネルソンソービン」はまるで白ワインのような爽やかな香り。苦味が得意ではない人でも、軽い口当たりなので飲みやすい。

 

ピルスナー（白い泡の方）は定番として人気。さっぱりした飲み心地はビールの苦さがニガテな人も大丈夫そう。黒いチョコレートポーターは苦味が強いビール。クセになりそうな苦味は男性を中心に人気だとか。

 

ビールとビールサーバー

茅ヶ崎駅の物件を探す 街の情報を見る

「茅ヶ崎産岡本豚肩ロースのグリル」

この日出していただいた料理は「茅ヶ崎産岡本豚肩ロースのグリル」（1580円）。ファミリーごとに豚舎を分ける飼育方法で育てられた豚は、ストレスがなく健康に育つそう。ひとくち食べてみると、その柔らかさにびっくり！あっという間にお皿もグラスも空いてしまったけれど、ずっと座っていたい。取材チームもすっかり店の魅力にはまってしまった。

 

茅ヶ崎産岡本豚肩ロースのグリル

MOKICHI FOODS GARDEN

住所： 神奈川県茅ヶ崎市元町13-1
営業時間： 11時30分～23時（ランチは～14時30分、カフェは14:30～17:30）
定休日： 第3火曜日

 

店内にはキッズルームもあるので、子育て中のママは利用価値大。書棚の本は、各自テーブル席で読むこともできる。

 

※2012年07月31日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

>>【茅ヶ崎】豊かな自然とゆるやかな時間を楽しめる茅ヶ崎は暮らしの”舞台”

 

MOKICHI FOODS GARDEN

茅ヶ崎駅の物件を探す 街の情報を見る