【ホームズ】【茅ヶ崎】生活のなかに海がある湘南エリアの暮らし

波の様子をみて出勤前に海へ―。生活のなかに海がある暮らし
自然と共に生活する
横浜まで30分、都心へは1時間。街では自転車の多い茅ヶ崎。
駅ビルラスカを中心に大型店舗は駅北側に集中
サザンと加山雄三を発見！ユニークな通り名がついた南口の街並み
湘南ライフに欠かせないステキな雑貨店を鉄砲道で発見！
SAPONERIA

波の様子をみて出勤前に海へ―。生活のなかに海がある暮らし

海側の東海岸北・南や中海岸あたりは、サーフィン目当てに引越してくるサーファーが多い。海に近いから波の様子がすぐわかるのが人気の理由。朝起きて「あ、今日はいい波だぞ」と思い立って、10分後には波乗り。そんな生活ができるのが茅ヶ崎という街の魅力。

街を歩いていると、ビーチクルーザーに乗ったサーファーを見かける。これは茅ヶ崎に引越してきた人が最初に驚く景色だそう。サーフボード置き場を完備した賃貸物件もある。「ちょっと近所のコンビニへ」という感覚で海へ行ける暮らし。海へ行くこと自体がイベント化している多くの人にとって、非日常が日常となるのだから、引越したら生活スタイルも大きく変わりそうな気がする。

サーフボードを担いで海へ向かうサーファーの姿。茅ヶ崎では当たり前の光景です。

夏の始まりにロケをしましたが、サーファーの皆さんはすでに真っ黒に日焼けしていました。

自然と共に生活する

朝の浜は、サーフィン、釣りなど趣味人が集う場所。リタイアした年配の方も多く見かける。朝6～7時は地引網漁の水揚げがあり、新鮮な魚を求めて、直接漁師さんから魚を買う人もいるとか。子どもや愛犬と散歩したり、早朝ジョギングで汗を流したり。自然と共に生活するという、本来当たり前のことが失われつつある今、ここでの暮らしはきっと贅沢なのだろう。

この街では犬をよく見かける。海と浜辺という大きなお散歩場所があるので、どの犬も嬉しそう！
地元のおじいちゃんも元気！朝から釣りをしに海へ向かっていた。

海と並行してまっすぐに伸びた道。地元の方は、海風を感じながらジョギングや犬の散歩をしています。

からのんびりと海釣りを楽しむ地元のおじいちゃん。鯵やキス、たまにはヒラメも釣れるそうです！魚が釣れすぎて、食べるのが大変な時もあるとか。

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横浜まで30分、都心へは1時間。街では自転車の多い茅ヶ崎。

通勤時間はJR茅ヶ崎駅から横浜まで約30分、新橋まで約1時間。都心から遠いにもかかわらず、海を求めてわざわざ茅ヶ崎に引越してくる人も多いと聞いた。茅ヶ崎は、湘南エリアのなかでも、ハイソ過ぎず気さくで庶民的な街という印象。きっと、海に近い暮らしを求める人にとって、気軽に引越して来やすいのだと思う。

茅ヶ崎暮らしで欠かせないのは自転車で、「日本の北京だ」と表現する人もいるくらい、自転車人口が多い。道が平坦なこと、狭い道路が多いのがその理由。駅前の不動産情報では「自転車●分」との表示もあるほど。住民は、整備された自転車専用道路を通行していて、他の街と比べて自発的にルールが守られていそう。

朝の茅ヶ崎駅。都心へ出勤する人たちで8～9時はかなり混み合います。

自転車置き場のある白い建物と道路

駅ビルラスカを中心に大型店舗は駅北側に集中

JR茅ヶ崎駅北口にはショッピングビル「ラスカ」を併設。ファッション雑貨、お惣菜売場、ドラッグストアや書店もある。これは会社帰りに便利に使えそう。駅を出ると、イトーヨーカドー、ヤマダ電機、島忠のほか、なんと大型イオンが2つもある。郊外型店舗が駅前にこんなにも揃っているって、なかなかないのでは？

茅ヶ崎駅北口の様子。駅周辺に商業施設が集中しています。

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サザンと加山雄三を発見！ユニークな通り名がついた南口の街並み

北口とは異なり、個人経営の店が目立つのが南口。駅前は居酒屋やスナックなど、こじんまりとした飲み屋街があって、そこを抜けると住宅街が広がる。駅からまっすぐ南へ延びるのが、加山雄三の名をとった「雄三通り」で、駅の西側から斜めに海へ向かう道が「サザン通り」。北側商業施設へ行くなら「一中通り」。立体交差と地下自転車道で北側とつながっている。

茅ヶ崎駅から海まで続く「サザン通り」は、サザンオールスターズの桑田佳祐さんの出身地であることから名付けられた。通りにはサザンオールスターズの名曲たちがレコード盤型の看板になって、ずらりと並んでいる。
「サザン通り」は、湘南ライフを地で行くステキ店主さんたちが営むオシャレなカフェや雑貨屋さんが点在している。駅から離れれば離れるほど、「趣味で店を出しています」的なお店がひっそりとあって、ついつい窓から店内をのぞいてみたくなる。引越してきたら、ひとつひとつ開拓していく楽しみもありそう。

「雄三通り」は、車や自転車が行き交う道。といっても、車が通り過ぎると、あたりはとたんに静かになる。これは道を一本入ると迷路のような住宅街になっているから。「シャーシャー」という車の騒音も聞こえないはずだと、改めて納得。シーンとした静寂が、辺りを包んでいる。

南口は、可愛くて店主こだわりの品々が並ぶ雑貨店が多い。引越したら、ひとつひとつ開拓していくのが楽しそう！

「サザン通り」と比べて静かな「雄三通り」。低層住宅が続く閑静な住宅街が広がります。

湘南ライフに欠かせないステキな雑貨店を鉄砲道で発見！

駅の南側を東西に貫く「鉄砲道」もサザン通り同様、気になるお店が点在。「SAPONERIA」は、取材中、開いていた扉のすき間から見えた店内が気になって、ふらりと入ったのだけれど、これが正解！イタリアのせっけんを中心に、「手作り」を感じられる水まわり雑貨を揃えたセレクトショップで、かわいいものがいっぱい。個人店が多い街は、暮らしのなかでこういう発見があるから楽しい！

女の子は誰でも夢中になる！可愛いだけでなく、店主の確かな審美眼で選ばれたモノたちがいっぱいの店内。水回り商品以外の雑貨もかなり充実している。どれもこれも、とっても可愛い！

また、お店に併設されているギャラリーでは、作家の作品が展示販売されている。

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