一人暮らしの部屋はレイアウトによって印象や使い勝手が変わるため、少しの工夫で生活が快適になることがあります。

この記事では、13畳ワンルームのおすすめレイアウトやワンルームのメリット、注意点を解説します。

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「13畳」の居室と聞いて、具体的な広さをイメージできる人は少ないかもしれません。

 

不動産の表記ルールでは、1畳は1.62平米以上とされているため、13畳を平米数に換算すると「13畳×1.62平米=21.06平米(約4.59m×4.59m)」となります。

 

ここに水回りや玄関などを含めると、全体の専有面積は30~38平米程度が目安です。

 

イメージしやすいように、13畳ワンルーム・専有面積30~38平米の間取り例をいくつか見ていきましょう。

 

13畳ワンルームの間取り図1(専有面積30平米)

 

 

13畳ワンルームの間取り図2(専有面積35平米)

 

 

13畳ワンルームの間取り図3(専有面積37平米)

 

 

このように、13畳ワンルームといっても、部屋の形状によってさまざまな間取りパターンが存在します。

 

ここからは、13畳ワンルームでおすすめのレイアウトについて詳しく解説していきます。

 

くつろぐスペースと寝るスペースをしっかり分けたい人は、本棚やリビングチェアなどで仕切りをつくるレイアウトがおすすめです。具体的には、ベッドと平行になるように家具を配置し、生活空間を分けます。

 

このレイアウトの利点は、生活空間がしっかりと分かれることで、メリハリのついた暮らしがしやすくなることです。

 

仕切りに使う家具は低めのものを選ぶと圧迫感がなく、窓からの採光も確保できます。少しでも多く収納スペースが欲しい場合は、仕切りにハンガーラックやオープンラックなどを使うといいでしょう。

 

13畳の広さがあれば、居室の中心を空け、そのスペースを広々と利用するレイアウトもおすすめです。

 

たとえば、ベッドを部屋の奥に配置し、中央部分の壁にソファを置き、ソファ前の空間を広く設けるというレイアウトが挙げられます。

 

居室の中心に大きめのラグを敷けば、座ったり寝転んだりできるほか、ストレッチや洗濯物を畳むスペースなどとしても使えます。

 

このレイアウトにすると、生活動線もスムーズです。ベランダに出たりベッドに向かったりする際にもストレスなく動けるでしょう。

 

部屋のスペースを最大限に利用したい場合は、家具を片側に寄せるレイアウトもおすすめです。具体的には、部屋の奥にベッドやソファ、テーブルなどの家具をまとめる方法です。

 

このレイアウトにすると、部屋の一部にまとまった空間ができて開放感が生まれます。さらに、奥のベッドまでの動線がうまくつながり、部屋の中をスムーズに移動することが可能です。

 

棚がある場合は、ドアがある方の壁に配置すれば収納スペースを確保したまま、広い空間を保てます。

 

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ワンルームはキッチンと居室の間に仕切りがなく、部屋全体を見渡せるのが特徴です。そのため、少しレイアウトを工夫するだけで部屋の印象が変わり、おしゃれに仕上げることができます。

 

ここでは、ワンルームのレイアウトをおしゃれにするコツを3点紹介します。

 

ワンルームをおしゃれにしたいときは、大型家具の選定から始めましょう。大型家具とはベッドやテーブル、ソファやデスクなどを指します。

 

自分の生活に必要な家具を考え、その家具のサイズを決めていくと、おのずと部屋のレイアウトが整理されていきます。

 

大型家具の種類・サイズを選ぶときのコツは、その家具を入れたときに生活空間を保てるかを考えることです。どこか1ヶ所でも空いている空間をつくるようにすると、開放感が生まれ気持ちよく生活できます。

 

逆に、空間に余白がないほど家具を配置すると生活空間が圧迫され、ストレスがかかる部屋になってしまいます。

 

ワンルームの部屋をおしゃれに見せるためには、インテリアの色を多くし過ぎず、統一感を意識することが重要です。

 

統一感を出すコツは、多くても3色までに抑えることです。多色使いでもおしゃれにまとめることは可能ですが、難易度が高く、うまく配置しないとごちゃごちゃとした印象の部屋になってしまいます。色使いに自信がない場合、まずは少ない色でインテリアをまとめるといいでしょう。

 

さらに、インテリアの素材やトーンを統一することも大切です。たとえば、家具をウッド調でそろえて木の温かみを演出したり、アンティーク家具に絞ってヴィンテージ調の部屋にしたり、インテリアにテーマがあると、よりおしゃれですっきりとした部屋に仕上がります。

 

生活動線がきちんと考えられた部屋は、暮らしやすいだけでなく、スタイリッシュで洗練された印象を与えます。ワンルームの部屋で生活動線を確保するときは、窓を起点に考えるとスムーズです。

 

角部屋かそうでないかによって窓の位置は変わり、方向や外部からの視線によって窓の使い方は変わります。その部屋の窓の特徴に合わせて家具をレイアウトし、通り道となるスペースを確保しましょう。

 

ワンルームには、ほかの間取りにはない魅力があります。ここではワンルームのメリットを紹介します。

 

ワンルームを選ぶ大きなメリットは、家賃が安い物件が多いことです。LIFULL HOME’Sの家賃相場情報における、エリアや駅ごとの間取り別の家賃比較がこちらです。

杉並区:30~35平米、築年数5~10年

  • ワンルーム:9.29万円

  • 1K:10.06万円

  • 1DK:11.51万円

豊島区:30~35平米、築年数5~10年

  • ワンルーム:10.81万円

  • 1K:11.17万円

  • 1DK:12.84万円

吉祥寺駅:駅徒歩10~15分、30~35平米、築年数5~10年

  • ワンルーム:9.99万円
  • 1K:10.38万円
  • 1DK:11.67万円

早稲田駅:駅徒歩10~15分、30~35平米、築年数5~10年

  • ワンルーム:10.30万円

  • 1K:11.24万円

  • 1DK:12.19万円

物件やエリアにもよりますが、ワンルームの家賃は比較的リーズナブルなケースが多いです。

 

生活するうえで食費や交際費などは節約できますが、固定費である家賃は変えることができません。そのため、少しでも生活費に予算を回したい場合は、家賃が安いワンルームを狙ってみるのもひとつの手です。

 

ワンルームのメリットとして、掃除がしやすい間取りだということも挙げられます。ワンルームであれば、部屋の汚れに気づきやすく、すぐ掃除に取り掛かることが可能です。さらに、1部屋だけの掃除で済むため、時間も短縮できます。

 

ワンルームは、仕事や学業で毎日が忙しく、掃除にあまり時間をかけられない人におすすめといえます。

 

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ワンルームにはメリットがある半面、注意しなければならないポイントもあります。注意点を具体的に解説します。

 

ワンルームは居住スペースにキッチンが含まれ、間取りによっては玄関部分のスペースも含まれています。そのため13畳と記載されていても、すべてを居住スペースに使うことはできません。

 

また、ワンルームはコンパクトで掃除がしやすいというメリットがあるものの、荷物が多い人には不向きな間取りだといえます。

 

ワンルームは、先述したとおり部屋の中にキッチンがある間取りのため、キッチンがどの場所にあるかで部屋のレイアウトは変わってきます。

 

キッチンの周辺には冷蔵庫や電子レンジなどの家電を置くことになるため、それらを配置しやすい間取りかどうか、あらかじめキッチンの位置を確認しておきましょう。

 

今回は、13畳ワンルームのレイアウトについて解説しました。13畳のワンルームは比較的自由度が高い間取りのため、レイアウトの工夫次第でおしゃれで使いやすい部屋に演出することが可能です。

 

また、ワンルームは家賃を低く抑えたい人やコンパクトに生活したい人に向いています。どれくらいの広さの部屋に住みたいか迷っている人は、この記事を参考に部屋探しをしてみてはいかがでしょう。

 

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